11年前に閉校した上岡小学校
保存状態がよく、地元の方々に愛されています。
ロケ地としても有名な小学校
絵になります^ ^*
豊体バイパス完成 つくばみらい、渋滞解消に期待 伊奈-谷和原 茨城新聞 20140219
つくばみらい市の伊奈地区と谷和原地区を結ぶ県道常総取手線の交通機能を補完する市道豊体(ぶたい)バイパスが完成し、開通式が18日行われた。総延長800メートルの片側1車線。幅15メートルのうち両側3・5メートルに歩道を整備した。児童やお年寄りなど歩行者の安全確保、慢性的だった交通渋滞の解消が期待される。
市によると、総事業費は約10億円で、負担割合は国55%、県35%、市10%。2008年度から工事が行われていた。
従来の区間は人家が立ち並ぶクランク状の交差点になっており、朝夕の交通渋滞が激しかった。歩道も整備されておらず、歩行者の安全確保が長年の課題だった。バイパス開通で車で約10分の区間が3分に短縮されるという。
市立伊奈中学校体育館で記念式典、現地でくす玉割りなどのセレモニーがあり、橋本昌知事や丹羽雄哉衆院議員、藤田幸久参院議員ら関係者約150人が出席した。
片庭正雄市長は「地域住民の安全が確保される」、橋本知事は「広域交通の一助になることを期待したい」と話した
茨城新聞 20140103
動画ニュース 初日の出、名所一番太鼓響く
茨城新聞 デスク日誌
新しい種子生かす年に
午(うま)年となる新年が明けた。駆け抜ける駿馬のような飛躍の年にしたいと願う。
しかし、午は杵(きね)の原字で、上下に交差して餅をつく杵を描いたものだという。
前半が終わり、後半が始まる位置を指すので、昼の12時は「正午」という。
十二支の中間に当たり、植物の成長期が終わって、衰え始めた状態を表しているのが午らしい。
なんだか勢いをそがれる気もするが、未来に向かって、これまでを振り返る年にすればいいのだろう。
人口減少の始まった日本。
右肩上がりの成長が続く事はもうないだろう。
ならば、成熟期を迎えた日本の将来像をじっくり考える年にするべきなのかもしれない。
衰え始めた草木も新しい種子を残しているはず。
その種子をどうやって生かしていくか、少しだけ考えてみたい。(大子常陸大宮支局・津留伸也)
茨城新聞 いばらき春秋
「正月から大変ですね」。元日。立ち寄ったコンビニエンスストアでレジの店員に声を掛けた。
「いつもご利用ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします」。
丁寧な返事が返ってきた。
働く姿は美しい。
地道に一生懸命生きる人が報われる年になるといい。
新年を迎え、そう思った
食卓に家族がそろい雑煮を食べる。
初詣に出掛け、健康や家内安全を願う。
届いた年賀状を見ながら、友人や知人の近況に思いをめぐらす-。
日常の仕事から解放され、のんびりと正月休みを過ごしている人も多いだろう。
駅伝、サッカー、ラグビー…。スポーツのテレビ観戦も正月の楽しみの一つといえる。
特に県勢の活躍には応援にも力が入る。
きのうの全国高校サッカーは、水戸啓明高がPK戦を制し、3回戦へ駒を進めた。
全国大学ラグビーでは筑波大が早大に敗れ、惜しくも決勝進出はならなかった
今年はロシアのソチで冬季五輪、ブラジルではサッカーW杯が行われるなど大きなスポーツ大会が続く。
新ポスティングシステムを利用して米大リーグへの移籍を目指している田中将大投手の動向も注目だ。
アスリートの躍動に期待が高まる2014年でもある。(柴)
余録:駅伝は今や正月の風物詩である。元日には… 毎日新聞 20140103
駅伝は今や正月の風物詩である。元日には実業団の全国大会「ニューイヤー駅伝」で、五輪を目指す実力者や勢いのある若手が寒風の中を駆(か)け抜けた。
2、3日は大学生の箱根駅伝だ。テレビの前にくぎ付けの人も少なくないだろう
海外ではほとんど行われないこの競技が、国内でこれほどの人気を集めるのはなぜか。
「寒い冬に汗でにじんだタスキをつなぐ駅伝には観戦者の心をつかむエッセンスがたくさん詰まっている」。
高校、大学時代に駅伝でならした順天堂大陸上部女子監督の鯉川(こいかわ)なつえさんは、本紙への寄稿でそう解説している
確かに、一本のたすきがチームの絆(きずな)になり、一人一人から限界ぎりぎりの頑張りを引き出す。
たすきを手渡したとたん、力尽きて倒れ込む選手の姿はその象徴といえよう。
集団を尊ぶ意識や自己犠牲の精神が、日本人の心の深いところと共振するのかもしれない
レースで大差がつくと、前の走者が中継所に着く前に次の走者がスタートする場合もある。
たすきのリレーが途切れるということだ。渡せなかった無念はいかばかりか。
たすきは世代を超えて先輩から後輩へ、過去から現在へと託(たく)されたものだからこそ重いのだ
私たちは敗戦からの復興、そして高度成長を経た先輩たちから平和と豊かさを受け継いだ。
しかし今、それらが脅(おびや)かされているように思う。
安全保障や外交をめぐる政府・与党の論議は国民の安全を担保できるのか。
アベノミクスは社会的な弱者の暮らしを守れるのか
政権や政策を選ぶのは今を生きる国民である。先人から託されたたすきを次代にリレーする責任をかみしめたい。
茨城新聞動画ニュース~
夢見るまち:TSUKUBA50年 第2部 “よそ者”扱い まとまり欠く新旧住民 毎日新聞 20131120
施策にも考えばらばら
つくばエクスプレス(TX)つくば駅から南に約2キロ、洞峰(どうほう)沼を中心に豊かな自然林が残る洞峰公園。散策やジョギングにいそしむ人影の絶えない公園の北側の通りには、洋風の店構えのレストランやブティックが建ち並び、つくば随一のおしゃれな雰囲気を醸し出している。
そんな店の一つ、パン屋「モルゲン」は連日、子ども連れの主婦からサラリーマンまで多くの客でにぎわう。遠方から車で買いに来る人も少なくない。
「苦労が報われたと思う。30年前は、この辺は空き地ばかりだった」。東京での会社勤務から転身し、1983年に同店を開いた店長の菊地満さん(59)は感慨深げだ。
つくば市は人口の割にパン屋が多いことで知られる。80年代ごろから増え、2000年に入るころ、約30店に達した。海外勤務で欧米の食文化に親しんだ日本人や外国人の研究者が多く、需要が大きいことが背景にある。
これに着目した同市商工会は、パン作りをまちおこしに結びつけようと04年、「パンの街つくばプロジェクト」をスタートさせた。各店が腕を競うコンテスト、毎月異なる食材を使う「旬パン」など、さまざまな企画を実施。08年には、農研機構・作物研究所が開発したパン用小麦・ユメシホウを使ったパンを商品化し、「科学のまちならではの成果」と、話題を集めた。
当初盛り上がったプロジェクトだが、その規模は徐々に縮小した。プロジェクトの推進協議会に加盟する店舗は、08年のピーク時に23店あったのが現在6店のみ。2代目会長を務めた菊地さんは「店側はあくまで利益が優先。早朝から仕込みをする生活で忙しい中、まちおこしにまで頭が回らない」と話す。
店側と商工会の意識の違いが、プロジェクトの失速を招いた。
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「なにせ『最低300年住まなきゃ土地の者と言えない』という土地柄だから」と、つくば・市民ネットワークの永井悦子事務局長は語る。
研究学園建設の初期に転入した「新住民」は既に30〜40年この地に暮らしているが、古くからの住民からはいまだに“よそ者”として扱われがち。まちに必要だと考える施策についても、新旧住民の考え方は食い違う。
流動的人口の多さも、まとまりを欠く原因だ。国立系研究機関に勤める研究者や職員、大学生が多いため、毎年3〜4月に、住民約1万人が入れ替わる。
市のまちおこしに携わる関係者は皮肉る。