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診察室のワルツ-21- 患者の心が傷つく時

水曜日, 3月 21st, 2012
診察室のワルツ:/21 患者の心が傷つく時=岡本左和子
今回は患者の心が傷つく時を考えます。治療をはじめ、さまざまな支援が必要な患者と、専門知識を持って患者を支援しようとしている医療者が、互いを傷つける原因はどこにあるのでしょうか。
私の父ががんを患い、亡くなる時、駆けつけた執刀医が「十分に生きられました」と言いました。父をはじめ家族全員が信頼し、何でも相談してきた医師でしたから、私たちのことを思い、慰めの言葉をかけてくださったのだと思いますが、家族は違和感を持ちました。その言葉が出たのは、まさに父が息を引き取ろうとしている時で、家族もそれぞれに思いがあり、皆が言葉を失って張り詰めた沈黙に包まれていました。それほど長い闘病ではなかったため、私たちには「少しでも長く生きてほしい」という気持ちがあり、その医師の言葉に「何ということを言うのか」と感じました。同じ時期に親を亡くした友人に聞くと、医療者から似たような言葉をかけられた人が多くいました。医療界では、このような言葉は「慰め」として普通なのかもしれません。
排せつの介助をする際、「くちゃい、くちゃい、いっぱい出たね」「もう終わりましたか」など、大きな声で言ってほしくない言葉を同室の患者にも聞こえるような声で医療者が話す、周りに丸見えで恥ずかしい、大人に幼児言葉を使ってばかにされた気分だ、という患者の声を聞きます。医療者が「患者を励ましたい」「何でもないように振る舞おう」と思いやったはずの言動が、患者の心を傷つけてしまうのです。死生観やプライバシー、個の尊厳など、通常は他人が立ち入らない個人の領域で、医療者の「何とかしてあげたい」という思いが逆効果を生んでいるように感じます。
思うように身体が動かない、自分ですべきことができないなど、病を持つだけで自尊心を傷つけられがちになる時に、互いの思いがすれ違えば、医療者の思いやりや気遣いは、押しつけとなります。医療者は、患者でも医療者でもない、個としての心と視点を共有することや、その共有を実現するための工夫を考えてみてください。次回は、医療者の心が傷つく時を考えます。

診察室のワルツ-21- 患者の心が傷つく時=岡本左和子 ~毎日新聞20120321~

今回は患者の心が傷つく時を考えます。治療をはじめ、さまざまな支援が必要な患者と、専門知識を持って患者を支援しようとしている医療者が、互いを傷つける原因はどこにあるのでしょうか。

私の父ががんを患い、亡くなる時、駆けつけた執刀医が「十分に生きられました」と言いました。父をはじめ家族全員が信頼し、何でも相談してきた医師でしたから、私たちのことを思い、慰めの言葉をかけてくださったのだと思いますが、家族は違和感を持ちました。その言葉が出たのは、まさに父が息を引き取ろうとしている時で、家族もそれぞれに思いがあり、皆が言葉を失って張り詰めた沈黙に包まれていました。それほど長い闘病ではなかったため、私たちには「少しでも長く生きてほしい」という気持ちがあり、その医師の言葉に「何ということを言うのか」と感じました。同じ時期に親を亡くした友人に聞くと、医療者から似たような言葉をかけられた人が多くいました。医療界では、このような言葉は「慰め」として普通なのかもしれません。

排せつの介助をする際、「くちゃい、くちゃい、いっぱい出たね」「もう終わりましたか」など、大きな声で言ってほしくない言葉を同室の患者にも聞こえるような声で医療者が話す、周りに丸見えで恥ずかしい、大人に幼児言葉を使ってばかにされた気分だ、という患者の声を聞きます。医療者が「患者を励ましたい」「何でもないように振る舞おう」と思いやったはずの言動が、患者の心を傷つけてしまうのです。死生観やプライバシー、個の尊厳など、通常は他人が立ち入らない個人の領域で、医療者の「何とかしてあげたい」という思いが逆効果を生んでいるように感じます。

思うように身体が動かない、自分ですべきことができないなど、病を持つだけで自尊心を傷つけられがちになる時に、互いの思いがすれ違えば、医療者の思いやりや気遣いは、押しつけとなります。医療者は、患者でも医療者でもない、個としての心と視点を共有することや、その共有を実現するための工夫を考えてみてください。次回は、医療者の心が傷つく時を考えます。

毎日新聞 希望新聞から

火曜日, 3月 20th, 2012
希望新聞:東日本大震災 被災者から感謝の手紙 「つるし雛」作り楽しい日々
原発事故で福島県浪江町から避難し、同県桑折町の仮設住宅で暮らす女性らが、希望新聞にニーズ情報を提供するNPO法人・花見山を守る会(高橋真一代表)を通じて、読者の支援に対する感謝の気持ちを手紙で寄せてくれました。仮設住宅の入居者は、手芸サークルなどを作って入居者間の交流をはかっており、女性らは全国から送られた布で手芸を楽しんでいるそうです。
■手紙の要旨
仮設住宅に入居して早くも1年になろうとしています。全国の皆様からたくさんの布の支援をいただき、お陰様で素晴らしい「つるし雛(びな)」「さるぼぼ」を作ることができました。本当にありがとうございました。
つらいことも忘れ、落ち込んだ気持ちに花が咲き、楽しい日々を過ごしています。サークルを作って皆様の思いを橋渡しし、新しい友達、絆もできました。できあがったかわいい「つるし雛」「さるぼぼ」を見ては心和んでいます。
皆様からのプレゼントとメッセージに涙しました。私たちも前向きに笑顔を絶やさないよう、周りの人たちと助け合って頑張ります。皆様の思いと私たちの思いは形となっています。感謝申し上げます。

希望新聞

東日本大震災 被災者から感謝の手紙 「つるし雛」作り楽しい日々

原発事故で福島県浪江町から避難し、同県桑折町の仮設住宅で暮らす女性らが、希望新聞にニーズ情報を提供するNPO法人・花見山を守る会(高橋真一代表)を通じて、読者の支援に対する感謝の気持ちを手紙で寄せてくれました。仮設住宅の入居者は、手芸サークルなどを作って入居者間の交流をはかっており、女性らは全国から送られた布で手芸を楽しんでいるそうです。

手紙の要旨

仮設住宅に入居して早くも1年になろうとしています。全国の皆様からたくさんの布の支援をいただき、お陰様で素晴らしい「つるし雛(びな)」「さるぼぼ」を作ることができました。本当にありがとうございました。

つらいことも忘れ、落ち込んだ気持ちに花が咲き、楽しい日々を過ごしています。サークルを作って皆様の思いを橋渡しし、新しい友達、絆もできました。できあがったかわいい「つるし雛」「さるぼぼ」を見ては心和んでいます。

皆様からのプレゼントとメッセージに涙しました。私たちも前向きに笑顔を絶やさないよう、周りの人たちと助け合って頑張ります。皆様の思いと私たちの思いは形となっています。感謝申し上げます。

一目千本桜を柴田農林高校生が剪定

火曜日, 3月 20th, 2012
雑記帳:桜並木で剪定作業 宮城の農林高
白石川堤の桜並木でテングス病にかかっている枝の剪定奉仕作業をする柴田農林高の生徒たち=宮城県大河原町内で2012年3月19日、豊田英夫撮影
宮城県柴田農林高の1、2年生約300人が19日、同県大河原町を流れる白石川の堤防の桜並木「一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)」で、「テングス病」にかかった枝の剪定(せんてい)作業に取り組んだ。
約8キロの区間に約1100本の「ソメイヨシノ」を植栽。春には蔵王山麓(さんろく)を背景に見事な姿を披露する。だが、病気にかかって枝が枯れる老木も多く、同校では昭和初期から剪定で桜を守っている。
この日は、竹ざおの先にかまを取り付けた道具やノコギリなどで、病気の枝を丹念に切り取った。生徒は、自然の大切さはもちろん、見事な花を咲かすには地道な努力が必要だと学んだ。

~毎日新聞雑記帳20120320~

宮城県柴田農林高の1、2年生約300人が19日、同県大河原町を流れる白石川の堤防の桜並木「一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)」で、「テングス病」にかかった枝の剪定(せんてい)作業に取り組んだ。

約8キロの区間に約1100本の「ソメイヨシノ」を植栽。春には蔵王山麓(さんろく)を背景に見事な姿を披露する。だが、病気にかかって枝が枯れる老木も多く、同校では昭和初期から剪定で桜を守っている。

この日は、竹ざおの先にかまを取り付けた道具やノコギリなどで、病気の枝を丹念に切り取った。生徒は、自然の大切さはもちろん、見事な花を咲かすには地道な努力が必要だと学んだ。

^ ^*一目千本桜のロケーション 素敵だったのを思い出しました

取手市 白山小にビオトープ完成

日曜日, 3月 18th, 2012
散歩道:白山小にビオトープ完成--取手 /茨城
取手市白山の市立白山小学校(濱野一美校長、334人)の中庭に14日、自然を再生して、生物がありのままに生息できるビオトープ「水と緑のなかよし広場」が完成し、記念式典が行われた。児童たちは「メダカやタナゴを育てたい」と大喜びしていた。
この広場は広さ約77平方メートル。05年に先生と児童たちが仲良く池を手作りし、トンボやカエル、メダカなどを育ててきたが、水漏れするようになった。このため、教育助成金などを活用して、広さ約30平方メートルの池を新しく作り直した。濱野校長は「将来はホタルが生息するビオトープを目指す」と話した。

~毎日新聞散歩道20120315~

白山小にビオトープ完成--取手 /茨城

取手市白山の市立白山小学校(濱野一美校長、334人)の中庭に14日、自然を再生して、生物がありのままに生息できるビオトープ「水と緑のなかよし広場」が完成し、記念式典が行われた。児童たちは「メダカやタナゴを育てたい」と大喜びしていた。

この広場は広さ約77平方メートル。05年に先生と児童たちが仲良く池を手作りし、トンボやカエル、メダカなどを育ててきたが、水漏れするようになった。このため、教育助成金などを活用して、広さ約30平方メートルの池を新しく作り直した。濱野校長は「将来はホタルが生息するビオトープを目指す」と話した。

ふくふくプロジェクト つるし雛をつくるちりめんの提供をお願いします

火曜日, 3月 6th, 2012

毎日新聞20120306 希望新聞

東日本大震災 ニーズ情報 つるし雛の生地を

被災者が求める物資や人的支援情報をお知らせします。必ず事前連絡をお願いします。

■ふくふくプロジェクト

(福島市)電話024・521・9311

fpic@fukufuku-project.net

http://fukufuku-project.net/

◇手作りする人が増えています

仮設住宅の集会所などに、避難者が集い趣味やお茶を楽しむ場ができています。人形をひもでつなぐ「つるし雛(びな)」を手作りする人が増えています。買い物に出られないなど、材料にするちりめん生地の入手が難しい人もいるため、生地のご提供をお願いします。

問い合わせはNPO花見山を守る会電話024・539・8908。

^ ^* 「たしかあったはず 使わなかった着物生地 役に立つといいな」

みなさまのお部屋で眠っているちりめんなど・・・

連絡を頂ければ一緒に送ります m(__)m 0297-73-0925

取手宿ひなまつりフォトコンテスト結果

日曜日, 3月 4th, 2012
取手宿ひなまつり:フォトコン 金賞の岩下さんら、入賞者11人を表彰 /茨城
取手宿ひなまつり最終日の3日、取手市商工会館でフォトコンテストの表彰式があり、金賞に選ばれた岩下信行さん=千葉県我孫子市=ら入賞者11人が表彰された。岩下さんの作品は、「小町娘」。まつりの実行委員長を務める市商工会の菊地城一郎会長が入賞者に賞状を手渡した。
金賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)
【銀賞】左官龍夫【市長賞】梅津邦太郎【実行委員長賞】浪川進【優秀賞】渡辺康成▽武田敏雄▽木村綾子▽荒井玲二▽赤津忠【毎日新聞水戸支局長賞】鈴木紳也【茨城新聞社社長賞】松本繁

^茨城新聞20120304~

i-20120304

取手宿ひなまつり:フォトコン ~毎日新聞20120304~

金賞の岩下さんら、入賞者11人を表彰 /茨城

取手宿ひなまつり最終日の3日、取手市商工会館でフォトコンテストの表彰式があり、金賞に選ばれた岩下信行さん=千葉県我孫子市=ら入賞者11人が表彰された。岩下さんの作品は、「小町娘」。まつりの実行委員長を務める市商工会の菊地城一郎会長が入賞者に賞状を手渡した。

金賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

【銀賞】左官龍夫【市長賞】梅津邦太郎【実行委員長賞】浪川進【優秀賞】渡辺康成▽武田敏雄▽木村綾子▽荒井玲二▽赤津忠【毎日新聞水戸支局長賞】鈴木紳也【茨城新聞社社長賞】松本繁

取手宿ひなまつり

まちなかに飾られた飾りも片づけ平常に戻りつつある取手市内です

人形から幟まで 重労働でした (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

取手市福祉会館、4月から使用停止 耐震診断で「危険」

水曜日, 2月 29th, 2012
取手市:市福祉会館、4月から使用停止 耐震診断で「危険」 /茨城
取手市は27日、同市東の市福祉会館を4月から6月まで使用停止にすると発表した。市が耐震診断を県建築センターに委託して行った結果、2階西側会議室の柱のIs(構造耐震指標)値が、0・24だったためで、大規模地震発生時に「危険性が高く要改築」と判断したためとしている。
市によると、81年以前の耐震基準で設計された建物は、現在の基準に基づいた検証では耐震性が正確に把握できないため、Is値で耐震性を判定している。Is値が0・3未満の建物は、震度6強で倒壊、崩壊の恐れがあると指摘されている。Is値が0・6以上だと震度6強でも危険性は低いとされている。
福祉会館には市取手支所や文化事業団などがあり、市民サービスには欠かせない施設。市は近く、設計を依頼しIs値0・3以上を確保する改修工事を実施する。

取手市:市福祉会館、4月から使用停止 耐震診断で「危険」 ~毎日20120228~

取手市は27日、同市東の市福祉会館を4月から6月まで使用停止にすると発表した。市が耐震診断を県建築センターに委託して行った結果、2階西側会議室の柱のIs(構造耐震指標)値が、0・24だったためで、大規模地震発生時に「危険性が高く要改築」と判断したためとしている。

市によると、81年以前の耐震基準で設計された建物は、現在の基準に基づいた検証では耐震性が正確に把握できないため、Is値で耐震性を判定している。Is値が0・3未満の建物は、震度6強で倒壊、崩壊の恐れがあると指摘されている。Is値が0・6以上だと震度6強でも危険性は低いとされている。

福祉会館には市取手支所や文化事業団などがあり、市民サービスには欠かせない施設。市は近く、設計を依頼しIs値0・3以上を確保する改修工事を実施する。

本日の紙面 取手市情報盛りだくさん

金曜日, 2月 17th, 2012
取手市議会:監査委選任の同意案再議へ ~毎日新聞20120217~
16日開かれた取手市臨時議会で、市監査委員の選任に関する同意案の採決の際、選任された議員が除斥されずに採決に加わっていたことが分かった。同市議会は3月2日開催予定の定例市議会で同意案を再議することになった。
選任されたのは入江洋一議員(53)。市議会事務局によると、地方自治法第117条の規定により、入江議員は除斥(除外)して同意案を採決しなければならないが、退席しないまま採決したという。議決は有効だが、法令に違反すると認められるため、市長は同意案を再議に付さなければならないという
取手市名誉市民:木内さん認定 「陰から野球支えたい」 ~毎日新聞20120217~
取手市は16日、県立取手二高校野球部と常総学院高校野球部の監督として、甲子園で3回の優勝を果たした同市本郷の木内幸男さん(80)を名誉市民に認定した。名誉市民は3人目。同日の臨時議会で承認された。
木内さんは1957年、取手二の監督に就任。84年の全国大会で優勝するなど甲子園での戦績は8勝5敗。85年に常総学院高校に移り、01年と03年に優勝。甲子園での戦績は32勝14敗。昨年、惜しまれつつ監督を退任した。
木内さんは記者会見で「取手二高で優勝した時、取手の名が全国的に有名になり、野球の力は大きいと驚いた」などと当時を回想。今後について「現場の戦力にはならないので、陰から野球を支えたい」と語った。
取手市:全自主防災組織に災害時優先携帯電話を配備 ~毎日新聞20120217~
取手市は16日、災害時に優先的に使用できる「災害時優先携帯電話」を市内83地区の自主防災組織全てに配備すると発表した。まず40台、その後順次配布し、1地区1台体制を整備する方針。市は全国で初の取り組みとしている。
市は災害時の連絡用と災害復旧活動を迅速に行うため、これまでに小中学校や消防署、JR、担当職員らに優先携帯を108台配布しており、この体制をより充実させる方針。
取手市予算案 2年連続減額 ~産経新聞20120217~
取手市は16日、325億7千万円の平成24年度一般会計当初予算案を発表した。市長選を控えて骨格予算だった前年度当初より1・6%減で、本格予算となった6月補正後と比べても2・5%減となり、2年連続の減額予算となった。特別会計を合わせた予算案総額は543億1700万円。
主な新規事業は、こども発達センター整備事業費1億1千万円▽小中学校耐震補強工事実施設計費2千万円▽高規格救急自動車購入費3500万円▽災害時優先携帯電話配置費125万円▽ウエルネスプラザ(仮称)整備事業費1億円▽LED防犯灯リース料2千万円-など。
10市町村で微量ストロンチウム 県、福島原発との関連否定 ~茨城新聞20120217~
プルトニウムも検出「核実験の影響か」
県は16日、昨年8〜10月に16市町村で採取した土壌の放射性物質検査の結果、県内でも微量の放射性ストロンチウムとプルトニウムを検出したが、いずれも文部科学省が実施した過去の測定結果の範囲内で、福島第1原発事故との関連は認められなかった、と発表した。県原子力安全対策課は、半減期が約50日と短く、事故との関連の裏付けとなるストロンチウム89が全地点で不検出だったことなどから「過去の核実験などの影響ではないか」と推測。「健康に影響はない」としている。
同調査は、県が放射性セシウムなどの濃度測定のため土壌を採取した38市町村のうち、地域バランスや放射線モニタリングの傾向から16市町村を選定して実施。県環境放射線監視センターで同じ土壌サンプルを用いて放射性ストロンチウムとプルトニウムの核種分析を行った。同原発80キロ圏にかかる北茨城、高萩、常陸太田の3市は文科省が調査した。
測定の結果、ストロンチウム90(半減期約29年)は10市町村で1平方メートル当たり290〜54ベクレルを検出。プルトニウムの239(同約2万4000年)と240(同約6600年)は11市町で計同15〜1・3ベクレルを検出。ストロンチウム89とプルトニウム238(同約88年)は全地点で検出下限値以下だった。
文科省が1999〜2008年度に全都道府県で実施した環境放射能水準調査では、各地で核実験の影響とみられる微量の放射性ストロンチウムとプルトニウムが検出されている。本県での測定結果はストロンチウム90が同950〜72ベクレル、プルトニウム238が同2・1ベクレル〜検出下限値以下、プルトニウム239、240の合計濃度が同90〜20ベクレルだった。
今回の結果はいずれも過去の測定結果の範囲内だったため、同課は「原発事故に伴うストロンチウム、プルトニウムの沈着は確認できなかった」とした。
ストロンチウムやプルトニウムは体内に入ると深刻な健康への影響が懸念される。ヨウ素やセシウムと比べて重いため、遠くまで飛散しないと見られていたが、県内でも飛来を心配し、測定を求める声が高まっていた。

取手市議会:監査委選任の同意案再議へ ~毎日新聞20120217~

16日開かれた取手市臨時議会で、市監査委員の選任に関する同意案の採決の際、選任された議員が除斥されずに採決に加わっていたことが分かった。同市議会は3月2日開催予定の定例市議会で同意案を再議することになった。

選任されたのは入江洋一議員(53)。市議会事務局によると、地方自治法第117条の規定により、入江議員は除斥(除外)して同意案を採決しなければならないが、退席しないまま採決したという。議決は有効だが、法令に違反すると認められるため、市長は同意案を再議に付さなければならないという

取手市名誉市民:木内さん認定 「陰から野球支えたい」 ~毎日新聞20120217~

取手市は16日、県立取手二高校野球部と常総学院高校野球部の監督として、甲子園で3回の優勝を果たした同市本郷の木内幸男さん(80)を名誉市民に認定した。名誉市民は3人目。同日の臨時議会で承認された。

木内さんは1957年、取手二の監督に就任。84年の全国大会で優勝するなど甲子園での戦績は8勝5敗。85年に常総学院高校に移り、01年と03年に優勝。甲子園での戦績は32勝14敗。昨年、惜しまれつつ監督を退任した。

木内さんは記者会見で「取手二高で優勝した時、取手の名が全国的に有名になり、野球の力は大きいと驚いた」などと当時を回想。今後について「現場の戦力にはならないので、陰から野球を支えたい」と語った。

取手市:全自主防災組織に災害時優先携帯電話を配備 ~毎日新聞20120217~

取手市は16日、災害時に優先的に使用できる「災害時優先携帯電話」を市内83地区の自主防災組織全てに配備すると発表した。まず40台、その後順次配布し、1地区1台体制を整備する方針。市は全国で初の取り組みとしている。

市は災害時の連絡用と災害復旧活動を迅速に行うため、これまでに小中学校や消防署、JR、担当職員らに優先携帯を108台配布しており、この体制をより充実させる方針。

取手市予算案 2年連続減額 ~産経新聞20120217~

取手市は16日、325億7千万円の平成24年度一般会計当初予算案を発表した。市長選を控えて骨格予算だった前年度当初より1・6%減で、本格予算となった6月補正後と比べても2・5%減となり、2年連続の減額予算となった。特別会計を合わせた予算案総額は543億1700万円。

主な新規事業は、こども発達センター整備事業費1億1千万円▽小中学校耐震補強工事実施設計費2千万円▽高規格救急自動車購入費3500万円▽災害時優先携帯電話配置費125万円▽ウエルネスプラザ(仮称)整備事業費1億円▽LED防犯灯リース料2千万円-など。

10市町村で微量ストロンチウム 県、福島原発との関連否定 ~茨城新聞20120217~

プルトニウムも検出「核実験の影響か」

県は16日、昨年8〜10月に16市町村で採取した土壌の放射性物質検査の結果、県内でも微量の放射性ストロンチウムとプルトニウムを検出したが、いずれも文部科学省が実施した過去の測定結果の範囲内で、福島第1原発事故との関連は認められなかった、と発表した。県原子力安全対策課は、半減期が約50日と短く、事故との関連の裏付けとなるストロンチウム89が全地点で不検出だったことなどから「過去の核実験などの影響ではないか」と推測。「健康に影響はない」としている。

同調査は、県が放射性セシウムなどの濃度測定のため土壌を採取した38市町村のうち、地域バランスや放射線モニタリングの傾向から16市町村を選定して実施。県環境放射線監視センターで同じ土壌サンプルを用いて放射性ストロンチウムとプルトニウムの核種分析を行った。同原発80キロ圏にかかる北茨城、高萩、常陸太田の3市は文科省が調査した。

測定の結果、ストロンチウム90(半減期約29年)は10市町村で1平方メートル当たり290〜54ベクレルを検出。プルトニウムの239(同約2万4000年)と240(同約6600年)は11市町で計同15〜1・3ベクレルを検出。ストロンチウム89とプルトニウム238(同約88年)は全地点で検出下限値以下だった。

文科省が1999〜2008年度に全都道府県で実施した環境放射能水準調査では、各地で核実験の影響とみられる微量の放射性ストロンチウムとプルトニウムが検出されている。本県での測定結果はストロンチウム90が同950〜72ベクレル、プルトニウム238が同2・1ベクレル〜検出下限値以下、プルトニウム239、240の合計濃度が同90〜20ベクレルだった。

今回の結果はいずれも過去の測定結果の範囲内だったため、同課は「原発事故に伴うストロンチウム、プルトニウムの沈着は確認できなかった」とした。

ストロンチウムやプルトニウムは体内に入ると深刻な健康への影響が懸念される。ヨウ素やセシウムと比べて重いため、遠くまで飛散しないと見られていたが、県内でも飛来を心配し、測定を求める声が高まっていた。

i-20120217

取手市議会の新正副議長決まる

木曜日, 2月 16th, 2012
取手市議会の新正副議長決まる /茨城
取手市議会は15日、改選後初の臨時議会を開き、新議長に倉持光男氏(62)=無所属、3期目▽新副議長に齋藤久代氏(55)=公明、同=をそれぞれ選出した。任期は慣例により2年。倉持氏は83年に合併前の旧藤代町議として初当選。議会改革調査特別委員長などを歴任。齋藤氏は04年に初当選。決算審査特別委員長などを歴任した。

取手市議会の新正副議長決まる ~毎日新聞20120216~

取手市議会は15日、改選後初の臨時議会を開き、新議長に倉持光男氏(62)=無所属、3期目▽新副議長に齋藤久代氏(55)=公明、同=をそれぞれ選出した。任期は慣例により2年。倉持氏は83年に合併前の旧藤代町議として初当選。議会改革調査特別委員長などを歴任。齋藤氏は04年に初当選。決算審査特別委員長などを歴任した。

19日に取手で小学生将棋名人戦県代表決定戦

木曜日, 2月 16th, 2012
将棋:小学生名人戦県代表決定戦、19日に取手で 参加者募集 /茨城
「第37回小学生将棋名人戦県代表決定戦」(日本将棋連盟県支部連合会主催、文部科学省など後援)が19日午前9時から、取手市寺田の市福祉交流センターで開かれる。同連盟茨城常南支部(川嶋長一郎支部長)は、参加者を募集している。
参加資格は4月2日現在(新年度)の小学1~6年生で、A級名人戦▽B級▽C級▽一般戦--の4対局が行われる。A級名人戦の優勝者は3月24、25日に東京都中央区で開かれる東日本大会に出場できる他、賞状と県名人の称号が贈られる。
当日はプロ棋士・室岡克彦七段(52)が特別に指導対局する予定。参加費は1000円(昼食代など)。問い合わせは川嶋支部長(0297・78・0571)へ

将棋:小学生名人戦県代表決定戦、19日に取手で 参加者募集 /茨城

「第37回小学生将棋名人戦県代表決定戦」(日本将棋連盟県支部連合会主催、文部科学省など後援)が19日午前9時から、取手市寺田の市福祉交流センターで開かれる。同連盟茨城常南支部(川嶋長一郎支部長)は、参加者を募集している。

参加資格は4月2日現在(新年度)の小学1~6年生で、A級名人戦▽B級▽C級▽一般戦--の4対局が行われる。A級名人戦の優勝者は3月24、25日に東京都中央区で開かれる東日本大会に出場できる他、賞状と県名人の称号が贈られる。

当日はプロ棋士・室岡克彦七段(52)が特別に指導対局する予定。参加費は1000円(昼食代など)。問い合わせは川嶋支部長(0297・78・0571)へ