散歩道 市長賞作品を展示 毎日新聞 20140421
第62回東京芸術大卒業・修了作品展で、取手市藤代庁舎と市福祉交流センターでは市長賞受賞の2点を展示している。
藤代庁舎の陶芸「nuptial coloration」(婚姻色)=愛知県出身の樋口拓さん(25)作=は魚のひれをモチーフにした作品。
市福祉交流センターには千葉県出身、宮尾耕平さん(26)の彫金「うごめく」を設置している。
散歩道 市長賞作品を展示 毎日新聞 20140421
第62回東京芸術大卒業・修了作品展で、取手市藤代庁舎と市福祉交流センターでは市長賞受賞の2点を展示している。
藤代庁舎の陶芸「nuptial coloration」(婚姻色)=愛知県出身の樋口拓さん(25)作=は魚のひれをモチーフにした作品。
市福祉交流センターには千葉県出身、宮尾耕平さん(26)の彫金「うごめく」を設置している。
東京新聞 20140410
空き家を再生 アートな住宅に TAPが取手で事業スタート
取手市を芸術の街にしようと活動する「取手アートプロジェクト」(TAP)が、
空き家を芸術的な空間にして貸し出す「取手アート不動産」事業を始めた。
民間企業と連携した取り組みで、若手アーティストがアイデアを出す。
TAPでは「日々を過ごす家にアートが取り入れられると、新たな暮らしが生まれ、
街の風景も変わってゆく」と波及効果を期待している。 (坂入基之)
TAPは1999年に市、市民、東京芸大で設立。
数多くの芸術に触れる場を演出しており、団地住民をつなぐ「アートのある団地」、
田園地帯で農業と芸術の融合を目指す「半農半芸」などの企画を仕掛けてきた。
活動の延長線が今回の「取手アート不動産」。
昨年、国土交通省が空き家対策で公募した「住宅ストック活用・リフォーム推進事業」に、
団地の改修などを手がける民間企業「オープン・エー」(本社・東京都)と一緒に応募し事業者になった。
空き家のオーナーと若手アーティスト、アートな暮らしを求める借り主を結び付け、
空き家を新たな生活の場に再生する。
対象地域は、いずれも都市再生機構(UR)の大型団地のある戸頭地区と井野地区。
TAPの調査では、両地区で一戸建て住宅約百戸が空き家状態で、取扱物件の増加が見込まれる。
入居者募集の第一号物件は戸頭の二階建て住宅(約九十二平方メートル)で、
家賃は月額六万五千円。TAP側は、和室の床をくりぬいて掘りごたつ風にするなどのプランを提案している。
「取手アート不動産」の運営は、国交省からの補助金でまかなわれるため、改修プラン提案料などは無料。
TAPのアート不動産担当者は「取手を自由な感性とともに暮らせる地域にしたい」としている。
取手の全児童・生徒 復興願いメッセージ 「笑顔の花を 咲かせよう」 東京新聞20140207
東日本大震災から三年を迎えるのを前に、取手市内全十八小学校、六中学校の児童・生徒約七千三百人が紙袋キャンドルにメッセージを書いた。これらは三月八日、同市藤代庁舎前に並べられる。東日本大震災の犠牲者の鎮魂や被災地復興を願うイベント「ゆめあかり3・11~続ける祈り、繋(つな)がる想(おも)い~」で、一般のメッセージと合わせて一万一千個のキャンドルをともす。 (坂入基之)
市内の主婦グループ「ゆめまっぷの会」(雨宮由利子代表)の主催。「節目の年に震災を振り返り、家族や友だち、自分の将来を考える機会にしてもらえれば」と昨年末、市教委を通じて全小中学校に児童・生徒のメッセージを依頼した。
藤代南中学校は「小学校へ避難した六百人の人たちと過ごした二十四時間」の記録を学習後、それぞれの思いを紙袋キャンドルに書き込んだ。その様子は「ゆめあかりプロジェクトに向けて」と題して学校のホームページ(HP)で紹介している。
井野小六年一組は三日、総合学習の時間に被災地の写真で震災を学習した。当時、三年生だった児童たちは、大きく揺れる校舎で震災を体験しているだけに真剣な表情。メッセージや「奇跡の一本松」などのイラストを、紙袋キャンドルいっぱいにつづっていった。白山小、白山西小も震災の学習後、それぞれの願いや思いをメッセージに託し、学校のHPで紹介している。
ゆめまっぷの会は二〇〇九年に「取手を元気にしよう」とスタート。町おこしで一〇年から市内でキャンドルイベントを開いている。一二年から震災犠牲者の鎮魂を願う「ゆめあかり3・11」を始め、一部の児童らにメッセージを紙袋に書いてもらっていた。
紙袋は食パンが入るほどの大きさで、安定のため砂とキャンドルが入っている。夜に明かりをともすと幻想的な絵や文字が浮かび上がる。メッセージは学校単位で記している。
雨宮代表は「心打たれるものばかり。キャンドルのともしびとともに東北や各地に避難する人たちに届けられたらいいですね」と話す。雨天の場合は翌日の九日に延期する。
主な児童・生徒のメッセージ
こわかったでしょう かなしかったでし
ょうでも また おきるといけないから わすれずに心の中にしまっておこう
(吉田小児童)
生かされる命に感謝し 未来に向かい 皆でのりこえよう (二中生徒)
いつも みんななかまだよ
笑顔の花を 咲かせよう(久賀小児童)
あきらめないで 必ず復興するよ
がんばって みんなの心は 一つだよ (井野小児童)
本日の取材・・・ ご協力に感謝いたします
「国際映像コンペ」 取手駅通路で上映 道行くあなたが審査員に 産経新聞20140206
取手市などはJR取手駅で3月から、ちょっと変わった映像コンペティションを開催する。作品を上映するのは駅構内の通路の壁面で、審査には駅の利用者も参加できるというユニークなコンペ。開催を前に、7日から作品を募集する。
開催されるのは、市と「市壁面によるまちづくり実行委員会」(葛谷允宏(のぶひろ)委員長)が主催する「国際映像コンペティション取手2014」。人々が行き交う日常空間の通路に特設された壁面スクリーンを使って映像作品を上映し、通路利用者にも審査してもらうのが大きな特徴だ。
「パブリックな空間の壁面だからこそという意欲的で既成概念にとらわれない作品を」と、作品のテーマは自由。個人、グループともに応募でき、プロ、アマチュア、年齢、国籍は不問。1人(1グループ)3点まで応募可能。作品時間は1作品15分以内。締め切りは3月7日。
審査はコンペ開催前に実行委員会が行い、大賞1点、優秀賞3点を選び、3月17日に発表。受賞作品と応募作品は期間中の同月29日から5月9日までの間、取手駅東西連絡通路の壁面で上映し、通路の利用者の投票で観客賞1点も選ぶ。
副賞として、大賞には賞金10万円と映像個展開催権、優秀賞と観客賞には映像個展開催権が贈られる。
藤井信吾市長は「コンペは映画館でもアートスペースでもない、取手の通路から世界へと発信するもので、既存のジャンルや表現を超えた映像作品の応募を期待する」と話している。
問い合わせは、市文化芸術課(電)0297・74・2141。
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駅連絡通路に特設スクリーン 3月下旬上映開始 落書き防止も狙い
毎日新聞20140121
落書き防止と芸術の街・取手の発信を図ろうと、取手市は、
取手駅東西連絡通路の壁面に特設スクリーンを設置し、
上映場所とする「国際映像コンペティション取手2014」を初めて開催する。
2月からプロ、アマを問わず、斬新な発想の作品を募集。
審査を経て、3月末に上映を開始する。
通路壁面の落書きに頭を悩ませた市が、若手現代美術家7人でつくる
市壁画によるまちづくり実行委員会」に対応策を相談。
実行委が映像コンペを発案し、共催することにした。
実行委員長の葛谷允宏さん(32)=同市井野=は
「壁画だと画家に限られるが、映像ならば幅広い分野から応募が見込まれる。
世界中の目が取手に向くよう仕掛けたい」と意気込んでいる。
作品は15分間以内で、テーマは自由。
2月7日〜3月7日に応募を受け付け、受賞作と審査通過作品(本数未定)は
3月29日〜5月9日、
東西連絡通路の特設スクリーン(幅8メートル、高さ2・7メートル)で上映する。
大賞には賞金10万円を贈呈。
期間中には一般投票も行い、最多得票作品に観客賞を授与する。
すでに特設スクリーンが設置されており、今月25日からは映像作家、坂野充学さんの作品を上映する。
問い合わせは同市文化芸術課(0297・74・2141)。