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月曜日, 1月 20th, 2014
故郷離れ3年… 取手で集い今年も 原発事故 福島浜通り 東京新聞20140119
取手市の戸頭町会と東京電力福島第一原発事故で、福島県内から同市内に避難する人たちの「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」が十八日、戸頭公民館で今年初めての集会を開いた。原発事故から間もなく三年を迎える福島の人たち。町会の人たちの温かな支援を受け、厳しい現実に直面しながら、今を大切に生きる姿があった。 (坂入基之)
二十四回目となる集会に参加したのは、福島県南相馬市や双葉町、楢葉町などから、取手市内の団地やアパートなどに避難している人たち約三十人。
水戸市内原の学童・幼児保育施設「四葉学園」に通所する小中高生三十人のダンスチームのダンスを楽しんだ後、町会が準備した昼食を食べながら、チームのメンバーらを交え故郷の話に花を咲かせた。
「集い」は、南相馬市から取手市内の戸頭団地に避難した古内忠さん(86)が、戸頭町会(若松八郎会長)の活動拠点「戸頭おやすみ処(ところ)」に、立ち寄ったのがきっかけ。
居合わせた若松さんが、古内さんから避難した人たちが見知らぬ土地で苦労している話を聞き、避難者同士の交流を提案。二〇一一年十一月、若松さんの協力で集いを結成、古内さんを初代代表に第一回の集会を開いた。今は若松さんが代表を務める。幼児から八十歳代まで約六十人が登録している。
この日参加した人たちの三年を迎える思いは複雑。ダンスチームが手話で歌「奇跡~大きな愛のために」を語りかけながら披露すると、ハンカチで目頭を押さえていた松本理恵さん(51)は「(歌詞の中の)坂道をのぼるのはあなた独りじゃないと、踊る姿に感動しました」と一言。
松本さんは避難指示解除準備区域の南相馬市原町区から避難、夫(53)と義母(81)の介護をしながら暮らす。昨年、千葉県内に避難する長女(28)が幼い子供二人を残し、急性心不全で亡くなった。「避難生活の心労が原因。原発事故さえなかったら」と顔を曇らせた。
同準備区域の楢葉町から避難した西川芳子さん(67)は、自宅からわずか八キロ先に、除染作業で出た土砂の中間貯蔵施設ができる。「放射能が心配。そんなところに住めという方がおかしい」と国や東電を非難する。
事故前は、世帯は別だが子や孫と同じ町内に住んでいた。自宅は住めるような状態ではなく、町に国費による解体を申請したという。「この年で建て替えは無理。老後の計画もすっかり狂ってしまった」と不安を隠さない。
同準備区域の南相馬市小高区から避難した集いの世話人、三浦邦夫さん(70)は「着の身着のままで避難してきた私たちに支援の手を差し伸べ、支援を続けてくれる町会の人たちには感謝しても感謝しきれない」と話す。
福島県から取手市内に避難した人の数はピーク時で百八十人。現在は百三十人に減った。「帰還希望者は三、四割。それぞれにコミュニティーもでき、決められずにいる人が大部分です」と三浦さんは結んだ。
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木曜日, 12月 12th, 2013
ニュースBOX:取手市、永山公民館の利用中止 毎日新聞 20131211
取手市教育委員会は5日から、1976年建築の
永山公民館(同市下高井、鉄骨造り平屋建て818平方メートル)の利用を一時中止した。
耐震診断調査の結果、倒壊の危険性が大きいと判定された。
来年1月から改修工事を始め、3月上旬に完了する予定。
東日本大震災で損傷はなかったものの、
同調査で構造耐震指標(Is値)が0・22と診断され、
震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険が大きいとされる基準(0・30未満)を下回った。
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水曜日, 12月 4th, 2013
住宅地の放射線量測定開始 市内3万5000戸対象 産経新聞20131203
国の費用負担で除染を行う汚染状況重点調査地域に指定されている取手市は2日、住宅地での放射線量測定を始めた。住宅敷地内の放射線量の平均値が、1時間当たり0・23マイクロシーベルト以上の場合は除染作業を行う。
対象となるのは市内約3万5千戸で、この日は住宅の玄関前や庭の中央、駐車場など1戸当たり2~5カ所で測定。また、放射線量の値が周辺よりも高く、マイクロスポットと呼ばれる雨どいの下や軒下といった場所も調査した。
雨どいの下などが基準値を超えた場合には、個別に除染の対象となる。
除染費用の総額は約23億5千万円。市では、除染作業が必要となるのは全体の16%に当たる約5500戸を想定しており、年度内には作業を終了させる予定。
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金曜日, 11月 15th, 2013
希望新聞 毎日新聞 20131115
東日本大震災 「散らない桜」願い乗せて 作り手と買い手協働岩手・陸前高田の普門寺
岩手県陸前高田市の古刹(こさつ)・普門寺(ふもんじ)の本堂で、古生地で作った桜の花をつるして飾る作業が進んでいる。犠牲者の鎮魂のため、東日本大震災の死者・行方不明者数1万8550人(3月現在)と同じ数を奉納する「二度と散らない『ねがい桜』プロジェクト」。主催者は布提供と桜購入の協力を全国に求めている。
材料は、不要になった着物やじゅばんなどだ。呼び掛けに応じて寄せられた生地を京都市の支援者が花びら形に裁断し、陸前高田や宮城県気仙沼市の被災者に送付。そこで縦、横約10センチ大の「ねがい桜」に縫い、事務局が2個1000円で販売する。購入者はうち1個の中に願いを託した手紙を入れて返送する−−。
売り上げから経費を差し引いた額が作り手に入る。元々は仮設住宅暮らしの励みにとコースターを縫っていたが今夏、プロジェクトを衣替えした。陸前高田商工会の女性部(金野ヨシ子部長)や京都のNPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」(中塚一雄代表)などが共催。事務局の石森治(おさむ)さん(53)は「単なる内職ではなく、慰霊も込めて作り手と買い手が協働することに意味がある」と話す。
最大時で360柱、今も12柱の身元不明遺骨が眠る普門寺では、被災者らが犠牲者の無念を思い、自らの心も慰める五百羅漢石像の制作も進行中だ。「本堂に桜が咲き、大勢の方がお参りに来てくれれば。『支えられている』という安心感は、復興へと進む原動力にもなる」と住職の熊谷光洋さん(61)は話す。
目標に達するには膨大な生地が必要だ。ピンクだけでなく白や黄色も求めている。送付先は〒616−8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3の56の「日本ねがい雛総本家 古都流」(電話075・865・1180)。購入はウェブサイト「被災地の女性手仕事」rikubrand.stores.jp/#toride !/itemsなどで。
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木曜日, 11月 14th, 2013
茨城新聞20131115
東日本大震災:福島第1原発事故 「先が見えない」 避難者、座談会で苦悩語る毎日新聞 20131114
東京電力福島第1原発事故に伴う避難者の気持ちを共有しようと、福島県南相馬市から取手市に避難している渡部俊延さん(68)、シズ子さん(65)夫妻を囲む座談会が12日、同市取手の田中酒造店で開かれ、2人は「帰りたいが、孫たちを放射能のない所で育てなければならない」などと苦悩を語った。
市民団体「生活クラブまち取手」と「放射能NO!ネットワーク取手」が主催。
俊延さんは2年8カ月におよぶ避難生活を振り返り、「とにかく先が見えない」と不安な心情を打ち明けた上で、「政府の復興予算は無駄遣いせず、除染や戻ってきた人の支援に使うべきだ」と指摘した。「放射能NO!」の本木洋子代表は「同情ではなく、一緒に何ができるかを考えていきたい」と呼び掛けた。
同会場では16日午後1時半、福島県の警戒区域からペットを引き取っている八千代町の児童文学作家、マオアキラさんを囲んで座談会「福島の動物たちの今」を開催する。また、田中酒造店の「やねうら画廊」では、福島県飯舘村の元酪農家、長谷川健一さんが撮影した写真展「忘却への抵抗」を17日まで開催している。
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産経新聞20131113 飯館村の写真展
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やねうら画廊(取手田中酒造2階) 次回展示予告
「石垣佳世 革と作品展」
会場 茨城県取手市取手2-13-35
開催期間 2013年11月19日~24日
開場時間 午後1時~5時
期間中15~17まで 石垣さんが画廊にお出でになります。
石垣佳世HP
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月曜日, 11月 4th, 2013
「原発ゼロ」で支障なし
国内の「原発ゼロ」が続いている。関西電力大飯原発4号機が9月15日に定期点検に入り、全ての原発が停止して約1カ月半。日常生活には何の支障もない
▼昨年の原発ゼロは約2カ月で終わった。野田佳彦首相(当時)が大飯原発3、4号機の再稼働を決めたからだ。とは言え、東京電力福島第1原発事故以降、再稼働した原発はこの2基だけだ
▼原発がなければ電力が不足し、社会生活は大混乱に陥る-。こうした筋立ては「虚構」で、あおり立てられた「不安」の正体は電力会社の経営問題に過ぎなかったことになる
▼単に電力会社の収支改善のため、原発を動かし続けることを社会は許容するか。脱原発を訴える村上達也さんが村長退任会見で語った言葉が全てを表す。「(脱原発を目指す)おれたちの勝ちなんだ」
「原発ゼロ」で支障なし 茨城新聞デスク日誌20131004
国内の「原発ゼロ」が続いている。関西電力大飯原発4号機が9月15日に定期点検に入り、全ての原発が停止して約1カ月半。日常生活には何の支障もない
昨年の原発ゼロは約2カ月で終わった。野田佳彦首相(当時)が大飯原発3、4号機の再稼働を決めたからだ。とは言え、東京電力福島第1原発事故以降、再稼働した原発はこの2基だけだ
原発がなければ電力が不足し、社会生活は大混乱に陥る-。こうした筋立ては「虚構」で、あおり立てられた「不安」の正体は電力会社の経営問題に過ぎなかったことになる
単に電力会社の収支改善のため、原発を動かし続けることを社会は許容するか。脱原発を訴える村上達也さんが村長退任会見で語った言葉が全てを表す。「(脱原発を目指す)おれたちの勝ちなんだ」
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火曜日, 10月 22nd, 2013
散歩道:能面と彫刻の2人展 毎日新聞20131022
能面と彫刻の作品展が、取手市取手の田中酒造店やねうら画廊で開かれている。老舗蔵元の文字通り屋根裏を活用した空間。同展のため、一部に畳18枚を敷き、落ち着いて鑑賞できる。
能面は阿見町うずら野の木彫家、奥山欽哉さん(72)の作品25点、彫刻は東京都荒川区の彫刻家、長尾大玄さん(66)の作品46点が並んでいる。会場は太いはりがむき出しになっており、作品と調和して趣がある。27日まで。問い合わせは同店(0297・72・0011)。
東日本大震災:福島第1原発事故 取手など4市が6回目賠償請求 東電に2億6558万円 毎日新聞 20131022
取手、守谷、常総、つくばみらいの4市は21日、東京電力に対し福島第1原発事故に伴う6回目の損害賠償請求を行った。請求総額は、今年9月までに要した人件費や除染費など2億6558万円(4市でつくる常総地方広域市町村圏事務組合分を含む)。
昨年11月の第5回請求(同10月分までの損害額)以降の損害や、未払い額などを精算した。各市が独自に実施している学校給食の食材検査の経費も盛り込んだ。東電は2012年度分までを対象とする方針だが、取手市の藤井信吾市長は21日の定例記者会見で「汚染水が流出している中で、給食食材の安全を確認する検査費用は負担すべきだ。粘り強く要望したい」と語った。
東日本大震災 福島第1原発事故 取手など4市が6回目賠償請求 東電に2億6558万円
毎日新聞 20131022
取手、守谷、常総、つくばみらいの4市は21日、東京電力に対し福島第1原発事故に伴う6回目の損害賠償請求を行った。請求総額は、今年9月までに要した人件費や除染費など2億6558万円(4市でつくる常総地方広域市町村圏事務組合分を含む)。
昨年11月の第5回請求(同10月分までの損害額)以降の損害や、未払い額などを精算した。各市が独自に実施している学校給食の食材検査の経費も盛り込んだ。東電は2012年度分までを対象とする方針だが、取手市の藤井信吾市長は21日の定例記者会見で「汚染水が流出している中で、給食食材の安全を確認する検査費用は負担すべきだ。粘り強く要望したい」と語った。
東電に賠償請求 茨城新聞20131022
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