Archive for 4月 3rd, 2015

夜の森の桜のトンネルを見上げて

金曜日, 4月 3rd, 2015

取手桜マップが出来上がりました。

取手シティプロモーション係さん作成

Baidu IME_2015-4-4_1-8-56

 

茨城新聞 いばらき春秋 20150403

ぽかぽか陽気に合わせ、各地から桜便りが届く

福島第1原発事故で全町避難が続く福島県富岡町。

桜の名所で知られる夜(よ)の森地区のうち、立ち入り禁止が続く帰還困難区域にある桜並木の除染が終わった。

全長2・2キロの桜並木は「桜のトンネル」として親しまれ、事故前は観光客でにぎわった。

環境省が町の要請を受け、一時帰宅する町民が桜見物できるよう除染した。

常磐自動車道の浪江-常磐富岡インターチェンジ間が3月開通し、全線で供用を始めた。

常磐線は福島、宮城両県内の運行を来年春から順次開始。

帰還困難区域の浪江-富岡間は、除染後に放射線量が高い場所の乗客の安全確保策を決めた上で再開する。

先の見通せない第1原発の廃炉が重くのしかかるが、分断された地域が再び結ばれる。

夜の森地区は第1原発から約7キロ。

事故後、警戒区域に指定され、2013年3月に一部立ち入り可能となったが、

大半は放射線量が高いまま。除染された並木は約1・5キロ。

放射線量の高い場所とは柵で区切られている。

震災から4年たつが福島県の避難者は約12万人。

込み上げる思いを胸に収め、桜を見上げる人たちがいることを忘れてはならない。

6月11〜16日、取手駅東西連絡通路の市民ギャラリー

金曜日, 4月 3rd, 2015

寄贈 古里の巨木描いた油彩画 取手在住・松尾さん、長崎に 「観光に役立てて」

毎日新聞 20150403

取手市井野台の会社員、松尾治さん(67)が今夏、

古里の長崎県西海市にある巨木アコウを描いた油彩画「悠久の時1」を同市に寄贈する。

同作品は昨秋、全国公募展「二紀展」に初入選。

うねるような根の迫力が伝わる力作となっている。

松尾さんは「古里の観光に役立ててほしい」と話している。

松尾さんは西海市出身。

18歳まで暮らし、就職とともに古里を離れた。

定年後の趣味にしようと、約10年前から絵画教室に通い、

美術団体「茨城二紀会」会員として活動している。

西海市の松島には市文化財に指定されているクワ科「アコウ」(幹回り9メートル、樹齢不明)があり、

松尾さんは3年前に帰郷した際、ほかの木を乗っ取って成長したとされるアコウを見て、

その生命力に感動。執筆することにした。

3年前に描き始めた当初、躍動感を描ききれず、一度は断念したが、昨年6月から再挑戦し、

5カ月かけて100号キャンバス(縦162センチ、横130センチ)に仕上げた。

松尾さんは「気力で再挑戦し、樹木の生命力を表現した。

色遣いを工夫した」と話している。

同作品は6月11〜16日、取手駅東西連絡通路の市民ギャラリーで開かれる

「栄光絵画グループ展」で展示し、同月末にも西海市に寄贈する予定。

同市は「市長室の前に飾りたい」(政策推進課)と話している。

取手でふるさと納税

金曜日, 4月 3rd, 2015

常陽新聞 20150403

「ふるさと納税」制度を利用して自治体に寄付をした人に、

返礼として地元特産品を進呈する事業が1日から、牛久市と取手市でスタートした。

牛久市は、明治時代、日本に初めて開設された市内の本格的ワイン醸造場シャトーカミヤのワイン、

霞ケ浦や新利根川で養殖された淡水真珠のアクセサリーを販売する明恒パールの淡水真珠ブレスレットのほか、

地元農家が栽培した低農薬ブランド米「うしく河童(かっぱ)米」、

県の銘柄指定を受けている「牛久河童スイカ」、落花生など60種類の特産品カタログの中から、

寄付した人たちが寄付金額に応じて返礼品を選ぶことができる。

取手市は、市内に工場が立地するキリンビールの取手工場産ビール、

日清食品のカップヌードル、伊藤ハムのソーセージやハム、キヤノンの電子辞書や電卓のほか、

新六本店の奈良漬けなど地元中小企業の漬物、せんべい、あられ、

地元農家が生産・加工したコシヒカリやトマトジャムなど16種類の中から

寄付金額に応じて選ぶことができる。

いずれも1万円以上の寄付者が対象。ふるさと納税は自治体への寄付制度で、

個人が2000円を超える寄付をした場合、住民税の2割が還付、控除される制度。

これまで1割だった還付、控除は、4月から2割に拡大された。

特産品による返礼は昨年末時点で県内44市町村のうち、既に31市町村で実施している。