Archive for 7月 11th, 2019

忘れたいのに

木曜日, 7月 11th, 2019

忘れたいのに
毎日新聞2019年7月11日 東京朝刊

 

私は断捨離の達人。手紙も写真も一度見たら即ゴミ箱行き。靴やバッグ、アクセサリーの類いにも執着はない。婚約指輪と結婚指輪さえ、とっくの昔に買い取りサービスで換金してしまった。

クローゼットの洋服も数えるほどだ。「3年着なかった服は二度と袖を通さない」という風説が私の持論で、潔く処分すると気持ちがすっきり。「いつか着るかもしれない」の「いつか」は永遠にやってこないと確信している。

「思い出の品を捨てられない」という悩みをよく耳にするが、子供時代の思い出の品を見る機会など20代から今に至るまで特になかった。あえて見たくもない、というのが本音だ。30代の娘の子供時代の作品なども残しているのはほんの少しで、娘本人も見たがらない。私の経験からすると、これからも見る機会はなさそうだ。物をため込む生活を続けると、いざという時に周囲に多大な迷惑をかけるだろう。必要最小限の物だけを残し、すっきり生活していきたい。

ついでに過去の忘れたい記憶もこの際、きれいさっぱり処分したい。とはいえ、頭の中の断捨離はままならず、やっかいだ。今のところ、これが私の最大懸念事項。ものは試しと忘れたい項目を紙に書き、びりびりに破いて捨ててみたが効果なし。それどころか、書き出した記憶がさらに頭に焼き付いてしまった。老い支度を着々と進めて心身とも身軽な高齢者になるのが目標だが、今のところ実現にはほど遠い。
が、今のところ実現にはほど遠い。

取手市出身のトロンボーン奏者

木曜日, 7月 11th, 2019

茨城新聞 20190711

20190711-i

競輪・須賀選手 取手東小で出前授業

木曜日, 7月 11th, 2019

城新聞クロスアイ 茨城新聞 20190711

つくばみらい市出身の競輪選手、須賀和彦さん(34)の出前授業が9日、取手市吉田の市立取手東小学校(黒羽勉校長)で開かれた。同校6年生児童67人が聞き入る中、須賀さんは「自分ができることを頑張ろう」と、児童に伝えた。

社会人から仕事についての話を聞く、同校のキャリア教育の一貫。同校6年生が今秋の茨城国体で自転車競技を観戦することから、同校から申し込んで実現した。

授業のテーマは「私たちはどう生きるか~成りたい自分に成る~」。須賀さんは、取手一高に入学し、同校3年時の2002年、本県で開かれた全国高校総体(茨城インターハイ)の自転車競技・1000メートルタイムトライアルで準優勝。幼少時からプロ競輪選手になるまでの話を披露し、目標達成について「自分ができることを自分なりに、いつも頑張ることが大切」と語った。

須賀さんはさらに「今後、目標が決まったときに困らないように、今できることを頑張ればいい。先輩や先生など周囲の人たちが、きっと良い方向に導いてくれる」と優しく助言した。

同小6年、黒岩要君(11)は「将来は宇宙のことを調べる仕事がしたい。今の自分にできることをやって、なりたい自分に近づきたい」と感想を話した