松の木から桜開花 毎日新聞 20130406 画像
神戸市須磨区の須磨海岸に近い市立の国民宿舎「須磨荘」で、敷地内の松の木の幹から桜の枝が伸び、花を咲かせている。周囲に桜の木はなく、「野鳥に運ばれた種子が発芽したのでは」と職員ら。
4年前に職員が桜の枝を発見し、その春は1輪だけが開花した。その後、葉しか付けない年もあり、枯れているのかとも心配していたが、今年は約20輪の白い花が開いた。約6メートルの高さの松の幹の上でひっそり咲く桜を見上げた同市兵庫区の会社員、前田佳子さん(48)は「潮風にも負けず力強く咲いている姿に感動した」と満開の笑顔をみせていた。