全員集合してお誕生日のお祝いデー
親から子へ
子供たちが中心になって企画してくれたことがうれしかったな。
ありがとうね~。
日々の生活を大事にしている子供たち
ありがとうね~
茨城新聞 20191212
中学生になって、小学校まで仲の良かった友人から無視されたり悪口を言われたりするようになった。原因は分からなかった
本年度の全国中学生人権作文コンテスト茨城県大会で最優秀賞に輝いた阿見町立竹来中3年、川又萌永(もえな)さんは自らが受けたいじめ体験を作品にした。タイトルは「ゼロへの一歩」
川又さんはいじめを母親に打ち明け、二つの約束をする。「このような人間関係の悩みや問題が起きた時は母や家族と一緒に問題を解決していこうということ」「自分の胸の痛みを知っているなら、絶対に人の悪口は言わないこと」
約束によって気持ちが変化する。「絶対に味方でいてくれる人がいる。だから大丈夫と思えるようになった」
さらに自分と同じように苦しんでいる人がいたら手を差し伸べたいと決意する。「まずはその人の気持ちを受け止め、できる限りの事をしたい。そしてできればその人と約束を交わしたい。母とした二つの約束を。それが、いじめゼロへの小さな小さな一歩と信じて」
那珂市で7日に開かれた人権週間記念フェスタで、自らの作文を朗読した。力強い訴えに会場は大きな拍手に包まれた。子どもの話に耳を傾け、気持ちを分かち合ったお母さんにも拍手だ。
「凜として」交通安全啓発 国体・剣道女子団体初Vの守谷高 部員モデルにカレンダー 取手署など依頼
毎日新聞 20191210
茨城国体の剣道少年女子団体で初優勝した県立守谷高の剣道部。このほど、部員5人をモデルにした来年の交通安全カレンダーが完成した。正眼の構えで堂々と竹刀を持つ写真だ。標語は国体優勝にちなんで「凜(りん)として 日本一の交通マナーで 心を打つ」。厳かに交通安全を訴えている。
モデルの5人は国体の優勝メンバーで、大将を務めた柿元冴月さん、大西希望さん、内藤栞さん、小川真英さん、今村実聡さん。主将の柿元さんが3年生で、あとは2年生。真っすぐ前を見据えた、りりしい表情が印象的だ。
取手地区交通安全協会(小川一成会長)と取手警察署が、剣道部に協力を依頼して実現した。標語は、岡田宗久署長(56)と剣道部監督の塚本浩一教諭(57)が一緒に考えた。
岡田署長は剣道七段の腕前で、守谷高の国体での「日本一」を称賛。「気持ちを引き締め、日本一の交通マナーをみんなに示してほしい」との思いから、「凜として」という語句を提案した。
塚本監督は日ごろ、「心を打つ」という言葉を使って部員を指導している。「対戦相手の考えを読み、相手から参ったと言われるような試合をしなさい」という意味だという。こうして2人の思いを込めた標語が仕上がった。
岡田署長と塚本監督は高校は異なるが、ともに剣道の国体選手だった。当時、岡田署長は2学年上の塚本監督の戦いぶりを見て、尊敬していたという。
守谷高剣道部は春、秋の交通安全運動で街頭に立つなど、ボランティア活動にも励んでいる。こうした功績も含め、取手署と同協会は今月、国体優勝メンバーを署に招いて感謝状を贈った。
カレンダーはA2判で2000部作製。主将の柿元さんは「このカレンダーが剣道の普及と交通安全につながるよう、いろんな人に見てもらいたい」と話している。問い合わせは同協会(0297・72・1131)。
全国中学選抜レスリング3位の取手二中3年・高野航成さんが市長表敬 「夢は五輪で金メダル」
産経新聞 20191210
11月の「全国中学選抜レスリング選手権大会」の男子48キロ級で3位に入賞した取手市立取手第二中3年の高野航成(こうせい)さん(15)が9日、同市の藤井信吾市長を訪問し、入賞の喜びや今後の抱負を語った。
高野さんは「初日は減量がうまくいかず苦しかったがなんとか勝利した。2日目の準決勝では負けてしまったが、3位決定戦で勝ってうれしかった」と大会を振り返った。藤井市長は「これから高校に入ってオリンピックに向けて大きく成長し栄冠を勝ち取ってほしい」とエールを送った。
県内の強豪高校から声をかけられたが、県外の高校でレスリングを続けるという高野さんは「日本一になってオリンピックで金メダルを取りたい」と将来の夢を描いた。
「焼き場に立つ少年」次世代へ モチーフのモノオペラ、中学校の教材に
東京新聞 2019年12月8日
原爆投下後の長崎市で撮影され、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が来日した際、あらためて注目された写真「焼き場に立つ少年」。この写真をモチーフに作詞作曲されたモノオペラ(出演者が1人のオペラ)を、次代に伝えていこうと、我孫子市、茨城県取手市の有志が立ち上がった。上演内容をブルーレイディスク(BD)に収録し、中学校の教材に採用してもらうことが目標だ。
活動を始めたのは、取手市在住のソプラノ歌手岡本静子さん(71)、我孫子市在住の白沢幸雄さん(77)ら両市の市民約二十人。白沢さんを会長に「モノオペラ『焼き場に立つ少年』を次世代に伝える会」を、先月発足させた。
作品は二〇一三年、八十四歳で死去した作曲家の青英権(ひでのり)さんが、一〇年に完成させた。写真に感動した青さんが当時、住んでいた神奈川県小田原市から長崎市に何度も足を運び、少年の心情に思いをはせて、現地の言葉を詞に盛り込んだ。
岡本さんは、青さんの意を酌み、作品を取手市や近隣市の中学校で演じてきた。「以前、私は高校の教員で、やはり原爆を題材にした青さんの代表作『組曲ひろしま』を勤務先で歌ってきた。退職後に、中学生を対象にした取手市などの『心の授業』の講師を務めることになり、新作を紹介している」
上演を重ねるに連れ、岡本さんは「もっと多くの子どもたちに広めたい」との考えを強めていった。「戦争の悲惨さを訴えるにとどまらず、人間同士が助け合う心を育むような音楽作品のように感じている」からだ。
知人の白沢さんに相談したところ、公の活動として、教材化などを働き掛けようと提案された。白沢さんは我孫子で各種ボランティアに取り組んでいる縁を生かし、市などが主催し、JR我孫子駅前のけやきプラザで今月一日に開いた「平和の集い」で、モノオペラ「焼き場に立つ少年」の上演にこぎ着けた。
平和の集いは、八月に長崎に派遣された市立中学校の生徒たちの報告を柱とした恒例行事。舞台に立った岡本さんは、取手市音楽協会会員の西元真澄さんのピアノ演奏に合わせ「戦争は終わったばってん 僕の弟は燃えてしもうてもうおらん」「もうちょっと早う戦争の終わっとれば弟は死なんでもよかったとに」と情感たっぷりに歌い上げた。
白沢さんは「会費やカンパで活動費を賄い、インターネットを介して資金を集めるクラウドファンディングでBD化を進める。まずは我孫子と取手の中学校に無償配布し、各地へと広げていく」と打ち明ける。
青さんの四男の芸雅(のりまさ)さん(32)は「父が終戦直後の長崎の空気感を表現しようと熱意を込めて仕上げた作品。現代の子どもたちにも共感してもらえると思う。より多くの人に知ってもらえれば」と話す。