毎小ニュース 科学 ほどほどの食事、飢え救う 立命館大など分析
毎日小学生新聞2019年9月14日
世界せかいの飢うえをなくすためには、食料しょくりょうを増ふやすのではなく、ほどほどの食事しょくじが有効ゆうこうだ――。立命館大学りつめいかんだいがくなどの研究けんきゅうチームが10日とおか、こんな分析ぶんせき結果けっかをイギリスの科学かがく誌しに発表はっぴょうしました。
世界せかいで今いま、8億おく2000万まん人にん以上いじょうが飢うえているとされています。研究けんきゅうチームは、人口じんこうの増加ぞうかや経済けいざいの成長せいちょうによって、2030年ねん時点じてんで必要ひつようになる農作物のうさくぶつは10年ねんに比くらべ18億おくトン、農地のうちは4800万まんヘクタールそれぞれ増ふえると予測よそくしました。飢うえをなくすため、みんなに等ひとしく食たべ物ものを配くばろうとすると、食料しょくりょうを2割わり増ふやす必要ひつようがあります。
これに対たいし、食たべ過すぎや食品しょくひん廃棄はいき物ぶつを減へらすなどの対策たいさくに取とり組くむと、生産せいさんすべき食料しょくりょうは予測よそく値ちより9%減へりました。必要ひつような農地のうちも8%ほど減へり、農地のうちを造つくるために森林伐採しんりんばっさいなどをせずに済すむ地域ちいきが増ふえるそうです。
小学生新聞から
大切なことを学んでいます^ ^*