取手など2市1町、小3「交通安全絵てがみコン」 守谷の足立さん、坂さん最優秀賞 茨城
毎日新聞2019年9月25日
最優秀賞の足立葵さんの作品
「NOあおり運転」/「飲酒運転はダメ」
取手市、守谷市と利根町の小学3年生が描いた「交通安全絵てがみコンクール」の表彰式が21日、取手市毛有の総合式場「グリーンパレスふじしろ」であった。あおり運転をしないよう訴えた守谷市立守谷小3年、足立葵さん(9)と、飲酒運転を戒める同市立大井沢小3年、坂愛桜さん(8)の2作品が最優秀賞を受賞した。
取手地区交通安全協会と取手署が共催。同協会長賞(最優秀賞)の足立さんの作品は、あおり運転で車2台が衝突。ぶつけられた車は顔をしかめている表情で「きけんな運転やりかえさない! NO!あおり運転」とメッセージを添えた。
坂さんは取手署長賞(最優秀賞)。ビールジョッキを片手にご機嫌の男性が運転を思い浮かべる様子を描き、「お酒をのんで運転はダメ」とくぎを刺す。
受賞した足立さんは「うれしい。あおり運転は最近、ニュースで話題になっていた」。坂さんは「酔っ払って目と口がひょろひょろしているように描いた」と話した。
今年で21回目。同署管内3市町の公立26小学校を通じて公募、応募総数は1599点。各学校から選ばれた258点を審査し、30点が入賞した。学校選考258点は10月4~10日、守谷市百合ケ丘のイオンタウン守谷で展示される。
審査員の絵手紙作家、吉川美香さんは「絵そのもののレベルが上がり、色遣いが鮮やか。元気があり、分かりやすく交通安全を伝える作品を選んだ」と講評した。