静岡新聞に掲載された記事~ 3月28日
思い出の桜名残惜しむ 北区・引佐 町田沢小
3月末で閉校する浜松市北区引佐町の田沢小で27日、「桜を見る会」が開かれた。
100年近く“田沢っ子”を見守り続け、2010年度末には切られてしまう桜の木の下で、
地元住民ら約150人が名残惜しそうに思い出を振り返った。
同校は4月から、同町の久留女木、渋川小と統合し、引佐北部小として新たなスタートを切る。
小中一貫校となる12年度に向けて新校舎建設が予定され、
ことしの冬ごろには校舎南側に立つ2本の桜が伐採されるという。
この2本の桜は、現在の校舎の前に立っていた木造校舎が
1911年に建設された時に植樹されたといわれている。
高さ6メートルほどの木に毎年、見事な花を咲かせ、春の訪れを告げてきた。
同校卒業生の森下美保さん(36)は「(桜の下の)ブランコで遊んだり、
舞い落ちる花びらを集めたりした小学校時代を思い出す」と感慨深げ。
夏目茂夫さん(70)は「小さいころから毎年楽しみにしていたので寂しい。
入学式では、最後に元気な子どもたちを迎えてほしい」と語った。
このさくらの木の下で70年以上前にこの小学校を卒業した人たち数名で
同窓会を開いたと言う
「クローンであるさくらをこれ以上世の中に存在さ植え続けてはいけない
生態系に問題あり」と発言する人もいるが、さくらで癒される人が想像以上であることも事実