1000個の手作りキャンドル点灯 ~常陽新聞2011.06.24~
筑波大で電力依存を見詰め直すイベント
「電力依存の日常を見詰め直そう」と夏至の22日夜、つくば市天王台の筑波大学構内で、「キャンドルナイトin筑波大学」が開かれ、松美池の周りには1000個の手作りキャンドルが灯された。
会場では学生音楽サークルによるジャズの生演奏やコーヒーの無料配布などがあり、学生たちは幻想的な雰囲気の中で、2時間の「スローライフ」なひとときを楽しんだ。
このイベントは発展途上国を支援する学生団体のつくばフェアトレード推進委員会が主催。キャンドルは学食から出た調理用の廃油72㍑とコップやアルミカップを使い、団体のメンバーらが3日間かけて作った。
団体代表で生物資源学類4年の渡辺健太さん(21)は、「筑波大ではこの夏、25%の節電目標が課せられている。節電でストレスになっては意味がない。声高に『原発反対』と叫ぶだけでなく、節電を楽しみながら、緩やかに流れるアナログな時間を大切にしてほしい」と話した。