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うつくしま福島 毎日新聞女の気持より

月曜日, 1月 2nd, 2012

うつくしま福島 千葉県柏市・吉田広美(パート・55歳)

東日本大震災に見舞われた今年も今日で最後。被災地の皆さんのご苦労を思うと、胸が痛みます。私たちが今まで通り、ありふれた日常を暮らせることに感謝しつつも、申し訳ないような複雑な気持ちです。
福島県田村市に住んでいた娘は震災直後、幼子3人と我が家に避難してきました。その後、千葉県柏市が放射線のホットスポットとして騒がれることなど、夢にも思いませんでした。
ありがたいことに、娘の住んでいた所は、福島第1原発から30キロ以上離れていました。東側に高い山々があったおかげで、どうにか暮らせるため、新学期が始まった4月、自宅に戻りました。
政府や東京電力の対応は後手に回り、情報も疑わしい限りです。そんな中で、見えない放射線の恐怖と闘いながらの子育ての不安は、いかばかりかと思います。
それでもなお、私は信じています。何年かかっても、日進月歩の医学や科学技術が、放射能と闘えるすべを見つけ出してくれることを。
広島、長崎を経験してきた日本だからこそ、この苦渋に満ちた長い道のりを、再生に向けてきっと歩んでいけると信じています。
同じ痛みを分かち合いながら、福島を見捨てることのないように、心から祈っています。ギリシャ神話に出てくる「パンドラの箱」の底に、最後に残されていたものが希望だったように。
うつくしま・ふくしま、アゲイン。

うつくしま福島

東日本大震災に見舞われた今年も今日で最後。被災地の皆さんのご苦労を思うと、胸が痛みます。私たちが今まで通り、ありふれた日常を暮らせることに感謝しつつも、申し訳ないような複雑な気持ちです。

福島県田村市に住んでいた娘は震災直後、幼子3人と我が家に避難してきました。その後、千葉県柏市が放射線のホットスポットとして騒がれることなど、夢にも思いませんでした。

ありがたいことに、娘の住んでいた所は、福島第1原発から30キロ以上離れていました。東側に高い山々があったおかげで、どうにか暮らせるため、新学期が始まった4月、自宅に戻りました。

政府や東京電力の対応は後手に回り、情報も疑わしい限りです。そんな中で、見えない放射線の恐怖と闘いながらの子育ての不安は、いかばかりかと思います。

それでもなお、私は信じています。何年かかっても、日進月歩の医学や科学技術が、放射能と闘えるすべを見つけ出してくれることを。

広島、長崎を経験してきた日本だからこそ、この苦渋に満ちた長い道のりを、再生に向けてきっと歩んでいけると信じています。

同じ痛みを分かち合いながら、福島を見捨てることのないように、心から祈っています。ギリシャ神話に出てくる「パンドラの箱」の底に、最後に残されていたものが希望だったように。

うつくしま・ふくしま、アゲイン。

取手市が県に子どもの甲状腺被ばく検査など健康調査要望

火曜日, 12月 20th, 2011
取手市が県に健康調査要望
子どもの甲状腺被ばく検査など
取手市放射能対策委員長の貫名功二副市長は19日、市民団体「放射能NO!ネットワーク取手」(本木洋子委員長)との協議の中で、福島第1原発事故の対応策について、県に対し、県民を対象にした健康調査の実施するよう要望していることを明らかにした。
11月に、子どもの甲状腺被ばく検査などを実施するよう要望したという。市単独で健康調査を行うのではなく、長期的、広域的な視点から、県単位で実施することが疫学的にも適切だとしている。
県民の健康調査の実施を巡って県は「現在の状況では必要ない」との立場をとっている。これに対し、県議会調査特別委員会は16日、栃木県が検討を始めているなどから、放射線の健康影響調査の実施などを盛り込んだ中間報告をまとめている。
同ネットワーク取手はほかに①来年スタートする除染計画の実施を待たずに、ただちに表土を除去したり立ち入り禁止にする除染のレベルを放射線管理区域のレベルである毎時0・6シーベルトにする②ストロンチウムも測定する③市内の側溝の汚泥をすべて取り除く④市有地ばかりでなく市内の大企業などにも測定と除染をするよう要請するなどを要望した。
これに対し市は①ただちに除染をする基準は、国に報告し除染を行うとされている毎時シーベルトとする②ストロンチウムの測定は、文科省が12月初旬から毎時0・2シーベルト以上の区域を対象に測定を実施しており、市内でも2カ所が対象になっている。結果は年度内にまとまる予定③側溝の汚泥などは仮置き場がないと除去することができないので、国に予防したい④大企業などにはまだ測定や除染を要望してないが、除染実施計画を策定後要望したいなどとした。
貫名副市長は「除染実施計画の認定を経て速やかに除染作業に入り、国や県にも必要な措置を要望して参りたい。放射能汚染問題については市民と情報を共有し、一層のリスクコミュニケーションを図りたい」としている。

取手市が県に健康調査要望 ~常陽新聞20111220~

子どもの甲状腺被ばく検査など

取手市放射能対策委員長の貫名功二副市長は19日、市民団体「放射能NO!ネットワーク取手」(本木洋子委員長)との協議の中で、福島第1原発事故の対応策について、県に対し、県民を対象にした健康調査の実施するよう要望していることを明らかにした。

11月に、子どもの甲状腺被ばく検査などを実施するよう要望したという。市単独で健康調査を行うのではなく、長期的、広域的な視点から、県単位で実施することが疫学的にも適切だとしている。

県民の健康調査の実施を巡って県は「現在の状況では必要ない」との立場をとっている。これに対し、県議会調査特別委員会は16日、栃木県が検討を始めているなどから、放射線の健康影響調査の実施などを盛り込んだ中間報告をまとめている。

同ネットワーク取手はほかに①来年スタートする除染計画の実施を待たずに、ただちに表土を除去したり立ち入り禁止にする除染のレベルを放射線管理区域のレベルである毎時0・6シーベルトにする②ストロンチウムも測定する③市内の側溝の汚泥をすべて取り除く④市有地ばかりでなく市内の大企業などにも測定と除染をするよう要請するなどを要望した。

これに対し市は①ただちに除染をする基準は、国に報告し除染を行うとされている毎時シーベルトとする②ストロンチウムの測定は、文科省が12月初旬から毎時0・2シーベルト以上の区域を対象に測定を実施しており、市内でも2カ所が対象になっている。結果は年度内にまとまる予定③側溝の汚泥などは仮置き場がないと除去することができないので、国に予防したい④大企業などにはまだ測定や除染を要望してないが、除染実施計画を策定後要望したいなどとした。

東日本大震災:取手市、ストロンチウム測定へ 市民団体要望に応え ~毎日新聞20111220~

◇2カ所程度、年度内に結果

取手市は19日、市民団体「放射能NO!ネットワーク取手」(本木洋子代表、70人)が市に提出した要望書に応え、放射性ストロンチウムの測定を市内2カ所程度で実施する方針を明らかにした。年度内に結果をまとめるとしている。ストロンチウムは骨に蓄積されて健康被害を及ぼすとされ、ストロンチウム90の生物学的半減期は約30年とされる。東京電力福島第1原子力発電所周辺だけでなく、100キロ圏外の東京や横浜などでも検出されている。

同団体は3日、「放射能から市民の命と暮らしをまもるため万全の対策を求める要望書」を藤井信吾市長に提出。ストロンチウム測定のほか▽毎時0・6マイクロシーベルトの放射線量が測定された場合、危険を表示し除染する▽汚泥などの仮置き場を市の責任で早急に設置する▽市内には複数の大企業があるが、市の公有地と同様に放射線量測定や除染を行う▽医療機関と連携して、市内に「ホールボディーカウンター」など健康検査ができる施設を設ける--など計9項目を求めていた。

これに対し、市は19日、ストロンチウム測定について「国の動向を注視しつつ速やかに対応したい」と応じ、方針を提示。また▽大企業にも放射線量測定や除染を依頼▽内部被ばくなど健康調査機関の設置については、隣接市や医療機関と協議し、広域的な視点で対処できるように関係機関に働き掛けたい--などと回答。食品の放射線測定機については、消費者庁に増設貸与を申請するとしている。

本木代表は「市は国や県の対応を待つのではなく、子供の被ばく量などを検査するなど、市独自の対応を進めてほしい」と訴えた。市放射能対策委員長の貫名功二副市長は「国や県に必要な措置を要望し、引き続き市民と情報を共有し、一層のリスクコミュニケーションを図っていきたい」と語った。

貫名副市長は「除染実施計画の認定を経て速やかに除染作業に入り、国や県にも必要な措置を要望して参りたい。放射能汚染問題については市民と情報を共有し、一層のリスクコミュニケーションを図りたい」としている。

2011年12月14日 毎日新聞茨城版より取手記事転載

水曜日, 12月 14th, 2011
取手市議会:議員報酬是正条例案を可決 /茨城
取手市議会は13日、議員提案された議員報酬是正条例案を賛成多数で可決した。議員が議会に一度も出席しなくても報酬が満額支払われる現行条例を是正し、連続して欠席した場合、欠席回数に準じて報酬などを減額することになった。来年4月から施行される。
同条例案は公務上の災害や議長が認めた場合を除き、▽連続して2回欠席すると議員報酬を5分の4に▽連続3回で同5分の3に▽連続4回以上で同2分の1に減額する--という内容。期末手当も欠席回数に準じて減額するとしている。
同市議会では議員が当選すると、任期の4年間、病気などを理由に、一回も議会に出席しなくても満額報酬を得ている。このため議員の職責の重みと、住民への信頼確保を重視するため是正案が提案された。
取手市:木内幸男氏の功績たたえ名誉市民に /茨城
取手市議会は13日、県立取手第二高校(取手市)と常総学院高校(土浦市)の野球部で監督を務めた木内幸男さん(80)の功績と栄誉をたたえ、同市名誉市民の称号を与えることを決めた。木内さんは「木内マジック」と呼ばれる采配で高校野球ファンに圧倒的な支持があり、議員提案で賛成多数で可決された。
木内さんは土浦市出身。1957~84年まで取手二野球部監督を務め、84年の全国高校野球選手権大会で県勢初の優勝を果たし、85~03年まで常総高校野球部監督として優勝を果たすなど甲子園大会に20回出場。40勝17敗の好成績を収めたことが評価された。
散歩道:障害者作品展--取手 /茨城
取手市寺田の市福祉交流センターで「とっておきの芸術祭inとりで~障害者の作品展~」が開かれている。障害者への理解を深めてもらおうと7年前から始まった。
同展には絵画や書、手工芸品など約100人の作品約60点を展示。紙工作の大きなクリスマスツリーや可愛いフクロウなどが目を引く。16日正午まで。入場無料。

取手市議会:議員報酬是正条例案を可決--取手

取手市議会は13日、議員提案された議員報酬是正条例案を賛成多数で可決した。議員が議会に一度も出席しなくても報酬が満額支払われる現行条例を是正し、連続して欠席した場合、欠席回数に準じて報酬などを減額することになった。来年4月から施行される。

同条例案は公務上の災害や議長が認めた場合を除き、▽連続して2回欠席すると議員報酬を5分の4に▽連続3回で同5分の3に▽連続4回以上で同2分の1に減額する--という内容。期末手当も欠席回数に準じて減額するとしている。

同市議会では議員が当選すると、任期の4年間、病気などを理由に、一回も議会に出席しなくても満額報酬を得ている。このため議員の職責の重みと、住民への信頼確保を重視するため是正案が提案された。

取手市:木内幸男氏の功績たたえ名誉市民に--取手

取手市議会は13日、県立取手第二高校(取手市)と常総学院高校(土浦市)の野球部で監督を務めた木内幸男さん(80)の功績と栄誉をたたえ、同市名誉市民の称号を与えることを決めた。木内さんは「木内マジック」と呼ばれる采配で高校野球ファンに圧倒的な支持があり、議員提案で賛成多数で可決された。

木内さんは土浦市出身。1957~84年まで取手二野球部監督を務め、84年の全国高校野球選手権大会で県勢初の優勝を果たし、85~03年まで常総高校野球部監督として優勝を果たすなど甲子園大会に20回出場。40勝17敗の好成績を収めたことが評価された。

散歩道:障害者作品展--取手

取手市寺田の市福祉交流センターで「とっておきの芸術祭inとりで~障害者の作品展~」が開かれている。障害者への理解を深めてもらおうと7年前から始まった。

同展には絵画や書、手工芸品など約100人の作品約60点を展示。紙工作の大きなクリスマスツリーや可愛いフクロウなどが目を引く。16日正午まで。入場無料。

子どもが主役の街づくり ピノキオプロジェクト 千葉・柏、柏の葉地区

月曜日, 12月 5th, 2011
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ピノキオプロジェクト:街づくり、子どもが主役--千葉・柏、柏の葉地区
◇地元の店で職業体験 「失敗OK」暮らしやすい街に
地元の商店などが子どもたちを受け入れ、街ぐるみで職業体験を行う「ピノキオプロジェクト」が今秋、千葉県柏市のつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅周辺で催された。「子どもは街で育てよう!」をスローガンにしたこのイベントは、子どもの存在を通して街を発展させようという試みでもある。【田村佳子】
「おいしいクレープを食べに来てくださーい!」「地元で取れた野菜いかがですか」--。秋晴れの駅前に、そろいのビブ(ベスト)とピノキオの顔を模した帽子をかぶった子どもの声が響いた。子どもたちの“就職先”は、近くの商店や農家が駅前広場に出店して月1回開かれる「マルシェ(市場)」と、駅に隣接するショッピングセンターだ。
5回目となる今年は57店が協力、子どもたちは300円払って希望の仕事を申し込み、1回1時間の職業体験に参加する。仕事が終わると、期間内だけ有効の地域通貨が300円分支払われ、協力店舗で好きなものを買える。イベントは地元に根付き、受け付け開始の数時間前から参加希望者の列ができた。
近くに住む田口拓弥さん(10)は昨年、マンションのモデルルームの受付をしたので、今回はお店で働きたいと菓子の露店で接客した。初めて会った子ども2人と呼び込みの言葉を考え、「柏で1軒だけの甘納豆ですよ」と大声を張り上げた。路上で試食も促した。「緊張したけど、自分が呼び込んだ客が買ってくれた時は『やった』と思った」とにっこり。母親(39)は「恥ずかしがり屋なので人と接する機会にしたいと考えた。楽しそうでした」と目を細めた。
鼻が伸びたりロバになりかけたりするピノキオのように、失敗の余地があるのがプログラムの魅力だ。
過去には仕事でズルをした子もいて、子ども同士のけんかに発展して泣く子が出たことも。花屋で働いたものの、セロハンで上手に花を巻けない女の子もいた。だが、けんかした子どもたちは自分たちで仲直りし、花屋で失敗した子はその晩、家で練習し、翌日も同じ店で働いて店主を感心させたという。誰でも同じ満足が得られるテーマパークと違い、試練を乗り越える充実感がある。
初めて協力した花の井製菓の渡邉美佐子さんは「声も出せない子もいて、一緒に店頭で声出しの練習をした。社会経験の少ない子に大人と話せる能力がつけばいい」と「街の子育て」に期待を寄せる。
プロジェクトを主導するのは「柏の葉アーバンデザインセンター」。柏市や近隣にキャンパスのある東京大と千葉大、デベロッパーなどで作る産官学の街づくり組織だ。小山田裕彦ディレクターは「新しい街にコミュニティーを作り、住み続けたい場所にする」ための企画だという。
柏の葉地区はゴルフ場と米軍基地の跡地を開発した新興住宅地だ。人口2・6万人を予定し、高層マンション群の建設が進む。職業体験のほかにも、街ぐるみの養蜂や大規模ピクニックなどユニークな活動を展開する。
「街の広場に彫刻などのアートを置く時代は終わった。型破りな考えを持つ人の発想を街づくりに取り入れるのが街のアート活動」と小山田さん。活動を通し、住民がつながることを目指している。ピノキオプロジェクトは、企業や自治体が審査する08年のキッズデザイン賞で金賞を受けた。
大規模開発・再開発が行われる地域では近年、デベロッパーなどがサークル活動やイベントの開催を支援し、コミュニティー形成に取り組む例が珍しくない。近所付き合いを敬遠する住民も少なくない中で、住民同士の良好な関係や治安の維持に必要と考えるからだ。
実行委に加わる企画運営会社「ワコールアートセンター」社の松田朋春チーフプランナーは、子どもの存在は重要だと指摘する。「子どもは失敗の塊。大人は地域から子どもを排除し、失敗を恐れるようになっていないか。失敗を許容できなければ街は暮らしにくくなる。子どもを媒介に街の寛容さを広げたい」。新規の活動を面倒がる大人も、子どもがかかわると協力し、やがて笑顔になるのを経験してきた。「ピノキオ」も5年前は協力を申し出た店はなかったが、年を追うごとに増えてきたという。
マルシェでは「子どもがいると活気が出る」と好評だ。初参加の古着店kapre(カプレ)の大小原啓太さんは「子どもってやりたいことが無限なんだと改めて感じた。今後も続けてほしい」と振り返っていた。い。

ピノキオプロジェクト:街づくり、子どもが主役--千葉・柏、柏の葉地区 ~毎日新聞20111204~

◇地元の店で職業体験 「失敗OK」暮らしやすい街に

地元の商店などが子どもたちを受け入れ、街ぐるみで職業体験を行う「ピノキオプロジェクト」が今秋、千葉県柏市のつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅周辺で催された。「子どもは街で育てよう!」をスローガンにしたこのイベントは、子どもの存在を通して街を発展させようという試みでもある。

「おいしいクレープを食べに来てくださーい!」「地元で取れた野菜いかがですか」--。秋晴れの駅前に、そろいのビブ(ベスト)とピノキオの顔を模した帽子をかぶった子どもの声が響いた。子どもたちの“就職先”は、近くの商店や農家が駅前広場に出店して月1回開かれる「マルシェ(市場)」と、駅に隣接するショッピングセンターだ。

5回目となる今年は57店が協力、子どもたちは300円払って希望の仕事を申し込み、1回1時間の職業体験に参加する。仕事が終わると、期間内だけ有効の地域通貨が300円分支払われ、協力店舗で好きなものを買える。イベントは地元に根付き、受け付け開始の数時間前から参加希望者の列ができた。

近くに住む田口拓弥さん(10)は昨年、マンションのモデルルームの受付をしたので、今回はお店で働きたいと菓子の露店で接客した。初めて会った子ども2人と呼び込みの言葉を考え、「柏で1軒だけの甘納豆ですよ」と大声を張り上げた。路上で試食も促した。「緊張したけど、自分が呼び込んだ客が買ってくれた時は『やった』と思った」とにっこり。母親(39)は「恥ずかしがり屋なので人と接する機会にしたいと考えた。楽しそうでした」と目を細めた。

鼻が伸びたりロバになりかけたりするピノキオのように、失敗の余地があるのがプログラムの魅力だ。

過去には仕事でズルをした子もいて、子ども同士のけんかに発展して泣く子が出たことも。花屋で働いたものの、セロハンで上手に花を巻けない女の子もいた。だが、けんかした子どもたちは自分たちで仲直りし、花屋で失敗した子はその晩、家で練習し、翌日も同じ店で働いて店主を感心させたという。誰でも同じ満足が得られるテーマパークと違い、試練を乗り越える充実感がある。

初めて協力した花の井製菓の渡邉美佐子さんは「声も出せない子もいて、一緒に店頭で声出しの練習をした。社会経験の少ない子に大人と話せる能力がつけばいい」と「街の子育て」に期待を寄せる。

プロジェクトを主導するのは「柏の葉アーバンデザインセンター」。柏市や近隣にキャンパスのある東京大と千葉大、デベロッパーなどで作る産官学の街づくり組織だ。小山田裕彦ディレクターは「新しい街にコミュニティーを作り、住み続けたい場所にする」ための企画だという。

柏の葉地区はゴルフ場と米軍基地の跡地を開発した新興住宅地だ。人口2・6万人を予定し、高層マンション群の建設が進む。職業体験のほかにも、街ぐるみの養蜂や大規模ピクニックなどユニークな活動を展開する。

街の広場に彫刻などのアートを置く時代は終わった。型破りな考えを持つ人の発想を街づくりに取り入れるのが街のアート活動」と小山田さん。活動を通し、住民がつながることを目指している。ピノキオプロジェクトは、企業や自治体が審査する08年のキッズデザイン賞で金賞を受けた。

大規模開発・再開発が行われる地域では近年、デベロッパーなどがサークル活動やイベントの開催を支援し、コミュニティー形成に取り組む例が珍しくない。近所付き合いを敬遠する住民も少なくない中で、住民同士の良好な関係や治安の維持に必要と考えるからだ。

実行委に加わる企画運営会社「ワコールアートセンター」社の松田朋春チーフプランナーは、子どもの存在は重要だと指摘する。「子どもは失敗の塊。大人は地域から子どもを排除し、失敗を恐れるようになっていないか。失敗を許容できなければ街は暮らしにくくなる。子どもを媒介に街の寛容さを広げたい」。新規の活動を面倒がる大人も、子どもがかかわると協力し、やがて笑顔になるのを経験してきた。「ピノキオ」も5年前は協力を申し出た店はなかったが、年を追うごとに増えてきたという。

マルシェでは「子どもがいると活気が出る」と好評だ。初参加の古着店kapre(カプレ)の大小原啓太さんは「子どもってやりたいことが無限なんだと改めて感じた。今後も続けてほしい」と振り返っていた。

Dr.中川のがんの時代を暮らす

火曜日, 11月 15th, 2011

Dr.中川のがんの時代を暮らすは、毎日新聞日曜日に連載中です。

2週間分毎に転載させていただいています。

Dr.中川のがんの時代を暮らす:13 見直し進む食の安全基準

 内部被ばくの恐怖が収まりません。お母さん方の心中を思うと、僕もつらい気持ちになります。ただし、半減期30年のセシウム137を摂取しても排せつによって、子供は数週間、大人も約3カ月で体内の量自体が半減します。

 実際、福島の住民を対象とした検査の結果、セシウムによる内部被ばくも、危惧されたレベルではないことが明らかになりつつあります。9月末までに検査をした福島県民4463人の内部被ばく量は、生涯で約3ミリシーベルトと推定される2人の値が最大でした。そのほか、8人が2ミリシーベルト、6人で1ミリシーベルト、残りの4447人は1ミリシーベルト未満でした。いずれもがんが増えるレベルではなく、ほっとしました。

 チェルノブイリでは、事故の公表と食品規制が遅れたため、放射性ヨウ素による小児甲状腺がんが増えましたが、放射性セシウムが直接原因となった発がんの増加は、これまでのところ確認されていません。チェルノブイリと比べて、福島での被ばく量は少ないので、福島では放射性物質が直接原因となるがんは、どんながんでも増えないだろうと思います。

 さらに、セシウムによる内部被ばくにつながる食品の放射性物質について、安全基準がさらに厳しくなります。小宮山洋子厚生労働相は10月28日、「年5ミリシーベルト」としている放射性セシウムの暫定上限を「年1ミリシーベルト」に引き下げる方針を明らかにしました。

 これは、内閣府の食品安全委員会が、食品から受ける被ばくについて、放射線による健康への影響が見いだされるのは「生涯の累積線量が100ミリシーベルト」とする評価書を出したことを受けたものです。

 食品安全委員会の議論には、僕も、専門参考人として参加しました。100歳まで生きる人を想定すると、「生涯100ミリシーベルト未満」を目指すためには食品からの被ばくの上限は年1ミリシーベルトになります。例えば、野菜の現在の暫定規制値は1キロあたり500ベクレルですが、単純に5分の1にするならば100ベクレルが上限になります。これは、米国の基準の12分の1に相当し、生産者にとっては非常に厳しい数字となります。一方、この見直しによって、内部被ばくの心配はさらに少なくなりますから、国民の安心は広がるはずです。

 

Dr.中川のがんの時代を暮らす:14 自然被ばくとは

東京電力福島第1原発の事故を許すことができないことに、だれも異論はありません。ただし、この事故がなかったとしても、私たちだれもが毎日、放射線による被ばくをしていることも現実です。

 大地からガンマ線が出ていますし、宇宙線は常に地球へ降り注いでいます。さらに、天然の放射性物質は大気にも食べ物にも含まれますから、私たちの体内にはかなりの量の放射性物質が存在しています。これら自然環境からの被ばくを「自然被ばく」と呼びます。

 日本の自然放射線は、国際的に見ると少ない方で、世界平均の年間約2・4ミリシーベルトに対して、日本は1・5ミリシーベルト程度です。これはウラン鉱石などの資源が少ないためですが、同じ日本国内でも地域差があります。西日本は東日本より自然被ばくが多い傾向があります。放射性物質を多く含む花こう岩などが多く、大地からの被ばくが増えるのです。しかし、西日本で、がん患者が多いというデータはありません。

 ウラン鉱石などの資源が多い米国では、自然被ばくは年間3ミリシーベルトと、日本の倍です。上空では、宇宙線を「遮蔽(しゃへい)」する空気が薄くなり、成田からニューヨークを航空機で往復すると0・2ミリシーベルトの被ばくになります。7往復すれば日本国内の年間自然被ばくに達しますが、米国駐在の商社マンに、がんが多いわけではありません。

 世界には、もっと自然放射線が高い場所があります。イランのラムサールというラジウム温泉で有名な保養地では、年間の線量が最大で200ミリシーベルト以上にもなりますが、やはりがんの増加は認められてはいません。

 そもそも、日本人が(僕もですが)愛してやまない温泉は、自然放射線が高いのです。たとえば名湯として有名な有馬温泉(兵庫県)もラドンを含む「放射能泉」の一つです。

 わずかな放射線を徐々に浴びる場合、身体への悪影響はほとんどないと多くの専門家が考えています。「1ミリシーベルトを超える被ばくはすべて危険だ」と言う人もいますが、科学的な根拠はありません。実際、平均的な日本人は年間5ミリシーベルトを超える被ばくをしています。自然被ばくに加え、「医療被ばく」もあるからです。次回はこの点をお話しします。

Dr.中川のがんの時代を暮らす

火曜日, 11月 15th, 2011

Dr.中川のがんの時代を暮らすは、毎日新聞日曜日に連載中です。

2週間分毎に転載させていただいています。
Dr.中川のがんの時代を暮らす:11 積算放射線量を測る
 
 「毎時1マイクロシーベルトの公園に、1年間ずっといたらおよそ9ミリシーベルトの被ばくになる」という計算が紹介されることがありますが、現実にはあり得ない想定です。そもそも、外部被ばくの量は、数メートル離れるだけで大きく違ってきます。風に乗って運ばれた放射性セシウムは、雨に溶けて土などに吸着していますから、空間放射線は、風向きや雨といった天候や、地形、地表の性質などによって大きく異なるからです。

 東京電力福島第1原発の事故によって放出された放射性物質は、3月15日と22日の風に乗って、首都圏まで達しました。15日の方が運ばれたセシウムの量は多かったのですが、幸いにも雨が降らなかったため、「素通り」になりました。一方、22日は雨が降り、セシウムが地表に沈着することになってしまったのです。

 線量が局所的に高い地点は「ホットスポット」と呼ばれます。ホットスポットは、福島第1原発から放出されたセシウムを乗せた風が流れ込んだときに雨が強く降った場所、とりわけ公園など土の多い場所にあたります。

 屋外と比べ、屋内での被ばくはぐっと少なくなります。木造家屋でも、屋外の4割程度、マンションなどの鉄筋コンクリートの建物の中では、2割以下になります。結局、個人が受ける外部被ばく量は、「線量計」を携帯して測らなければ分からないことになります。

 この個人の被ばく線量の測定に便利なのが「ガラスバッジ」です。特殊なガラスに放射線があたると、化学反応が起きて積算量が「記憶」される性質を利用したもので、病院などでも利用されています。ガラスを入れた小さなケースを常時身につけて、被ばく量を測定します。

 このガラスバッジによる測定結果が、明らかになってきています。福島県川俣町の約2500人の7~9月の3カ月の積算放射線量は、最大で約1ミリシーベルトと報じられています。同県伊達市の約8400人の8月、1カ月間の計測の結果からも、年間の被ばく量は最大でも5ミリシーベルト程度にとどまることが分かりました。

 年間5ミリシーベルトは、住民の平時の「被ばく限度」である1ミリシーベルトを超えますが、これによってがんの発症が増えるレベルではありません。

 

Dr.中川のがんの時代を暮らす:12 ジョブズ氏を悼む
 

米アップル社の共同創業者で前最高経営責任者のスティーブ・ジョブズ氏が、今月5日、膵臓(すいぞう)がんのため、56歳の若さで亡くなりました。私は「パソコン依存症」ですが、同社のマッキントッシュ(Mac)以外のマシンを使ったことがありません。4年前にはシリコンバレーの本社を訪問したほど、アップルをこよなく愛してきましたので、予想はしていたものの、ジョブズ氏の死は大変ショックでした。

 1980年代に社内抗争によってジョブズ氏が追放されると、アップル社は業績が悪化し倒産の危機に直面しましたが、彼の復帰後は、その強烈なカリスマ性によってiPodやiPhoneなど、時代を先取りする商品を矢継ぎ早に世に送り出し、今年8月、ついに株式の時価総額が世界一となりました。

 ジョブズ氏は、亡くなる前日まで、仕事をしていたようです。その精神力と使命感に驚くとともに、がんが実は「ピンピンコロリ」型の病気だということを実感させられます。このことは、胆のうがんで亡くなった、プロ野球元日本ハム監督の「親分」こと大沢啓二さんが、亡くなる2週間ほど前まで、テレビに出演していたことでも分かることです。

 膵臓がんは、手ごわいがんの代名詞です。完治する人はまれで、生存期間も平均で1年程度です。ところが、ジョブズ氏の場合、最初の手術から亡くなるまで7年が経過しています。大富豪ゆえに特別な治療が施された、というわけではないと思います。

 実は、ジョブズ氏の膵臓がんは「膵内分泌腫瘍」で、一般的な膵臓がんとタイプが違います。これは、膵臓の中で、インスリンなどのホルモンの内分泌をつかさどる細胞が「がん化」した腫瘍です。膵内分泌腫瘍は、膵臓がん全体の2%程度と非常に珍しいものですが、治癒率は普通の膵がんと比べると格段に高く、早期で手術すれば、ほぼ完治します。

 しかし、ジョブズ氏の場合、診断後も食事療法などの代替療法を続け、手術が9カ月も遅れてしまいました。本人も後悔していたと報じられていますが、天才経営者の「判断ミス」が、ITの歴史を変えてしまわないように祈ります(合掌)。

航空取材の安全を祈願する毎日神社を紹介

水曜日, 11月 9th, 2011

東西線に乗って竹橋駅着

初めての毎日新聞本社ビルです

毎日新聞社

本社屋上はまるで都会のオアシスです

富士山・2つのタワー・飛行船・・・・

今まで首都高から見ていた本社ビル

屋上

毎日新聞社屋上

毎日新聞社屋上

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毎日神社:航空取材の安全を祈願 例大祭開く~毎日新聞20111020~
 
毎日神社 

 毎日神社は1939年、毎日新聞社(当時は東京日日、大阪毎日新聞社)の双発輸送機「ニッポン」号が世界一周を達成したことを記念して創建された。例大祭には朝比奈豊社長ら本社役員、関係会社の代表ら約70人が出席し、玉串を奉納。ニッポン号の中尾純利機長の長女、安達純子さんや、吉田重雄副操縦士の長女、中村美保子さんと夫で鹿島建設社長の満義さんも参列した。

 朝比奈社長は「ニッポン号の技術と挑戦の気持ちを残そうとできた神社に守られているように感じる」とあいさつし、昨年から東日本で毎日新聞と合同航空取材をする共同通信社の古賀泰司常務理事は「日本のメディア界を引っ張るような航空取材をしたい」。ニッポン号を開発した三菱航空機の江川豪雄社長は「ニッポン号の精神を受け継ぎながら、新型機の開発を進めたい」と語った。

毎日神社

毎日神社

本日ここまで 睡魔がぁ (笑)zzz

毎日新聞記事より 2011.10.27

水曜日, 10月 26th, 2011

 取手市は24日、東日本大震災に伴う放射線除染対策事業や被災者を臨時職員として雇用するなど、計6022万5000円を増額する補正予算案を専決処分したと発表した。

 放射線除染対策事業では、市は当初、市内90カ所で放射線量を測定していたが、市民の要望に応え計100カ所に拡大した。また、学校給食の検体検査も当初の240検体から一気に1596検体に増やすなど「緊急に対応したため」としている。

ひたち海浜公園でインフィオラータ開催

木曜日, 10月 6th, 2011

インフィオラータ 花びらで道路に絵--ひたち海浜公園20周年 ~毎日新聞20111006~
 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡)が開園20周年を迎えた5日、道路に花びらで絵を描く「インフィオラータ」制作が行われた。笑顔が絶えることがないようにとの願いを込めて、絵のテーマは「スマイル」。市民ら約40人が参加して5枚の絵を描いた。

 インフィオラータはイタリア語で「花のじゅうたん」の意味。同国ジェンツァーノ市の6月の花祭りで毎年お目見えする。神戸市では97年から阪神大震災からの復興を願う観光客参加型イベントとして続けられている。

 同公園の敷地は、かつて旧日本軍の飛行場や米軍の射爆撃場として利用された。返還以降は平和利用が進められ、公園は91年10月に開園。花やアトラクションを楽しむ観光拠点として、延べ約1800万人が来園した。

 この日は記念式典の後、東日本大震災からの復興と今後の平和を願い、参加者らがインフィオラータに挑戦。カーネーション9000本の花びらを使用して描いた。展示は10日まで。8日の午後1時と3時、みはらしの広場特別ステージで、インフィオラータ・プロジェクトサポーターで歌手の白井貴子さんがライブを行う。

製作中インフィオラータ海浜公園

完成品はひたち海浜公園HPで

アジアから応援メッセージ 取手市役所で展示

木曜日, 10月 6th, 2011

 

海外から応援メッセージ 取手市役所 ~産経新聞20111012~

 取手市役所の玄関ロビーに、東日本大震災の被災者に対する海外からの応援メッセージが書かれた大きな布が飾られている。

 同市の会社役員、竹田定昭さん(69)が、5月15日~6月30日、中国・チベットやインド、マレーシアの寺院を回り、現地にいたアジアをはじめヨーロッパや南北アメリカなど25カ国の57人に自国語でメッセージを書いてもらった。

 メッセージは布に隙間なく書かれ、「私たちはいつも被害者とともにあり、あなた方のために支援し、お祈りいたします」(マレーシア人)、「この困難で難しいとき、多くの有志と友が日本を助けます」(オーストリア人)、「日本の皆さんが迅速に復興することを信じています」(英国人)などと日本や被災者への思いがつづられている。

 同市役所での展示は今月14日まで。11月3日~12月6日にはJR藤代駅で展示される予定。

 

アジアから応援メッセージ 取手市役所で展示  ~毎日新聞20111005~

 「頑張れ福島」--。取手市役所玄関ロビーで、アジアの人々などが書いた東日本大震災の被災者へ贈るメッセージを集めた展示会が開かれている。同市新町の菓子卸業、竹田定昭さん(69)が5、6月に中国やインドなど4カ国を巡礼した際集めた寄せ書きで、「頑張ってください」「苦しみや悲しみを乗り越えて」など、31カ所で57人が、それぞれの母国語で記帳したメッセージがパネル写真とともに展示されている。

 竹田さんは当初、アジア諸国を歴訪するつもりだったが、大震災に心を痛め「巡礼の旅」に気持ちを切り替えて日本を出発。46日間かけて中国-ネパール-マレーシアなどを巡り、メッセージを大きな布(縦1・5メートル、横2メートル)に書いてもらったという。同展示は14日までで、藤代駅にある市藤代ギャラリーでも11月30日~12月6日まで展示する予定だ。

 

震災復興25カ国57人が応援文  ~常陽新聞20111104~

取手市新町6丁目の竹田さんが巡礼先で受け取る

東日本大震災後、アジア4カ国を旅行し、寺院など15カ所を巡礼した取手市の竹田定昭さん(69)が、巡礼先で受け取った25カ国57人の震災復興応援メッセージが3日から14日まで、同市寺田、取手市役所1階ロビーに展示されている。

縦横2㍍の白い布に「苦しいときも私たちはあなたと共にあります」「太陽は沈むだけではありません。必ず日は昇ります」「将来の子どもたちのために頑張ってください」などのメッセージが、英語や中国語などさまざまな言語で書かれている。巡礼先の中国・チベット寺院の僧侶や、インド・コルカタ、マザーテレサの家の司教などが寄せてくれたほか、巡礼先で出会った世界各国の旅行者から受け取ったという。

竹田さんは5月15日から6月30日まで45日間、大阪の友人と2人で、航空機や列車、バス、乗用車などを乗り継ぎながら、中国、ネパール、インド、マレーシアの4カ国を巡礼旅行した。

もともとチベット寺院を旅行する計画を立てていたが、3月11日の大震災を経験し、単なる旅行ではなく、2万人に及ぶ東北の死者・行方不明者を弔い、復興を祈願しようと旅立った。

中国・チベット自治州やネパールの仏教寺院、インドのヒンズー教寺院やカトリック教会、マレーシアのイスラム教モスクなどを訪れ、震災の被害者を弔い、復興を祈願した。その際に「日本の被災者に応援メッセージを書いて欲しい」と頼んだところ、多くの人が寄せてくれたという。

帰国後、8月23日から1週間、県庁2階ロビーで展示されたのに続いて、今回、取手市役所での展示となった。

メッセージが書かれた布地のほか、日本語に翻訳された言葉や、巡礼先で竹田さんが撮影した写真なども合わせて展示されている。11月30日から12月6日は同市の藤代ギャラリーにも展示される予定。

竹田さんは「外国の人も皆、日本の津波や原発事故のことを知っていて、巡礼先では多くの人から『希望を持って欲しい』というメッセージをもらった。日本人に寄せる外国人の気持ちを受け取ってほしい」と話している。