東京新聞
文化財の台風被害220件 13都県 対策と保存、両立課題
断捨離でごきげんな毎日を 捨てることへの抵抗 やましたひでこ
毎日新聞 日曜クラブ 2019年10月27日
使わなくなった道具でも、着なくなった服でも、読まなくなった本でも、つまり、まったく必要がなくなったモノたちであっても、捨てることには抵抗がつきまとうもの。それはそうですね。だって、そのモノは使おうと思えばまだまだ使えるのですから。けれど、それらは、二度と使われることなく、そこに置かれたままの運命をたどることになるのです。なぜなら、それらのモノたちは、自分には必要がないモノとなってしまっているのだから。
でも、自分が必要としなくなったモノたちに対して、私たちはこんな期待を抱きます。もしかして「何か」に使えるかもしれない。もしかして「いつか」使うことがあるかもしれない。もしかして「どこか」で使うことがあるかもしれない。もしかして「誰か」が使うかもしれない。
そう、この「もしかして」のループにはまると、そのモノたちには、無限の「使える」可能性が見えてくる。そして、たどり着く結論はこれ。使えるモノを捨てるなんて、もったいない。使えるモノを捨てるなんて、とんでもない。
つまり、捨てる行為に対して、後ろめたさを覚えるのです。その後ろめたさを味わいたくないばかりに、モノたちはずっとそこに置かれたままになるのです。
芋銭と取手の関わり学ぶ 市民大学講座 長禅寺を見学
毎日新聞2019年10月26日
取手市の市民大学講座が23日、市内で開かれた。牛久沼のほとりに住み、かっぱの絵で知られる日本画家・小川芋銭(うせん)(1868~1938年)と取手との関わりを学ぶ5回連続講座の3回目。小川芋銭研究家の北畠健さん(71)が講義し、芋銭ゆかりの長禅寺(同市取手2)を案内。受講者は芋銭の額や石碑を見学し、取手の人々との交流に思いをはせていた。
北畠さんの説明では、長禅寺境内にある茶堂「清涼亭」(1931年再建)は芋銭が命名した。石碑「仏顔石奉安碑」(35年建立)の文字も芋銭の作品だ。茶堂にある額の文字も芋銭が書いたが、署名は別名の画号「莒飡子」を用いている。
北畠さんは「芋銭は長禅寺に頻繁に出入りし、檀家(だんか)総代の宮崎仁十郎らと交流していた。芋銭は中国の古典を学び、近代の画家の中でも字のうまさはトップだった」と解説していた。
比の子供たち、取手で演奏会 高校生がボランティアで運営 来月1日
毎日新聞2019年10月24日
フィリピン・セブ島の貧困地域で暮らす子供たちの演奏会が11月1日午後5時半から、取手市新町の取手ウェルネスプラザで開かれる。入場無料。現地での音楽教育に取り組むNPO法人「セブンスピリット」(東京)が主催する演奏ツアーの一つ。取手一高をはじめ、市内の高校生がボランティアで運営を担う。
来日するのは8~20歳の約50人とスタッフを合わせた約60人。来日して演奏するのは2017年4月以来2度目という。NPOの田中宏明理事長(38)は「スラム出身の子供たちにとって、日本での演奏は彼らの世界を広げる大きな機会となる」と話す。
運営を手伝う取手一高には「地球市民活動部」という部活がある。同校は部員に英語研修と海外ボランティアを体験させようと、14年からセブ島を訪れ、現地の子どもたちと交流してきた。今回の演奏会も部員が中心となって、現地から訪れる子どもたちをサポートする。
部長の3年の石井恵さん(17)は「音楽を通してお互いを知り、理解し合って交流したい」。3年の藤井りさ子さん(17)も「思い出をたくさん作ってもらい、また日本に来てほしい」と心待ちにしている。
生徒たちは約330席の会場を満席にしようとポスターを制作。小学生向けポスターの原画を担当した3年の小幡奈菜さん(18)は「2年前に鑑賞し、演奏する子供たちの笑顔が印象的だったので、色鉛筆でその表情を描いた」という。顧問の大滝修教諭(59)は「生徒には音楽の感動と、自発的に力を合わせて運営する体験を共有してほしい」と話す。
楽器など寄付受け付け実施
同校ではセブ島に贈る楽器などの寄付も受け付けている。問い合わせは同校の大滝教諭(0297・72・1348)。
守谷にチーズ専門店 ワンダーコーポ、県内初出店
茨城新聞 20191024
ソフト専門店「ワンダーグー」や「新星堂」などを展開するワンダーコーポレーション(つくば市、内藤雅義社長)は23日、チーズ料理専門店「Cheese Cheers Cafe(チーズチーズカフェ)」をワンダーグー守谷店(守谷市松ケ丘)にオープンした。飲食店運営のグロブリッジ(東京)が展開する人気のチーズ料理店で、県内初出店となる。
東京・渋谷や恵比寿、京都、神戸市に次ぐ5店舗目。半月状のチーズの塊を溶かし、滝のようにしてソーセージや温野菜などにかけるラクレットチーズが人気メニューで、守谷店では「とろ〜りチーズのファミリーグリルプレート」(1200円、税抜き)などを限定メニューとして設定した。
ワンダーコーポの高橋良紀営業本部GOO事業部店舗運営部長は「チーズを目の前で流しかけるなどイベント性の高い飲食店。ぜひ茨城にオープンさせたいと考えていた。今後も出店できれば」としている。
取手市副市長に吉田氏
毎日新聞2019年10月22日
取手市議会は21日、臨時会を開き、取手地方広域下水道組合事務局長の吉田雅弘氏(60)を副市長に選任することに同意した。24日付で就任する。吉田氏は同市秘書課長、会計管理者を務め2017年4月に同組合に派遣された。前副市長は今年5月末に退職し空席となっていた。