Archive for the ‘記事’ Category

いばらき春秋

日曜日, 12月 8th, 2019

茨城新聞 20191207

母が通うデイサービスが今月いっぱいで閉所することになった。経営者も高齢になり、継続が困難になったという。サービスを提供する側にも高齢化の波が押し寄せている

膨張を続ける社会保障費の伸びを抑えるため、政府などの医療制度改革の議論が本格化している。75歳以上の後期高齢者が支払う自己負担を、現在の1割から2割に引き上げることや、年齢に関係なく外来受診した際の窓口負担に一定額を上乗せするワンコイン負担制度の導入が焦点だ

政府は、団塊世代が75歳以上になり始める2022年に2割負担を導入したい考え。引き上げた場合に高齢者の生活にどのような影響が出るかを試算する

ワンコイン負担では、国民全体の外来受診の回数は年間約21億回に上り、仮に一律100円を徴収すると年2100億円、500円なら年1兆円規模の窓口負担が発生、公的医療保険の財政にとってはプラスとなるという

多くの高齢者が、決して多いとは言えない年金を生活の頼りとしている。消費税増税と併せ、負担増は重いはず。試算は、生活水準に応じ複数のモデルを示すべきだ
負担が増すなら事業者にも、メリットがなければならない。経営が順調なら閉所する施設も減るはずだ

取手で「歳末助け合い托鉢」

土曜日, 12月 7th, 2019

取手で「歳末助け合い托鉢」
産経新聞 20191207

取手市の師走の恒例行事「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」が6日、市中心部で行われた。市仏教会(金田冬彦会長)が毎年行っており、今年で43回目となる。集まった32万7754円は市社会福祉協議会へ寄付された。・・・・・

わかりにくい高齢者施設選び

金曜日, 12月 6th, 2019

毎日新聞 20191206

介護のき・ほ・ん
施設とお金 各種サービスの有無、把握を

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これは分かりやすい。

ミャンマーに物品寄贈

木曜日, 12月 5th, 2019

新聞販売店経営 常総の七井さん ミャンマーに物品寄贈 戦没者慰霊学校・NGO支援
有志「巡拝団」現地で交流

茨城新聞 20191205

七井仁一さんから寄贈されたテレビが設置された教室。子どもたちに文房具も配られた=ミャンマー・マンダレーのポパ山学校七井仁一さんから寄贈されたテレビが設置された教室。子どもたちに文房具も配られた=ミャンマー・マンダレーのポパ山学校
太平洋戦争時に多くの日本人兵士が戦死したミャンマー(旧ビルマ)の発展を願い、常総市で新聞販売店を営む七井仁一さん(69)が、現地の学校や非政府組織(NGO)にテレビやバイク、ユニホームを寄贈した。有志たちで続ける戦没者慰霊と同国支援活動の一環。寄贈に合わせて有志が「巡拝団」を結成し、11月19〜23日に現地を訪問。ミャンマーの人たちと交流を深めた。

巡拝団は、常総市若宮戸で石油販売会社を経営する稲葉修一さん(69)が結成した。県内外の7人が参加。七井さんは都合が付かず不参加となったが、代わりに手紙と自身の写真を知人の稲葉さんに託し、寄贈先である学校に持って行ってもらった。

一行は20日、世界三大仏教遺跡の一つとされるバガンを訪問。同地で消防活動を行っているNGOに、七井さんから託された隊員用のユニホーム30枚を寄贈した。

稲葉さんら有志はこのNGOに、2014年と16年に消防車を寄贈している。七井さんは16年の時、ミャンマーまでの輸送費を負担したとして、17年にバガン市長から感謝状が贈られた。上下水道が整っていないバガンで消防車は、給水用にも使われる。

今回届けた長袖シャツのユニホームの背中には「BAGAN Fire Station」の名が誇らしく刻まれている。NGO代表のキンマオヌーさん(60)は「日本からの支援をいつも感謝している。ユニホームはすぐにメンバーに配りたい」と笑顔で話した。

21日はバガンから約50キロ離れたマンダレーの観光地、ポパ山の麓にあるポパ山学校を訪問した。同校では13歳の中学生と小学生の合わせて130人が在籍。七井さんから贈られた液晶テレビ5台は10月、バイク2台は訪問の数日前に届いたばかりだった。

テレビは教室に配置され、DVD教材を使った授業が行われていた。教室にテレビが付くのは初めてで、女性教師は「DVDが使えるので、授業のスピードが早くなった」と説明し、生徒の一人は「映像での授業はとても分かりやすい」と感想を語った。

一行は日本から持参した文房具や、常総市立石下小学校(落合千鶴子校長)の募金で購入したノート720冊も児童一人一人に手渡した。受け取った子どもたちは早速、ノートに自分の名前を書き込み、喜んでいた。

教室では七井さんの手紙を稲葉さんが代読。写真も手渡された。ウーミウ校長(53)は「テレビが来て子どもたちも喜んでいる。大変ありがたい。バイクは教職員が町に出るときに使いたい」と感謝の言葉を述べた。

ミャンマー巡拝は今年で45回目。稲葉さんの父、茂さん(故人)が始めた活動だ。

茂さんは太平洋戦争でビルマの戦地から奇跡的に生還した一人。戦後は同国の発展を願い、私財を投じて学校を造るなどした。今回訪問した学校の建て替えにも協力している。

稲葉さんは「父の遺志を継ぎ、今後もさまざまな支援を行っていきたい」と意欲を示し、帰国の報告を受けた七井さんは「ミャンマーの子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かぶ。微力ながら貢献できてうれしい。より良い学校生活を送ってもらえれば」と話した。

戸田井橋開通時期がわかった

月曜日, 12月 2nd, 2019

90年前の風呂敷と扇子発見 「カッパの絵」作者
2019年12月1日

「カッパの絵」で知られる小川芋銭(うせん)が原画を描き、1930年の大利根橋(茨城県取手市~千葉県我孫子市)開通記念で配られた風呂敷が、取手市内で発見された。戸田井橋(取手市~利根町)の開通を記念した芋銭の原画をしのばせる扇子も同時に見つかり、不明だった開通式典の時期が35年6月とわかった。

「共に生きる社会」高校生作文コン

日曜日, 12月 1st, 2019

「共に生きる社会」高校生作文コン 江戸川学園取手高1年・中西さん優秀賞
毎日新聞2019年12月1日

「違い認め合い 暮らしやすく」
東京都港区の国際医療福祉大学東京赤坂キャンパスで30日、「第10回『共に生きる社会』めざして 高校生作文コンテスト」(同大・毎日新聞社主催、文部科学省など後援)の表彰式があった。優秀賞に選ばれた取手市の江戸川学園取手高1年、中西優奈さん(16)は受賞作「天然の白メッシュ」を朗読した。

中西さんは病気の影響で、右耳の近くの肌と髪が白い。ずっと美容院で髪を染めていたが、親友の「かっこいいね」の一言で気持ちが変わり始める。やがて白い髪を「チャームポイント」と思うようになるまでの心の動きをつぶさにたどり、審査員の共感を呼んだ。

中西さんは「違いを認め合えれば暮らしやすくなることを自分の経験で知りました。作文で、そうした気持ちを伝えられたらうれしい」と話した。

コンクールは「多様性を認め合う社会をめざして」など三つのテーマで1200~1600字の作文を募集。中西さんは最優秀賞に次ぐ賞に選ばれた。

「エコノミクス甲子園」県大会で優勝 江戸取

木曜日, 11月 28th, 2019

高2男子ペア「エコノミクス甲子園」県大会で優勝 江戸取

読売新聞20191127

江戸川学園取手中・高等学校(茨城県取手市)の高校2年の男子2人のチームが、11月10日に開催された第14回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」の茨城大会で優勝しました。エコノミクス甲子園は、高校生が2人1組のチームで「お金」の知識を競う大会です。2人は来年2月に開かれる全国大会に出場します。

防災ラジオ貸し出し予定 取手市

水曜日, 11月 27th, 2019

聞こえにくい防災無線を家庭で受信 取手
産経新聞 20191127

 茨城県取手市は26日、市の防災無線を聴くことができる「防災ラジオ」1350台を希望者に貸し出すと発表した。屋外での防災無線のアナウンスについて「聞こえにくい」との声があったことを踏まえた。

 防災ラジオは、通常のラジオ受信機としても使用でき、防災無線を受信するとランプが点滅する。内容を聞き逃した場合は繰り返し聞くこともできる。

 来年4月に予定している防災無線の周波数変更に伴い、これまで必要だった大型アンテナを設置することなく小型アンテナで受信できるようになるため、ラジオ型の端末を用意し市民に貸与することを決めた。

 貸し出し期間は5年間、料金は1台2千円(文字表示機能付きの端末は3千円)で、12月2日から来年1月17日まで申し込みを受け付ける。多数の応募があった場合は、土砂災害や洪水の警戒区域に住んでいる高齢者らを優先する。2月中旬に貸与者を決定し、3月中旬に貸し出しを行う。

ヤギで癒やしのひととき 東京芸大取手キャンパス

月曜日, 11月 25th, 2019

ヤギで癒やしのひととき 東京芸大取手キャンパス

毎日新聞2019年11月25日

取手市小文間の東京芸術大取手キャンパスで24日、連れてきたヤギをスケッチしたり、タッチするイベントがあり、市民約100人が癒やしのひとときを過ごした。

ヤギを通して市民が美術に関わる場をつくろうと、市や同大などでつくる「取手アートプロジェクト実行委員会」が企画した。

スケッチは、茨城大農学部(阿見町)から雌の「キャサリン」(9歳)を連れてきて、同キャンパスの「芸大食堂」脇の草地で開催。親子連れら20組が、東京芸術大美術学部の小沢剛教授(現代美術)の指導で、クラフト紙に描いた。人体の輪郭の中に複数のヤギを入れ込むなど、独創的な作品が仕上がった。

実行委は、市民が日常的にキャンパスを訪れてヤギとふれ合えるよう、来秋にも実際に数頭を飼う計画。ヤギを連れてきた茨城大農学部の安江健教授(家畜行動学)は「ヤギは人に慣れるので癒やされる」と話している。

藝大食堂 ランチで若手芸術家応援

日曜日, 11月 24th, 2019

藝大食堂(取手市) ランチで若手芸術家応援

茨城新聞 食いこ 2019年11月24日

森の中にある自然豊かな東京藝術大学取手キャンパス。福利厚生棟内にある「藝大食堂」は学生や教職員の胃袋を支えるだけでなく、地域にも開かれる学食。「半農半芸」を核に、芸術と市民をつなぐ交流拠点としての顔も持つ。

特定非営利活動法人「取手アートプロジェクト(TAP)」が2017年から運営する。同大と取手市、市民が共同で組織するTAPは1999年から芸術家支援や市民向けの芸術体験の機会提供などの活動を行う。

藝大食堂のランチは利用者で価格設定が変わる。学生560円、教職員660円、一般780円。TAP事務局長の羽原康恵さんは「地域の人に利用してもらった収益は芸術文化の支援に活用している」。ランチを食べることが若い芸術家の応援につながる。

ランチは定食とカレーの2種類を用意。食堂のスタッフは「作れる物は手作りする」精神で、地元産の食材などを上手に利用し、家庭的な味を提供する。どちらも日替わりで、サラダやひじき煮などの副菜を添える。「ランチは唐揚げが人気。副菜は野菜を多めにバランスよく」とスタッフ。カレーはオリジナル配合のスパイスを使う本格派。自家焙煎(ばいせん)コーヒーや自家製シロップのドリンクなどがある。

行方市の農家から届く規格外のサツマ芋はサラダや大学芋、天ぷらなどに大活躍。近所からは自家栽培の野菜やレモン、取手市農業公社婦人部が造ったみそも生かす。羽原さんは「地元産の食材はご縁のある生産者さんたちに支えられている」と感謝する。

食堂は木や布でリメークしたテーブルや椅子、手作りの内装、陶器の食器など居心地の良い空間で、思い思いの時間を過ごすことができる。

秋から「ウィークエンド藝大食堂」が始動した。「農や自然に親しむ環境作り」を目指し、食堂周辺の土地を耕す構想の端緒として、24日にヤギのいる風景を考えるイベントを開く。藝大ならではの機材や資材がそろった工房を利用して、紙からたこを作り大空に揚げるプロジェクトも進行する。

羽原さんは「芸術は分かりにくい、難しいと思われがち。まずは食をきっかけに、足を運んでほしい」と話した。

■お出かけ情報
藝大食堂
▼取手市小文間5000東京藝大取手校内
▼営業時間は月曜~金曜の午前10時~午後6時(ランチは午前11時半~午後2時)
▼定休は土・日・祝日、大学の休校日
▼(電)050(5248)5571