福島県会津若松市の田んぼに立つ「石部(いしべ)桜」が、7分咲きとなり見ごろを迎えた。樹齢約600年のエドヒガンザクラで、10本の幹から幅19メートルにわたり張り出した枝いっぱいに花をつけた。
NHKの大河ドラマ「八重の桜」のオープニングに登場し、観光客も急増。市は例年の10倍の150台分の駐車場を用意し、シャトルバスも運行している。
「桜の開花は種まきの合図」と近くの畑で農作業を始めた飯塚勝彦さん(61)。「厳しい風雪の中でも枝を広げ、じっと耐えていた」と、咲き誇る桜を見つめた。逆境にも信念を曲げなかった幕末の会津人の姿を重ねているようだった。
日光市の日光田母沢御用邸記念公園で5月6日まで五山9時から午後5時
通常非公開ですが、春のみ公開される。
樹齢400年のシダレザクラと庭園の眺めがすばらしい。