取手市教委、いじめ問題受けカウンセラー独自配置
産経新聞 20170826
平成27年11月に取手市立中3年の中島菜保子さん=当時(15)=が「いじめられたくない」と日記に書き残して自殺した問題で、同市教育委員会は25日の定例記者会見で、市内に配置されているスクールカウンセラーを追加すると発表した。いじめ防止対策の一環として教員への研修や中学生向けの講演会も行うため、9月の市議会定例会に提出する今年度補正予算案に計299万円を盛り込む。
市によると、県教委が市立中に配置したカウンセラー4人とは別に、市が独自で1人を配置する。新たなカウンセラーは市の教育関連施設に週2日勤務し、児童、生徒の相談を受けたり、保護者らに助言したりする。
教員への研修は計13回実施し、講師は大学教授などを想定している。矢作進教育長は「再発防止に努めるとともに、子供たちに命の大切さを認識してもらいたい」と話した。