南三陸町志津川湾の巨大防潮堤建設現場
町の人からは、防潮堤の悪評が聞かれました。
「海の様子がわからない」
「防潮堤があることで安心してしまう人が出てくる」
仮設商店街
南三陸町防災対策庁舎
南三陸の防災庁舎、補修完了 3カ月ぶりに姿現す
産経新聞 2017.02.15
東日本大震災の津波で宮城県南三陸町職員ら43人が犠牲になり、当面の間、県有化されている同町の防災対策庁舎が15日、補修工事を終えて約3カ月ぶりに姿を現した。昨年11月の着工以来、建物を覆っていた工事用シートの一部が取り外された。数日内にシートや足場を完全撤去する。
工事は可能な限り、現状保存を目指して県が実施。鉄骨に付着した海水の塩分を除去してさび止めを施し、震災直後の色に近い赤色で塗装。折れ曲がった鉄骨も固定された。
庁舎を震災遺構として保存するかについて、町民は「保存」「解体」で意見が二分しており、震災から20年となる平成43年の3月10日まで県が保有して維持・管理し、議論を続けることになっている。県の担当者は「県有化の期間が終わるまで、遺構としての価値をなくさないように管理していきたい」と説明した。