「長嶋・松井氏国民栄誉賞」上毛新聞スクープの謎なるのもが出回っています。
地方紙のスクープ記事についてスポニチの記事より
長嶋&松井氏W栄誉賞 群馬・上毛新聞“国民的”スクープ スポニチ20130403
わずか26行の記事が、日本を揺るがした――。前日の1日午後、政府が発表した松井秀喜氏(38)、長嶋茂雄氏(77)への国民栄誉賞の授与。同日付の紙面で正式決定を「スクープ」したのは、群馬県の地方紙・上毛新聞だった。発表を受け、メディア報道は「ゴジラ&ミスター」一色に塗りつぶされ、そして何より政府自らが対応に追われた。地方発の、まさに歴史的スクープだった。
1日午後3時18分。共同通信社による速報を伝えるチャイムが社内に鳴り、「番外」の記事が配信された。松井、長嶋両氏への国民栄誉賞授与。「やった!」。群馬県前橋市。上毛新聞社3階の編集局報道本部では拍手が起こった。「わが社にとっても、いまだかつてないようなスクープ。騒ぎになるとは思ったが、実際にこんな大騒ぎになるのかと…。正直驚いている」。報道機関の中でただ1社のスクープ。編集局幹部の一人は2日、一夜明けても興奮を隠せない様子で話した。
上毛新聞。公称約31万部の、いわゆる「地方紙」だ。県内各地に支局を置き、東京にも支社がある。同幹部は「取材の細かい経緯は答えられない」としたが、記事には自信があった。しかし1日午前、菅義偉官房長官ら政府高官は上毛新聞の報道を一度は否定。「エープリルフールだ」とまで言う関係者もいた。それでも同社編集局では、誰もが信じて待った。「政府も慌てているのかも…」。そして正式発表。大スクープをものにした。