Archive for the ‘震災201103111446’ Category

ナガサキアーカイブとヒロシマアーカイブ

火曜日, 8月 9th, 2011

本日、長崎平和祈念式典が行われました

数日前の新聞記事を思い出しφ(..)メモメモしてみました

 

ヒロシマ・アーカイブ:被爆地、後世に 「ナガサキ」に続き完成 ~毎日新聞夕刊 20110804~
 
 被爆地・広島を後世に伝えるインターネットサイト「ヒロシマ・アーカイブ」が完成し、話題を集めている。広島市の立体的なデジタル地図上に被爆した建物や人の位置を表示し、クリックすると被爆者が体験を語る動画や当時の写真を見ることができる。首都大学東京の渡辺英徳准教授(ウェブアート専攻)と学生が、広島女学院高の矢野一郎教諭、生徒たちと協力して制作。昨夏に公開した「ナガサキ・アーカイブ」に続く試みだ。

 渡辺准教授は昨夏、首都大学東京の学生らとともに、同様の「ナガサキ・アーカイブ」を制作、公開。それを見た広島の被爆関係者から「ぜひ、広島版も作ってほしい」と要望が寄せられた。

 サイトは、衛星写真で構成したデジタル地図上に小さな顔写真や建物の写真を表示。クリックすると、写真が拡大し、体験談などを読める。現在の建物の立体画像や、現在と被爆直後の広島市を重ねて見ることもできる。

 広島平和記念資料館(原爆資料館)所蔵の資料写真など約150枚、被爆者約100人の顔写真と体験談、被爆者へのインタビュー動画、米テキサス大が公開する1945年当時の広島市の地図を組み合わせた。インタビューは、広島女学院高の生徒がした。

 渡辺准教授は「東日本大震災で町が瞬時に失われる状況が現実に起きた。福島第1原発の事故で放射性物質の恐怖もある。3月11日以降の経験を重ねながら、アーカイブを制作した」と話す。帰省先の仙台市で被災した首都大学東京大学院2年の原田真喜子さんも「今だからこそ、66年前のことに、これまで以上に共感を覚える人がいると思う。ヒロシマ・アーカイブを今公開する意味があると感じる」。矢野教諭は「被爆者の高齢化が進む。ヒロシマ・アーカイブの制作は私たちの使命。インターネットで簡単に見られることも大事だ」と話す。話題は広がり、短文投稿サイト「ツイッター」を通じて国内外から約2000件のメッセージが寄せられている。

 

ナガサキアーカイブ

 

広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式で小学校6年生2人が平和への誓いをしました

「・・・・私たち1人ひとりは、だれもがみな大切な存在です。

それなのに、どうして人間は、たくさんの命を犠牲にして戦争をするのでしょうか。

戦争をはじめるのは人間です。人間の力で起こさないようにできるはずです。

悲しみに満ちた広島に草木が芽生えました。

人々は、平和への強い思いをもって、復興に向けて歩みはじめました。

未来をつくるのは人間です。

喜びや悲しみを分かち合い、あきらめないで進めば、必ず夢や希望が生まれます。

わたしたちは、人間の力を信じています。

人間は、相手を思いやり、支えあうことができます。

人間は、互いに理解し合い、平和の大切さを伝え合うことができます。

わたしたちは、今を生きる人間として、夢と希望があふれる未来をつくるために、

行動していくことを誓います。」

ヒロシマアーカイブ

同サイトには、東日本アーカイブへもリンクします

閲覧にはGoogle Earthプラグインが必要です

平和の火リレー 取手市役所到着

火曜日, 8月 2nd, 2011

反核平和の火リレー、県庁スタート 脱原発訴えも ~茨城新聞20110722~

“平和の火”をともしたトーチをつないで県内約800キロを巡る「県反核平和の火リレー」が22日、水戸市の県庁をスタートし、初日の目的地・大子町に向けて出発した。8月4日、水戸市役所にゴールする予定。

主催した県平和友好祭実行委員会の宮河豊委員長は出発式で福島第1原発事故に触れて「脱原発による自然エネルギーへの転換を訴える」とあいさつ。非核・平和行政の推進や脱原発などを求める橋本知事宛ての要請書を野口通県知事公室長に手渡した。

リレーは「語りつごう、走り続けようヒロシマ・ナガサキ・オキナワの心を」をスローガンに実施され今回25回目。自治労や企業労組の組合員ほか、市民ら延べ約1千人が走り、全市町村で各首長に要請書を手渡す。

 

 

反核平和の火リレー

反核平和の火リレー

平和の火は、守谷→つくばへと向いました

国際宇宙ステーション古川飛行士からのメッセージ

火曜日, 8月 2nd, 2011

国際宇宙ステーション古川飛行士からのメッセージ

 

「その日自分にできることを1日1日積み重ねていけば

きっと明日は今日より良い日になると思う

一緒にがんばろう」

連日の緊急地震速報にドキドキです

火曜日, 8月 2nd, 2011

連日の緊急地震速報にドキドキです

横揺れが続いた後縦揺れも感じた

静岡で5弱

地震大国に住んでいることをしっかり受け止めなくては

 

地震を感じるたびに原発の近くに住む人の不安は・・・

 

福島第一原発の核燃料は

1号機が73.6トン 2号機と3号機がともに92トン

放出された放射性物質は、大気中だけで77万テラベクレルと発表されている

どのぐらい?頭では処理できないぐらいの単位です

77 000 000 000 000 ん?さらに0が4つか????

注入された水の中にどれぐらいの核燃料が溶け出しているのですかね

 

見えない 分かりにくいことが不安を増強しています

Dr.中川のがんの時代を暮らす

日曜日, 7月 31st, 2011

Dr.中川のがんの時代を暮らす

~毎日新聞20110717~

3 検診受診率、日本は低迷
 
東京電力福島第1原発の事故による健康影響が一般の人にあるとすれば、発がんリスクの上昇です。がんで命を落とさないためにどうすればよいのでしょうか。

 これまでもお話ししてきましたが、がんにならない生活習慣と早期発見の「二段構え」が一番大切です。早期がんは症状が出ず、症状が出たら進行・末期がんです。つまり、早期発見とは「定期的な検診=がん検診」といえます。

 たとえば、乳がんの場合、一つのがん細胞が1センチになるには15年以上かかりますが、1センチから2センチになるのは2年足らずです。1センチ以下のがんを診断することは簡単ではない一方、早期乳がんとは2センチ以下を指しますから、1~2センチ間が診断可能な早期乳がんといえます。このため、2年に1度検査すれば、乳がんになっても、早期発見できるというわけです。

 ところが、日本では、がん検診受診率が低迷しています。欧米の乳がんや子宮がんの検診受診率は7~8割に達しますが、日本は2割程度でした。先進国の中で、がん死亡数が増えているのは日本くらい。これは、検診受診率の低さが大きな要因といわれます。

 今月12日に発表された国民生活基礎調査で昨年のがん検診受診率が公表されました。胃(男性34・3%、女性26・3%)、大腸(同27・4%、同22・6%)、肺(同24・9%、同21・2%)のがん検診受診率はあまり上がりませんでしたが、子宮がんの受診率は3ポイント増の24・3%、乳がんは4ポイント増の24・3%でした。子宮がんと乳がんは2年に1度の受診が原則で、過去2年に受診した人の割合は全体で3割、若い世代では4割を超えました。私も普及に関わった女性がんの「無料クーポン券」が有効だったと感じています。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

 

~毎日新聞20110731~

4 生き物と縁が深い放射線
 
全国各地の肉牛から高い放射性セシウムが検出されて、大騒ぎとなっています。福島県南相馬市の生産者から東京都の食肉処理場に搬入された牛では、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の6倍以上の3200ベクレルが検出されました。この事態を引き起こした原因は、3月に東京電力福島第1原発から大気中に放出された放射性セシウムです。

 原発から風に流され、雨と一緒に地上へ落ちたセシウムは土などに蓄積し、ガンマ線を出しています。これが今も福島で「空間放射線量」が高い原因となっています。降り注いだセシウムは、牧草地も汚染しました。牧草については、4月の時点で暫定許容値(1キロ当たり300ベクレル)が設定され、検査が実施されてきました。ただし、肉牛の飼料となる「稲わら」については、検査が徹底されませんでした。

 屋外に置かれて、セシウムを含む雨にぬれた稲わらが、宮城県や福島県などから、全国に出荷されていたのです。セシウム137の半減期は約30年ですから、4カ月前に汚染された稲わらの放射能は、ほとんど減っていません。行政が農家などに繰り返し注意を呼びかけるべきだった、と残念に思います。

 一方、牛の体内に入ったセシウムは尿などと一緒に排せつされますから、3カ月程度で半減します。また、仮に1キロ当たり3200ベクレルの牛肉を、ステーキとして200グラム食べても、0・01ミリシーベルト程度を被ばくするに過ぎません。

 そもそも私たちは、食物から年間で0・4ミリシーベルトの「内部被ばく」を受けています。主な原因は、野菜や果物などに含まれる天然の放射性カリウムです。カリウムを多く含むバナナ1本で、約0・0001ミリシーベルトの被ばくになります。

 生命の維持に不可欠なカリウムの約0・01%が放射性カリウムです。体重60キロの男性の場合、体内に約120グラムのカリウムが存在しますが、放射性カリウムは、そのうち0・012グラムで、放射能に換算すると4000ベクレルに上ります。

 つまり、私たちは、放射線を被ばくするとともに、体内から放射線を出してもいます。隣に寝ている人に対して、年間0・02ミリシーベルトくらいの被ばくをさせていると言われます。つくづく、生き物と放射線は縁が深いのです。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

茨城県内の放射線量測定は県南で高い値だった

金曜日, 7月 29th, 2011

東日本大震災:放射線量測定、県南で高い値 県が公表  ~毎日新聞20110729~
 

 県は28日、県内全市町村の1時間当たりの放射線量測定(27日実施)結果を公表した。取手市が0・297マイクロシーベルトで最も高く、次いで守谷市が0・247マイクロシーベルト。土浦、牛久、かすみがうら、つくばみらいの各市で0・2マイクロシーベルト台を観測するなど、県南地方で高い値が観測された。

 測定は、全地点で地上1メートルの高さで実施した。前回測定値(13日)と比べると、土浦市など17市町で増えたが、最大でつくばみらい市の0・034ポイント程度の微増。潮来、北茨城両市が横ばいで、それ以外の25市町村では減った。県原子力安全対策課は「いずれも健康に影響のないレベル」としている。

 県はこれまで、全市町村での放射線量測定の期間について「5~7月の3カ月間」としてきた。しかし、東京電力福島第1原子力発電所事故が収束していない現状を踏まえ、当面の間は8月以降も継続して測定を実施するという。

取手の全教育施設対象に表土除去の保護者支援費2454万円

金曜日, 7月 29th, 2011

取手市臨時議会:駅前再開発予算案を可決し閉会  ~毎日新聞20110729~

 取手市臨時議会は28日、取手駅前再開発を目的とする総額約6億8800万円の「取手駅西口都市整備事業特別会計補正予算案」、▽総額約338億9000万円の11年度一般会計補正予算案▽市内の25小中学校と15幼稚園・保育所を対象に、放射線を除去する作業を支援するための約2454万円の補正予算案--など、7議案を可決して閉会した。

 放射線除去のための補正予算案は県内初の除染支援事業で、私立の12幼稚園・保育所にも20万円を限度に費用の2分の1を補助する。補助の対象は、PTAなどが中心となり表土を除去する場合に限る。市は表土を保管し、新しい土を入れ替える作業を行う

 

表土除去の保護者支援に2454万円 取手の全教育施設対象 ~茨城新聞20110729~
 
市補正予算が可決

取手市議会の臨時議会は28日、公立保育所、幼稚園、小中学校のグラウンドの放射線量を低減するための災害時応急処理経費2454万3000円などを含む本年度一般会計補正予算案を全員賛成で可決、閉会した。

放射線量低減対策は、放射線量測定値が高い校庭などの表土除去作業を支援する内容。保護者らが表土剥離作業をするのが条件で、埋設処理するための掘削と埋め戻しは委託業者が行う。私立の17保育園、幼稚園には、それぞれ20万円を限度として、作業に要した経費の2分の1を補助する。

24日に白山西小でPTAなどが実施した表土除去作業では、作業前の測定値毎時1・313マイクロシーベルトに対し、終了後は0・230マイクロシーベルトに下がり注目された。

同市によると、公立、私立など全教育施設での放射線量低減対策実施は県内初という。

取手市 全校で校庭の表土除去を決めた

木曜日, 7月 28th, 2011

全校で校庭の表土除去へ―取手  ~常陽新聞20110728~

父母の要請、作業を条件に

福島第1原発事故による放射線対策について、取手市は27日、市内すべての保育園、幼稚園、小中学校の校庭の表土2㌢程度を除去する方針を決めた。同日開会の臨時議会に除去費用計約2454万円を計上した。取手市白山、市立白山西小学校PTA(菊地統会長)が24日、校庭の表土を削る作業を実施した結果、校庭中央の地表面の放射線量が毎時1・31マイクロシーベルトから0・23マイクロシーベルトに大きく下がったことから全校で取り組む。

これまで市が各学校などで実施した放射線量調査結果は毎時0・182~0・574マイクロシーベルトでいずれも国の基準値である毎時3・8マイクロシーベルトを下回っているが、安心のため実施するという。

対象となるのは保育園が公立・私立合わせて15園、私立幼稚園が11園、市立小学校が18校、市立中学校が7校の計51校で、除去経費は1校当たり平均約48万円となる。

全校分の除去予算を計上するが、ただし小中学校などは、白山西小と同様に、父母から要望があり父母が表土除去作業を行うことを条件にする。

除去した表土は土のう袋に詰めて、校庭の隅に穴を掘って仮置きする。削った分は汚染されていない土を入れるなどして補充する。市は、土のう袋購入費や、業者に委託して実施する除去表土の埋設作業費用などを負担する。

一方、保育園については0~6歳の小さい子どもが利用していることから、父母の要望が無くても、父母の協力を要請して全園で実施するという。私立の保育園、幼稚園に対する補助経費は20万円が限度。

校庭表土の除去作業のほか、同市は今月22日から、市シルバー人材センターに委託して、各小中学校などの側溝の泥の除去や落ち葉の清掃などを開始している。

県南地域は県北や県央などと比べ放射線量が高いことから、守谷市でも、市内の幼稚園と保育所15カ所の幼児施設すべてで、表土の入れ替えをすることを検討している。

汚染土を寺が所有する山に引きとる福島の住職

水曜日, 7月 27th, 2011

福島第1原発:汚染土、寺へ 「身捨てるのは僧侶の務め」 ~毎日新聞20110727~
 
放射能汚染を心配する住民から引き取った土壌を、寺の敷地に積み上げる常円寺の阿部光裕住職=福島市で、手塚耕一郎撮影 東京電力福島第1原発事故で、自宅や田畑の土壌の放射能汚染に不安を感じる住民が削り取った表土を引き受けている住職がいる。個人の「汚染土」について、国や自治体の対策の遅れに悩む住民は多い。「今ここに脅威があるのに放ってはおけない。身を捨て、困難を引き受けるのが僧侶の務め」と近隣住民に手を差し伸べている。

 阿部光裕(こうゆう)さん(47)が住職を務める常円寺(福島市)。寺が所有する小高い山の上に、残土の詰まったゴミ袋が約160袋積み上げられている。阿部さんの線量計は毎時8マイクロシーベルト前後で推移しているが、「元の表土より、運び込まれる土の方が線量は低い」と笑い飛ばす。

 「江戸時代までの寺は、現在の自治体と同様の働きをしていた」と語る阿部さん。5月末に放射性物質の除去に効果があるとされるヒマワリの種や苗を無償で配る市民団体を結成。年度内に2000万本を配り、放射性物質を吸い込んだ花や茎も寺で預かる計画を立てている。

 土や花の受け入れについて、近隣住民に計画を説明して回った際に反対意見は出なかったという。作業には近隣住民や檀家(だんか)など約100人のボランティアと旧知の地元企業が携わっている。「たかだか一寺の住職でも、信頼関係があればこれだけの行動に移せる。政府の対策が遅々として進まないのは国民との信頼関係が壊れている証拠だ」

 震災後も寺には、早朝から深刻な表情で悩み事を語る人がやってくる。「みんなの笑顔を取り戻したいだけなんだ」。そう話し、口を真一文字に結んだ。

 

印象に残った記事でした^ ^*

 

世界に広がる放射能  ~常陽新聞20110723~

北半球を既に5周か、高エネ研と環境研が調査

東京電力の福島第1原子力発電所の事故で、3月に放出された放射性物資がジェット気流や大気循環の影響で既に北半球を5周するなど世界中に広がった可能性が高いことが22日までに分かった。

高エネルギー加速器研究機構(高エネ研、つくば市大穂)と国立環境研究所(同市小野川)が測定した。

1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故同様、今回の事故の影響が地球規模の問題となったことを裏付ける結果といえそうだ。

九州大と東京大の研究チームは6月22日、3月12~16日に大気中に大量に放出された放射性物質が、上空の強い偏西風ジェット気流に乗って、数日の間に、米国上空から欧州上空にまで達したとの研究成果を発表した。

一方、高エネ研と環境研は3月15日から空気中の放射性物質の種類と濃度測定を開始。5月15日の9回目の測定結果公表では、①3月28日~4月5日ごろ②4月17日~23日③5月3日~7日④5月22日~26日―の4回、ピークが観測され、北半球の大気循環によって16~19日の周期で最初に放出されたものが飛来している可能性があるとしていた。九州大などの研究よりも早く、さらに具体的だった。

6月30日の10回目の報告では6月11日から15日にかけてもピークが生じたことを報告しており、併せて5回も北半球を回ったことになる。

チェルノブイリ原発事故の際もジェット気流に乗って放射性物資がわが国に運ばれたが、同事故では約16日の周期でピークが生じたという。福島第1原発事故の大気循環の周期は16~19日間としている。

また、東電は6月29日、同月4日に採取した海水から、テルル129mを初検出したと発表した。高エネ研は福島第1原発から約165㌔離れているが、3月15日採取の大気中から既にテルル129mを初検出しており、他にもテルル132、セシウム134、136、137、ヨウ素133、テクネチウム99mなどが検出されている。

つくば市の上空から検出された核種は表のように10種を超えている。これらの結果は、早い段階で核燃料の被覆管が損傷した可能性を示唆する内容だ。

高エネ研は「空気中の放射能濃度は次第に減衰している。今後も測定は継続するが、福島第1原発事故由来の放射性核種の濃度が増加した場合に報告したい」として、定期的な結果公表を終了する方針を示している。

龍ケ崎市が農産物検査実施を発表した

水曜日, 7月 27th, 2011

独自の放射線対策方針策定  ~常陽新聞20110727~

龍ケ崎市が農産物検査へ

福島第1原発事故による放射線対策について、龍ケ崎市は26日、市独自の方針を策定し発表した。保育所や小中学校の校庭などの空間放射線量が毎時1シーベルトを超えた場合、表土の削り取り実施を検討するとしたほか、新たに放射能濃度測定器を購入し市独自で農産物の検査を実施するとした。

市民から放射線に対する不安の声が出ているなどから、国の安全基準が示されるまでの暫定措置として策定した。合わせて8月1日付で市放射線対策本部(本部長・中山一生市長)を設置し、市民の相談に乗ったり、放射線に関する広報に努める。

方針はほかに、市が実施する放射線の測定場所や回数などを定めているほか、保育園や小中学校での児童の留意事項について①屋外活動の後は手や顔を洗い、うがいをする②通学時や屋外活動の後は靴の泥や衣服の土砂を出来るだけ落とす③土や砂が口に入ってしまった場合はすぐに口をすすぐ④土ぼこりが多い時は窓を閉める⑤保育園児は可能な限り長時間の屋外活動を控える⑥弁当や水筒の持ち込みは保護者の意向に配慮する―などとしている。

方針では、放射線測定場所について校庭の中央としか定めてないことから、中山市長は「今後校庭中央だけでなく側溝なども測定して対応していきたい」としている。農産物については、出荷するものを中心にサンプリング調査をしていくという。