岡山で全国高校生邦楽コンクール 箏の長谷さんが最優秀
山陽新聞 20170729
「おかやま全国高校生邦楽コンクール」(同コンクール実行委主催)が29日、岡山市北区幸町の西川アイプラザで開かれ、箏の茨城・聖徳大付属取手聖徳女子高3年長谷由香さん(17)が最優秀の岡山県知事賞に輝いた。
高校生が個人技を競う唯一の邦楽コンクールとあり、13都府県から箏や尺八、三弦の14人が出場。課題曲の「六段の調」と自由曲を奏で、箏曲家砂崎知子さん、日本伝統文化振興財団理事長藤本草さんら6人が審査した。
長谷さんは自由曲の沢井忠夫作曲「楽(がく)」で「難解な曲を正しいリズムで弾き、力量を感じさせた」と評価された。初出場での栄冠に「曲の流れを大切にした。自分の演奏を録音して、繰り返し練習した成果が出せた」と喜んだ。
同コンクールは、1989年から開催して昨年休止した「全国高校生邦楽コンクール」から名称を変えた。