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福島の避難者と納涼会 取手

火曜日, 8月 30th, 2016

散歩道
福島の避難者と納涼会 取手 /茨城

毎日新聞2016年8月29日 

 福島第1原発事故の影響で取手市などに避難する人たちと市民との交流団体「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」は27日、戸頭団地内の交流スペース「戸頭おやすみ処」で納涼会を開いた。約30人が参加。集合するのは3月以来5カ月ぶりとあって近況や古里の思い出話がつきない様子だった。

 団体の三浦邦夫代表(72)は「震災から5年半、地域の皆さんに本当に支援をいただいてきた。少しずつ生活に慣れ、穏やかな日を過ごしている」とあいさつ。夕食を共にしながら、歓談した。

 福島県大熊町から避難し、家族4人で取手市内に暮らす渡辺秀子さん(65)は「同じ双葉郡の人たちとも知り合い、交流を深めています」と話していた。

大山名人杯争奪全国小学生倉敷王将戦 優勝

土曜日, 8月 27th, 2016

将棋 大山名人杯争奪全国小学生倉敷王将戦 取手西小6年生・正道直さん優勝 プロ棋士目指す 
毎日新聞2016年8月27日 取手

 取手市立取手西小6年、正道直(しょうどうなお)さん(11)が将棋の「大山名人杯争奪全国小学生倉敷王将戦」高学年の部で優勝した。3年生の時も同大会低学年の部で優勝しており、再び栄冠を手にした。先週には日本将棋連盟の奨励会試験に合格、プロ棋士を目指す。

 大会は今月6日に岡山県倉敷市で開催。本県代表の正道さんは予選リーグ3勝0敗で決勝トーナメント進出し、栄冠を勝ち取った。26日に取手市役所で藤井信吾市長に「強敵ばかりで、まさか優勝できるとは思わなかったのでうれしい」とはにかみながら報告。藤井市長は「2度の優勝は素晴らしい」と称賛した。正道さんは日ごろ、千葉県柏市の将棋道場で腕を磨いている。決勝の相手は同所で顔なじみのライバルだったが「相手の意表を突く戦法で勝てた」と振り返った。

西国巡礼・四国遍路・金毘羅参り展示

金曜日, 8月 26th, 2016

企画展 西国と四国を取手から巡礼 江戸期の史料展示 茨城

毎日新聞2016年8月26日 

 旅をしながら四国や関西の寺社などを巡る「西国巡礼・四国遍路・金毘羅参り」をテーマとした企画展が取手市吉田の市埋蔵文化財センターで開かれている。村役人の家柄で、江戸時代に取手から徒歩で往復した2人の史料をはじめ、浮世絵の版画など貴重な約140点を公開中だ。

 展示史料の中で最も古いのは1768(明和5)年の山崎庄兵衛の納経帳(のうきょうちょう)。写経を寺に収め、受領印が押された記録簿で、248年前とは思えないほど墨の文字が鮮明だ。関西方面の西国三十三カ所と四国八十八カ所を4カ月で踏破した。

 また海老原喜右衛門が1824年、四国の金毘羅参りの帰路、京都の頼山陽に面会して書いてもらった漢詩も展示されている。9月23日まで(月曜休館、9月19日は開館し翌20日休館)。入館無料。

 同展にちなみ、三味線の伴奏で物語を演じる「説教節」が27日午後1時半、市福祉交流センター(市役所敷地内)で上演される。東京都指定無形文化財保持者の三代目若松若太夫氏が出演。定員160人(当日受け付け順、無料)。問い合わせは同センター(0297・73・2010)。

知らず知らずのうちにテングになってしまう

水曜日, 8月 24th, 2016

女の気持ち 53歳の転職 

毎日新聞2016年8月24日
 
 15年間勤めた会社を思い切って辞め、今の会社に転職して3カ月目になる。覚悟はしていたものの、これまでとは全く違う社風や習慣、価値観にとまどい、苦慮し続けている。

 決して前の会社が嫌になったわけではなかった。たまたま、以前から勤めてみたいと願っていた会社の求人広告が目に留まり、運試しのつもりで応募したら、幸いにも採用されたのだった。だが、世の中そんなに甘くはない。すぐに自分の能力に自信を失うことになった。

 そんな中でも収穫はあった。手本として尊敬できる同僚の女性に2人も巡り合ったことだ。

 派遣社員のTさんは、これまでいくつもの企業でレベルの高い仕事をこなしてきた経験からか、自分の中に知識の引き出しを豊富に持ち、どんな範ちゅうの話題にも対応できる。

 私と同じパートタイマーのKさんは、仕事の手際の良さは神業とも言えるほどで、そのうえ他人への思いやりにあふれ、人間のかがみとも呼べる人だ。私のような凡人は、彼女たちにはとてもかなわないなと思う。

 15年間も同じ職場にいると、勝手はわかるし要領はよくなるしで、知らず知らずのうちにテングになってしまう。わかっていたはずなのに、「自分はちょっと仕事ができる」くらいに思い込んでしまっていたのだ。認めたくはないが、2人の同僚からそのことを突き付けられた。

 53歳の転職は、新しい仕事との出合いというより、社会人としての姿勢を正された。そのことの方が収穫だった

国際音楽の日コンサートinとりで

日曜日, 8月 21st, 2016

ミュージカル
地球環境テーマに 小中学生23人元気良く練習 来月4日「国際音楽の日コンサートinとりで」 

毎日新聞2016年8月21日 
 ミュージカルやゴスペル音楽などを披露する「国際音楽の日コンサートinとりで」が9月4日、取手市民会館で開催される。ミュージカルは地球環境をテーマとした「NOW BEGINS AGAIN」。出演する小中学生23人が、市内でミュージカル演出家、杉本智孝さん(千葉県木更津市)の指導を受け、元気良く練習に取り組んでいる。

 出演する小中学生は主催の実行委員会が公募した。夏休み中に集中練習する。初練習では歌や振り付け、ステップを懸命に学び取った。取手市立取手一中2年、星野百香さん(14)は「見ている人が楽しくなってくれるようなミュージカルにしたい」と張り切っている。ゴスペルは地元グループ「スパークリング・ボイセズ」や、関東圏の100人規模のグループが出演する。

 午後2時開演。前売り入場券は一般1500円(当日券2000円)▽中学生以下800円(同1000円)。取手市文化事業団(取手福祉会館内0297・72・2258)などで販売中。

水説 「壁」ではなく「橋」を

水曜日, 8月 17th, 2016

水説 「壁」ではなく「橋」を 中村秀明

毎日新聞2016年8月17日 

 東西のベルリンをへだてる「壁」が築かれ始めたのは1961年の8月13日未明のことだった。旧ソ連の決定に当時の東ドイツ政府が従い、実行した。

 壁といっても最初は、有刺鉄線で道をふさぎ、人や車を通れなくするといった簡単なものだった。わきをすり抜けるのも、車で突き進むのも可能だったので、多くの市民は長くても2カ月くらいだろうと思っていたようだ。

 しかし、1週間もたたずに壁は頑丈になる。セメントやレンガでの建設があちこちで進んだ。玄関の前の通りが西ベルリンという中層住宅では「1253もある窓をレンガでふさぐ作業が始まり、2000人の住人は翌月末までに退去するよう命じられた」と、「ベルリンの壁の物語」(原書房)は書いている。

 そして8月20日以降は、壁を越えようとして撃たれる人も出たという。

 「分断」と「対立」を象徴したベルリンの壁はもうないが、新たな壁を築く動きは絶えることがない。

 代表的なのは、イスラエルによるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の「分離壁」だ。建設中止を求める国連決議などに構わず、建設が続く。また米大統領候補のトランプ氏は、メキシコ国境に不法移民の入国を阻止するための壁を設けると公約している。

 世界に壁が増えていくことを憂えている一人がローマ・カトリック教会のフランシスコ法王だろう。

 昨年秋から「壁と橋」について何度か語り、この夏、ポーランドのアウシュビッツ収容所跡などを訪れた際も繰り返し口にした。

 「平和は橋をかけ、憎しみは壁を築く」

 「壁は分裂を生み、憎しみは増大する。橋は人々を一致させ、人は互いに話し合うことを学び、憎しみは対話に場を譲っていく」と。

 集まった若者には「たくさんの橋をかけてください。わたしは人間的な橋がたくさん築かれるのを見たい」と語りかけた。

 実際の壁でも、心の壁でも、そのきっかけは小さなことかもしれない。壁自体も最初はちっぽけなものだ。しかし、壁に囲まれていると疑心暗鬼や不安が増幅し、もっと壁を強固にしたくなる。そして、壁を取り除くのがますます難しくなる。

 夜明け前、動員された労働者がトラックに積んだ有刺鉄線を道に広げることに始まり、28年以上も続いたベルリンの壁もそう教えている。壁を築くよりも、橋をかけることを選びたい。

関東鉄道竜ケ崎線を走っていた蒸気機関車を段ボールで制作

日曜日, 8月 14th, 2016

雑記帳 茨城県龍ケ崎市の市民グループが…

毎日新聞2016年8月14日 

 茨城県龍ケ崎市の市民グループが、半世紀前まで関東鉄道竜ケ崎線を走っていた蒸気機関車(SL)「6輪連結タンク機関車」の実物大模型(全長7・7メートル、高さ3・4メートル)を段ボールで制作した。

 グループ代表の工業デザイナー、小山英雄さん(63)が地域振興のためにと発案。専門業者に強化段ボールを特注し、ボランティアで集まった市民や学生ら総勢約40人が、3カ月がかりで組み立てた。

 市は「コロッケの街」と売り出しているが、小山さんは「SLの街としてもPRしたい」と熱い思いに拍車をかける。市内の「ショッピングセンターサプラ」で9月18日まで展示している。

女の気持ち 迷い 

月曜日, 8月 8th, 2016

女の気持ち 迷い 茨城県取手市・大久保悦子さん投稿

毎日新聞2016年8月8日

「わが家の次男は重い知的障害者である」

この文言を私はこれまで何度繰り返してきたことだろう。

次男が障害者とわかって以来、そのことを周囲にアピールしなければ、地域の障害者福祉は進展しない、それは私に与えられた仕事だと思えて、40年以上も親の立場から活動してきた。いわば使命感を持って取り組んできたのである。

どこへ行っても、どんな場面でも、わざわざ言う必要のないときでも、息子の障害を伝え、世の中にどんな障害者がいるのか、その人たちがどんなに大切な存在であるのか、どんな生活をしているのか、何を望んでいるのかなど、周囲に知ってもらおうと努力してきた。この欄に投稿を続けてきたのも、その一環だった。

しかし、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件を受けて、その気持ちが揺らいでいる。

障害をこんなにも毛嫌いしている人間がいるのだ。もしかすると、同調する人間がほかにもいるかもしれない。しかも、それは私たちの身近にいるかもしれない。

とても怖い。私はもう、息子の障害について何も語らぬほうがいいのではないだろうか。

彼のためと思って行動してきたことが、かえって彼を危険にさらしたり、彼に迷惑をかけたりすることにつながらないだろうか。

今、そんなふうに迷い始めている。

全国少年少女レスリングで西小6年銅メダル

土曜日, 8月 6th, 2016

散歩道 レスリング高野さん銅メダル 

毎日新聞2016年8月5日 

 取手市立取手西小6年、高野航成さん(12)が全国少年少女レスリング選手権大会男子6年・34キロ級で銅メダルを獲得。2日に市役所で藤井信吾市長に報告した。藤井市長は「活躍を喜んでいる。技に磨きをかけ、ますます頑張ってほしい」とたたえた。大会は東京・国立代々木競技場第1体育館で7月に開催。同階級には30人が出場した。「タックルが早い吉田沙保里のように強くなってオリンピックに出て優勝したい」と抱負を語った

ユニークなかかしたちが田んぼ沿いに勢ぞろい

日曜日, 7月 31st, 2016

ユニークかかしお目見え 取手 

毎日新聞2016年7月31日 

ユニークなかかしたちが田んぼ沿いに勢ぞろい

 取手市吉田の吉田消防署前の田んぼ沿いで30日、稲わらで作ったユニークなかかし26体がお目見えした。松の木を骨組みとし、小中学生が稲わらをたばねて制作、顔を描いた。

 NPO法人「子どもの造形美術と学びを考える会」(同市)が体験学習として企画した。坂幸子代表理事は「収穫後の稲わらを造形に生かし、昔からの文化を継承していきたい」と説明。猫の顔のかかしを作った同市立寺原小学校2年、倉持菜々美さん(7)は「家の猫と似た顔にした。ちょっと難しかったけど面白かった」。10月末まで展示される。

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