Archive for the ‘記事’ Category

山からの津波

日曜日, 10月 20th, 2019

心に残る記事より・・・

浸水被害の岩手・山田町「山からの津波だった」…東日本大震災後の整備が裏目に
スポーツニッポン 2019年10月20日

東日本を縦断して各地に大きな被害をもたらした台風19号が上陸してから19日で1週間を迎えた。死者は12都県で79人、行方不明者は10人とみられる。岩手県山田町では、東日本大震災後に整備された堤防が、山から流れてきた水や土砂をせき止めて浸水。津波を防ぐための堤防が裏目に出た。住民からは「山からの津波だった」「人災だったのでは」との声が漏れた。
リアス式で有名な三陸海岸のほぼ中央に位置する岩手県山田町。船越湾沿いの港町、田の浜地区では、住宅街に面した堤防ののり面に、山から押し寄せた大量の土砂が張り付いていた。台風上陸から1週間。この日は再び大粒の雨で家屋から土砂を運び出す人の姿もまばらだった。震災後の2014年に自宅を再建したという昆野卓子さん(68)は「基礎を高くしたけど、床上1メートル40センチまで水が来てしまった」と肩を落とした。

田の浜地区は震災の津波で327棟が被害を受け、117人が犠牲となった。町は緑地公園として長さ約400メートルの堤防を整備し、昨年5月に完成した。最も高いところで6メートル。今回、住民の安全を守るための堤防が、山から流れ込んだ濁流をダムのようにせき止めてしまった。

住民によると、12日深夜から水位が上昇。最高3メートルまで到達した。13日午後には、たまった泥水が堤防を越え海に流れ始めた。決壊しかけていた部分を重機で壊し、海側に流したことで水は引いた。

家の片付けをしていた80代の男性は「1階は全部水の中。妻と2階に避難して無事だったけど、3メートルも冠水した。東日本大震災より1メートルも高い水が来た」と怒りを隠せない。町消防団の糠盛祐一第2分団長(56)は「これは“山からの津波”。まさか3・11の後に、こんな被害が出るとは」と複雑な表情。消防団が12日昼から警戒にあたり避難を促したこともあって、犠牲者はいなかった。

堤防には水を海側に流す配水管4本があるが、町の担当者は「想定を超える雨で、最大で直径90センチあるパイプに土砂が詰まってしまった」と説明した。

田の浜地区は元々すり鉢状になっているため、三方を山に囲まれた住民は常々、大雨で山から流れてくる水を心配していたという。以前は、町の中央を通って海側に向かう道が“水の通り道”になっていたが、堤防でふさがれた。そのため住民は、堤防に扉を建造し“道”を残すよう求めたが、予算の問題などから実現しなかった。

8年前の悲劇から歩きだしていた田の浜の人々。避難所に身を寄せていた女性からは「今回は人災と天災が重なった」との声が漏れた。

慢性腎臓病の最新療法解説 取手

月曜日, 10月 14th, 2019

慢性腎臓病の最新療法解説 取手で13日全国大会 
毎日新聞2019年10月11日

 慢性腎臓病(CKD)の進行を抑える最新の療法を解説する第7回「CKD保存療法普及のための全国大会」が13日午後2時、取手市新町2の取手ウェルネスプラザで開かれる。専門家が講演し、参加者からの質問も受け付ける。NPO法人「透析回避をめざす腎生会」が主催。

 講演は、筑波大付属病院の山縣邦弘教授による「最近の腎臓病についての話題」、椎貝クリニック(同市)の椎貝達夫院長による「CKD食事療法」と「今の透析患者はあまりにも多い―保存療法で減らせます」。

 講演に続き、東京医科大茨城医療センターの小林正貴院長と新渡戸記念中野総合病院(東京都)の戸村成男医師を交えて意見交換する。

 会場は取手駅西口徒歩3分。予約不要。入場無料。問い合わせは腎生会(080・6770・2525)。

取手市に「アップ賞」 笹川財団

月曜日, 10月 7th, 2019

茨城新聞 20191005

スポーツ参加率増加 取手市に「アップ賞」 笹川財団

住民のスポーツ参加率を自治体間で競うスポーツイベント「チャレンジデー」の「参加率アップ賞」の授与式が、取手市寺田の市役所で開かれ、日本で同イベントを開催する笹川スポーツ財団から同市へトロフィーが贈られた。

今年の同市の市民参加率は49・2%(5万2930人)で、初めて取り組んだ昨年の27・2%から22ポイント増加。全参加自治体の中で最も伸びが大きかったことで受賞となった。

同財団の渡辺一利理事長は「自治会や地元企業への啓発が功を奏したと聞いている。チーム力が数字に結び付いている。さらなる伸びしろに期待する」と激励。藤井信吾市長は「地域の絆の強化にもつながっている。引き続き努力していきたい」と述べた。

同イベントは、スポーツの普及を目的に、5月29日に全国一斉に実施された。

利根町金比羅神社奉納相撲

日曜日, 10月 6th, 2019

茨城新聞 2019.10.05IMG_7460

偕楽園「左近の桜」再生不可能

木曜日, 10月 3rd, 2019

茨城新聞 2019年10月1日

偕楽園「左近の桜」再生不可能
県、意見聞き別の道検討

台風で倒壊する以前の開花シーズンの「左近の桜」=水戸市常磐町(県提供)台風で倒壊する以前の開花シーズンの「左近の桜」=水戸市常磐町(県提供)
台風15号で倒木した偕楽園(水戸市)の象徴の一つのヤマザクラ「左近の桜」について、同園を管理する県は再生への望みを託して残った根などを樹木医に診断してもらっていたが、30日までに「再生できない」との結果が出たことが分かった。京都御所の紫宸殿の左近の桜の系統の苗木を宮内庁からもらい、1963年に植樹された偕楽園の左近の桜。再生断念となり、県都市整備課は「歴史的背景があり、シンボルの存在だった桜。色々な人の意見を聞き、別の道を検討したい」と話した。

同課によると、台風15号が通過した9月9日、委託業者が午前8時すぎに点検した際に倒木が発見された。ほかに、梅の木など19本の倒木も確認。その後、倒木した幹と枝は除去されたが「根が生きていればそれを生かす方向で考えたい。元のようになるには何十年もの時間がかかるが、再生への望みをつなぎたい」(同課)と、根から再生可能かどうかを樹木医に診断依頼した。残った根から新芽が出る例があることや、ヤマザクラの寿命がソメイヨシノなどより長い「100年から200年」で余命がまだ長く残っていることなどから期待を寄せていた。

何人かの樹木医に診断依頼したが、全て「再生不可能」の結論。木は腐朽菌に冒され、仮にひこばえ(芽)が出たとしても再生はできないという回答だった。

左近の桜があった場所の今後について、同課は「今の人の思い、植樹した時の人の思いなどさまざまな思いを考え、多くの人の意見を聞いて検討しなければいけない」と話す。再び宮内庁に苗木の提供を求めるか、別な木を植えるか、その場所に木を植えずに全く別の活用法を探るか-など「選択肢は色々あるが、今は決められない」と語った。

また、除却した幹と枝は園内の倉庫に保管されており、二次利用が検討されている。同課は「さまざまなご意見が市民などからきており、その声を整理し、文化庁などにも相談しながら検討を進めたい」と話す。

偕楽園の左近の桜は樹齢63年で樹高16メートル、幹周3・84メートル。5月のゴールデンウイークに満開を迎えていた。水戸における左近の桜の歴史をたどると、初代「左近の桜」は、有栖川宮織仁親王の吉子女王登美宮が徳川斉昭に嫁ぐ際、仁孝天皇から紫宸殿の左近の桜と右近の桜の苗木を下賜され、水戸藩上屋敷に移植した。

2代目「左近の桜」は、弘道館が1841年に開館した際に植えられたが、弘道館の昭和の大修理が完成した1963年、2代目が枯死していたため、宮内庁に依頼して左近の桜の系統の苗木3本(樹齢7年)をもらった。そのうちの1本が同年に偕楽園見晴広場に植樹され、3代目となった。

新聞配達エッセーコンテスト

木曜日, 10月 3rd, 2019

新聞配達に関するエッセーコンテスト 最優秀賞に静岡の丸山さんら
毎日新聞2019年10月1日 

日本新聞協会は30日、新聞配達や販売所にまつわるちょっといい話などをまとめた「第26回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の受賞作品を発表した。最優秀賞は、大学生・社会人部門が静岡県富士市の公務員、丸山有加里さん(44)の「気付きが救った命」、中学生・高校生部門が鹿児島県霧島市の中学生、中村亮輔さん(13)の「松ぼっくりのお礼」、小学生部門が大阪府枚方市の竹下有喜さん(10)の「笑顔の人をつなぐ仕事」に決まった。

💛 感慨深い作品ばかりです。

つくばみらいスマートIC 令和5年度末

木曜日, 10月 3rd, 2019

谷和原-谷田部間に5年度末にスマートIC新設
20191003

 常磐自動車道の谷和原、谷田部両インターチェンジ(IC)間に、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の「つくばみらいスマートIC」(仮称)が新設されることが決まった。令和5年度末の供用開始を目標としている。料金所と一般道を結ぶ道は地元のつくばみらい市が整備する。

 ICの新設により、周辺への企業誘致の促進や物流の効率化が期待される。小田川浩市長は「高速道路の利便性が高まり、優良企業の進出や雇用機会の創出など、産業活動の活性化が図られる。早期の供用開始を目指し、地元や関係機関と連携して事業を進めていく」との談話を発表した。

NGO未来の子どもネットワーク

木曜日, 10月 3rd, 2019

子どもたちに楽しいクリスマスを 就学援助世帯にプレゼント NPO、菓子やおもちゃ購入へCF
毎日新聞2019年10月3日

龍ケ崎のNPO

生活が苦しい家庭の子どもたちにすてきなクリスマスプレゼントを――。龍ケ崎市のNPO法人「NGO未来の子どもネットワーク」が、インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング(CF)」を始めた。集まった資金で菓子やおもちゃを購入し、サンタクロースに扮(ふん)した市職員らがクリスマスに届ける。

昨年のクリスマスでNPOは初めて、市民から提供された米やレトルト食品、菓子やおもちゃを箱詰めにしたプレゼントを用意した。市の就学援助の対象世帯から希望を募り、105世帯の186人(15歳以下)に直接届けた。

今回はさらにプレゼントを充実させようと、CFを実施する。現物の寄付は、米やレトルト食品など日持ちする食品・ジュース類に限って受け付けている。

CFは12月18日までで、詳細は運営する「CAMPFIRE」(キャンプファイヤー)のサイトに掲載。1口5000円で、100万円を目標にしている。昨年を上回る約150世帯分のプレゼントを確保したい考えだ。金額が多ければ、デコレーションケーキを購入するという。

NPOの笠井広子代表理事は「もっと多くの方に貧困の実態を理解してもらい、支援に関わっていただきたい」と呼びかけている。問い合わせは、龍ケ崎市城ノ内3の2の2、NPO法人「NGO未来の子どもネットワーク」事務局(0297・62・8932)へ。

国体、パワーリフティングV 蛯原さん

木曜日, 10月 3rd, 2019

国体、パワーリフティングV 蛯原さん市長表敬 取手 
毎日新聞2019年10月3日 

 茨城国体公開競技のパワーリフティング男子59キロ級で、取手市消防本部吉田消防署の救急隊員、蛯原孝晴さん(39)が優勝した。9月30日、藤井信吾市長に報告した。蛯原さんは3月に右ひじを手術し、ベストの状態ではなかったが、栄冠を勝ち取った。

 パワーリフティングは3種目の合計重量で競う。競技は9月21日につくば市の「つくばカピオ」で開催。蛯原さんは、バーベルを担ぎしゃがんで立ち上がるスクワット190キロ▽ベンチにあおむけになって両腕で押し上げるベンチプレス125キロ▽床のバーベルを引き上げるデッドリフト222・5キロの合計537・5キロで優勝した。

 蛯原さんは59キロ級で国内トップクラス。世界大会も経験しているが、国体の予選は出場した15人中、5位と出遅れていた。「競技を楽しもうという気持ちで臨んだ。まさか優勝できるとは思わなかった」と笑顔を見せた

「NOあおり運転」「飲酒運転はダメ」

木曜日, 9月 26th, 2019

取手など2市1町、小3「交通安全絵てがみコン」 守谷の足立さん、坂さん最優秀賞  茨城
毎日新聞2019年9月25日 

最優秀賞の足立葵さんの作品
「NOあおり運転」/「飲酒運転はダメ」
 取手市、守谷市と利根町の小学3年生が描いた「交通安全絵てがみコンクール」の表彰式が21日、取手市毛有の総合式場「グリーンパレスふじしろ」であった。あおり運転をしないよう訴えた守谷市立守谷小3年、足立葵さん(9)と、飲酒運転を戒める同市立大井沢小3年、坂愛桜さん(8)の2作品が最優秀賞を受賞した。

 取手地区交通安全協会と取手署が共催。同協会長賞(最優秀賞)の足立さんの作品は、あおり運転で車2台が衝突。ぶつけられた車は顔をしかめている表情で「きけんな運転やりかえさない! NO!あおり運転」とメッセージを添えた。

 坂さんは取手署長賞(最優秀賞)。ビールジョッキを片手にご機嫌の男性が運転を思い浮かべる様子を描き、「お酒をのんで運転はダメ」とくぎを刺す。

 受賞した足立さんは「うれしい。あおり運転は最近、ニュースで話題になっていた」。坂さんは「酔っ払って目と口がひょろひょろしているように描いた」と話した。

 今年で21回目。同署管内3市町の公立26小学校を通じて公募、応募総数は1599点。各学校から選ばれた258点を審査し、30点が入賞した。学校選考258点は10月4~10日、守谷市百合ケ丘のイオンタウン守谷で展示される。

 審査員の絵手紙作家、吉川美香さんは「絵そのもののレベルが上がり、色遣いが鮮やか。元気があり、分かりやすく交通安全を伝える作品を選んだ」と講評した。