Archive for 5月 23rd, 2018

ほどよく絶妙とりで

水曜日, 5月 23rd, 2018

「絶妙」グッズ製作 取手市PRへ市民団体
2018年5月23日(水) 茨城新聞

四角の空欄部分を自分の好きな言葉で埋めることができるステッカー

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取手市のブランドメッセージ「ほどよく絶妙とりで」のロゴが入ったグッズを市民が製作した。ピンズやマグネットなど5種類で、企業や飲食店に配布し、グッズを使って市をPRしてもらう狙い。

グッズは、ステッカー3種計3500枚▽リーフレット約2万部▽コースター2万個▽ピンズ500個▽マグネット2種計700個-。いずれも七角星形のロゴが入っている。

コースターを飲食店で使ったり、ピンズを行政や企業に配布して着けてもらったりして、市の名前を発信する。

市民がつくる「ほどよく絶妙とりで会議」(海老原寿代表)が市から委託され、グッズを製作した。予算は150万円。海老原代表は「取手を知ってもらうために目立つものを作った。市と手を取り合いながらPRできれば」と話していた。

 

 

歌と踊りの祭典に出演「JORDAN会」の有志

水曜日, 5月 23rd, 2018

リトアニア
友好の調べ 日本の合唱団「歌の祭典」へ 杉原千畝がつないだ縁
毎日新聞2018年5月23日 

 バルト3国の一つ、リトアニアで4年に1度開かれ、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている「歌と踊りの祭典」に今夏、日本の合唱団が出演する。リトアニアの伝統行事に外国の団体が参加するのは初めて。同国は今年が独立100年の節目にあたり、歌を通じた両国の友好交流が深まりそうだ。

 出演するのは、東京近郊を結ぶJR常磐線の沿線にある九つの男声合唱団でつくる「JORDAN会」の有志19人。いずれもシニア世代で、昨秋からリトアニア語の歌の練習に取り組んできた。

 参加メンバーの代表で茨城県取手市の安本拓治さん(79)は3年前、第二次大戦中にリトアニアで「命のビザ」を発給し多くのユダヤ人を救った岐阜県出身の外交官、杉原千畝(ちうね)のテレビ番組を見て同国に関心を持ち、世界的に知られる祭典への出演を計画。現地関係者らを通じ参加を打診した。

 1924年に始まった祭典への出演は国内外のリトアニア人の団体に限られていたが、JORDAN会の要請を受けて方針を転換。同会が課題として示された10曲の録画ビデオを先月上旬に送ったところ審査をパスし、外国から唯一、出演が認められた。主催するリトアニア国立文化センターのサウリュス・リャウサ所長(52)は「JORDAN会の大きな決意と努力に感動した。両国の関係発展にもつながる」と歓迎している。

 祭典は6月30日に開幕。JORDAN会は最終日の7月6日に首都ビリニュスの野外広場でのメインイベントで、リトアニアの約400の合唱団とともに歌を披露する。観客は5万人が見込まれる。

 歌はすべてリトアニア語で、現地語に堪能な日本リトアニア友好協会の坂水昶之(ひさゆき)事務局長(81)=東京都新宿区=が発音を指導した。参加メンバーで千葉県我孫子市の飯村雄一さん(68)は「リトアニアの歌にはナチス・ドイツやソ連に占領された苦難の歴史が表れている。現地の合唱団とも交流したい」と話す。

 リトアニアは1918年にロシア帝国から独立。第二次大戦でソ連に編入されたが、90年に独立回復を宣言した。エストニア、ラトビアを含むバルト3国で、歌は民族のアイデンティティーとして大切にされている。