~朝日新聞20120821~
取手市小文間の遊休農地で、2500本のヒマワリが開花した。美容や小物作りなど、さまざまな業種の人たちが集い、体験講習会も開いている「なるほ堂」と、農業法人「ひまわりの丘」が協力して今年初めて育てた。
ひまわり畑を背に「大人たちのたまり場に」と話す笑楽さん
~毎日新聞 20120821~
「非核兵器平和都市」を宣言している取手市は、戦争の悲惨さを後世に伝えようと「戦争体験記」(第3集)を発刊した。体験記はA4判、60ページで、1部150円。
実際に戦争を体験した市民の寄稿を編集した証言集。13人が「生きて帰れて」「シベリア抑留」などと題し、現地での寒さや食糧難との闘いの様子などの貴重な体験談、計15件をつづっている。
問い合わせは市総務課(0297・74・2141)へ。
ろうそくで日食表現 常陸太田・幸久小、体育館で宿泊体験 夏休みの思い出作る
キャンドルの明かりで校庭に「SAKIKU」の文字と金環日食の様子が浮かび上がった=常陸太田市上河合町の市立幸久小
子どもたちに夏休みの楽しい思い出を作ってもらおうと、常陸太田市上河合町の市立幸久小(児童76人、桑原裕校長)で18、19の両日、同小PTA(宇野弘樹会長)など主催の「キャンドルナイト・学校へ泊まろう」が開かれた。
夏休み恒例の行事には、児童と保護者、地域住民ら合わせて約200人が参加。5回目の今年は、5月に観測された金環日食をテーマとし、校庭に約千本のろうそくを並べて、刻々と変化する状況を表現した。
明かりがともされると、8段階に分けて描かれた太陽の姿が「SAKIKU」の文字を優しく包み込むようにして、鮮やかに浮かび上がった。
また、4〜6年生のうち希望した児童は、災害時に避難所ともなる体育館で宿泊体験。会場には保護者手作りの段ボールハウスが用意され、集団生活を通して連帯感を強めた。
PTAのほか、青少年健全育成幸久地区推進委員会(横倉輝壽会長)と幸久公民館(森山勝一館長)が事業を主催。卒業生の保護者らによって結成された「チーム幸久」も協力した。
男の気持ち
明日はある ~毎日新聞20120820~
80歳になった私に「元気ですね」「長生きしましたね」「まだまだ10年は元気ですね」と皆さんが何気なく言ってくださいます。「ありがとうございます」と返事はしますが、内心あまりうれしくはありません。
ほめられるほど、元気ではありません。毎日、体力・気力の衰えを痛感しています。腰痛、ひざ痛の予防に努力し、通院もしています。
高齢者の友人たちは皆同じようにカレンダーには病院の予約日だけを記入していると言っていますが、私は通院日に加え、月2回の書道練習日と老人会の行事日程も書いてあります。
庭や、作付けしていない畑の雑草も放っておけない性格ですから、毎日2〜3時間は、外の仕事に汗を流しています。やることがないより、あった方が幸せなのだ、と自分には言い聞かせています。
80歳は平均寿命を6カ月過ぎただけです。今後10年生きると、90歳になりますが、定年から20年が瞬く間に過ぎたことを考えれば、これからの10年はあっという間でしょう。
とはいえ、80歳を過ぎた年齢は、いつ何が起きても不思議ではない年齢です。現在の老夫婦2人の平穏な生活がいつまで続くのかという思いもあります。だから、「明日はある」と思って、多くの人に「元気ですね」「長生きしましたね」「まだ10年は元気ですよ」に加え、一番うれしい「若いですね」と言われるよう、これからの一日一日も、格好良く過ごしていこうと思っています。
東日本大震災:被災の取手競輪場、10月22日からレースを再開 ~毎日新聞30120820~
県自転車競技事務所は、東日本大震災で被災したため、レースができない状況が続いていた取手競輪場(取手市)で、10月22日からレースを再開すると発表した。
再開に向けて、被災により全面撤去したメーンスタンド跡地に、仮設の審判棟を設置する。また再開後も、バックスタンドを新たなメーンスタンドとして利用するための工事を進める。
同事務所によると、同競輪場では、震災でメーンスタンド内にあるつり下げ式の審判室に崩落の危険性が生じたため、全面撤去した。また、バックスタンドのガラス張り観覧施設のガラスが全て崩落した。
同競輪場では、被害のなかった施設を利用し、場外発売を行いながら、改修工事を進めてきたという。
バックスタンドの改修工事は来年8月に完了させる予定。復旧にかかる費用は全体で約26億円という。
灯りも楽しめるこのイベントを楽しみにしています。
今年の灯りも素敵でした。
竹灯り・水灯り・・・
取手そば愛好会による「手打ちそば」もおいしいね。
来週行われる「ソニックガーデン」
先日行われた「大納涼祭」
もし同日に行われたら・・・
なんて考えるとわくわくします。
女の気持ち:ブルーベリー ~毎日新聞 20120919~
信州のセカンドハウスで畑仕事に励む友人から、大量のブルーベリーが届いた。
友人と言っても、ペンフレンドで、面識はない。知り合ったきっかけは昨年11月、本欄に掲載された私の「田舎暮らしの夢」だった。
「晩年は田舎暮らしをして野菜を作りながら、スローライフを楽しみたいと思っていたが、実現する直前にあきらめてしまった」
そんな内容に対し、「あきらめないで」と題した「女の気持ち」を寄せてくださった方だった。
毎日新聞社の仲介によって連絡が取れて以来、文通を続けてきたのだが、先日の暑中見舞いのはがきには「今、ブルーベリーが熟しています。ぜひ遊びにいらしてください」と書かれてあった。
田舎暮らしをあきらめたくらい、もともと体力がない私には、この暑さの中を信州まで出掛ける自信がなく、お断りの返信を出したのだった。
そんな中、届いた、丹精込めて育てられたブルーベリーに感激し、初めて電話で言葉を交わすことができた。
89歳の今もお元気で畑仕事に精を出されていることに驚きと感動を覚えた。
長年、教師をされていたことも知った。
野菜作りに注ぐ愛情は、根気強く成長を見守る子どもに対する教育に通じるものがある。口にしたブルーベリーの甘酸っぱさは、計り知れない深い愛情の味がした。