~産経新聞2011.06.16~
守谷市とつくばみらい市にまたがる山林などに、さいたま市の学校法人「開智学園」が小中高一貫校の新設を計画していることが15日、分かった。開校が決まれば県内初の小中高一貫校となる。
計画によると、関東鉄道常総線新守谷駅東側の9万8300平方メートルの敷地にホール・事務所や校舎、体育館を設置する。児童・生徒数は小学校は1学年96人、中学、高校は同240人の計2016人。
同学園の特徴は12年間を4年ごとに区切る「4・4・4制」と、学級(24人)を小学1~4年、同5年~中学2年、同3年~高校3年生と異なる年齢の児童・生徒で編成する「異年齢学級」。青木徹理事長は「つくばエクスプレス沿線から(さいたま市の)岩槻校舎に通う生徒も増えており、沿線には本校の教育方針に賛同される保護者が多いと判断した。県などと相談しながら計画を進め、できれば平成27年度までに開校したい」と話している。
市民の関心も高く、「学校法人開智学園の誘致を求める陳情」が守谷市議会に提出されている。一方、今月6日、設立された県議会私学振興議員連盟の石川多聞会長は「県外からの新設もニーズがあるからで、県内外を問わず私学振興に努めたい」としている。