Archive for the ‘記事’ Category

大宝八幡宮 風鈴まつり

土曜日, 8月 8th, 2020

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涼を求めて
下妻の大宝八幡宮 風鈴の音、清らかに 1000の短冊に市民ら願い「コロナ終息を」
毎日新聞2020年8月12日

境内に風がそよぐと風鈴が揺れ、涼しげな音が響く。下妻市大宝の大宝八幡宮で「風鈴まつり~千古(せんこ)の社(やしろ)に涼を求めて~」と銘打った行事が初めて開かれている。参道の約1000個の風鈴には、市民が願いを込めた短冊がついている。

新型コロナウイルスの影響で、同市による今年の文化祭は中止となった。児童生徒たちの作品展示の機会がなくなり、宮司の山内雄佑さん(42)は「代わりに発表の場を」と考えた。ガラスの風鈴に好きな絵を描き、短冊をつけた「作品」を市民から集めて展示した。

主な展示場所は長さ12メートル、幅3メートル。山内さんらがテント2張りの骨組みをつなげ、頭上には日よけのすだれを取り付けた。山内さんは「鈴の清らかな音色は邪気を払う。身も心も清らかになって悪いものが寄りつかないようになれば」と話す。

短冊には「ころなになりませんように」といった願いごとが書かれていた=茨城県下妻市大宝の大宝八幡宮で
短冊はさまざまだが、「疫病退散」「コロナが終息しますように」と感染終息への願いが目立つ。「およげるようになりますように」「じがじょうずになれますように」「部活のバスケをがんばって、レギュラーをとるぞ」といった子どもたちの願いもある。

31日まで。土日は午後7時ごろ~同10時ごろライトアップする。社務所では疫病退散に御利益があるとされる妖怪アマビエをデザインした「願い石」を希望者に配っているが、人気で品切れになることも。問い合わせは大宝八幡宮(0296・44・3756)。

JAとりで医療センター 冨満院長

金曜日, 8月 7th, 2020

茨城新聞 20200807

JAとりで医療センター 冨満院長に聞く 新型コロナ院内感染、治療経て教訓
「正しく理解」重要

今後も「正しく理解し、正しく恐れること」が大切と呼び掛ける冨満弘之院長=取手市本郷のJAとりで総合医療センター今後も「正しく理解し、正しく恐れること」が大切と呼び掛ける冨満弘之院長=取手市本郷のJAとりで総合医療センター
新型コロナウイルスの感染が再拡大している。3月末から4月にかけて院内感染が確認された茨城県南地域の中核病院、JAとりで総合医療センター(取手市本郷)は、手探り状態の中で治療と対策に取り組んできた。冨満(とみみつ)弘之院長(54)に当時を振り返ってもらうとともに、今後の注意点を聞いた。当時、副院長として最前線で対応した冨満院長は「正しく理解し、正しく恐れること」や、PCR検査の拡充が大切と訴え、コロナと共に生きる「ウィズコロナ」の必要性を強調した。

■手探りの診療
-当時、院内感染が起きた主な原因は。

当院は感染症指定医療機関であり、新型コロナウイルス感染症に対しても1月から対策を始めていた。だが、それにもかかわらず院内感染を起こしてしまった。当時はPCR検査ができない状況。新規の感染症であり、経路や感染者の症状、病気の進行、治療法など全てが分からない状態だった。手探りで診療を行わなければならなかった。言い訳はできるが、院内感染が起きたので、われわれの予防策では不十分だったことは否定できない。このような事態となったことにおわび申し上げるとともに、亡くなられた方に対し心よりご冥福をお祈りします。

■励ましが勇気に
-病院内の様子とその後の経過は。

医師や看護師らも感染し、病院内の安全を守るために150人ほどの接触者を自宅待機させることになり、大混乱となった。国立感染症研究所や保健所と協力しながら少しずつPCR検査を行い、病院内での安全区域の確認を進めた。マスクなどの医療物資が少ない中、効率性を重視しながら防護レベルを高いところまで引き上げた。その結果、5月には院内感染の終息を発表できた。

-病院に対し中傷もあった。

院内感染を公表したことでさまざまな嫌なことがあった。逆に、多くの方々から励ましや支援も頂いた。激励の手紙、日常品や医療物資(の提供)、寄付などだ。これらの支援のおかげで何とか乗り切ることができた。励ましの声が職員一人一人に勇気を与えてくれたと感じている。

■PCR浸透を
-今、再び感染者が増加傾向にある。

現在、若年層を中心に感染者が急速に増え、地方への感染も拡大している。しばらくは収束が困難と思われる。うまく対処しながら生活する「ウィズコロナ」を考える必要がある。さらに、PCR検査が広く浸透していかなければならない。一貫して、一人一人が(コロナを)正しく理解し、正しく恐れることだ。マスクの着用、消毒、3密を避けることなど、ワクチンや治療法ができるまではこれを徹底していくことが必要だろう。

-病院として今後は。

この3、4カ月の闘いを通じ学んだことを生かしていくことが必要。当院はこの困難の中、職員に団結が生まれ、一丸となり難局を乗り切ることができた。あの苦しみの中で培ったものを糧とし、これからも職員一同、協力しながら前に進んでいきたい。

取手市、気候非常事態宣言 県内初 

火曜日, 8月 4th, 2020

取手市、気候非常事態宣言 温暖化対策 再生エネ導入や啓発 県内初

毎日新聞2020年8月4日

取手市は3日、地球温暖化対策に取り組む決意を表明する「気候非常事態宣言」を行った。この宣言を行う国や地域は世界に広がり国内でもこれまで延べ26自治体が表明しているが、県内では初。今後は宣言に基づき、再生可能エネルギーの導入や市民への啓発活動などを進める。【宮田哲】

市によると、同宣言は2016年にオーストラリア・デアビン市から始まった。宣言により、温暖化問題への市民の関心を高め、行政、市民挙げて二酸化炭素(CO2)削減のための行動を加速させるのが狙いだ。

宣言では、気候変動による気象災害の多発が「深刻な脅威」になっているとして、「私たちの日々の行動」が気候変動を「引き起こしている」と指摘。方針として「Reduce(ごみを減らす)」など循環型社会を作るための「4R行動」を推進し、2050年のCO2排出量を実質ゼロにする取り組みを進めると明記した。

市は具体的施策として、再生可能エネルギーの公共施設への導入を推進。つる性の植物を茂らせて直射日光を遮る「緑のカーテン」も節電効果が期待できるとして、公共施設への設置や市民・事業所への普及を進める。また庁内で職員が取り組む温暖化対策も今年度中にまとめる。

今回の宣言は、藤井信吾市長の温暖化問題への強い思いがきっかけになったという。藤井市長は宣言表明後、「地球をいじめてしまうと、子や孫にいい状態で引き継げない。持続可能な地球を引き継ぐために、私たちにもできることがある。気を引き締めて取り組みたい」と話した。


 

2050年までにCO2実質ゼロへ「気候非常事態宣言」 茨城・取手

産経新聞2020年8月4日

九州や東北地方の豪雨災害など異常気象が続く中、茨城県取手市は3日、温暖化対策に総力を挙げて取り組む決意を示す「気候非常事態宣言」を表明した。宣言の表明は県内の自治体では初めて。異常気象は地球温暖化が原因とされ、持続可能な地域社会を構築する観点から、温暖化対策の必要性をアピールする狙いがある。(篠崎理)

宣言は2016年12月、豪州のデアビン市が表明して以来、パリやロンドン、ニューヨークなどに広がった。国内では昨年9月、長崎県壱岐市を皮切りに、長野県白馬村、神奈川県鎌倉市など26自治体(7月31日現在)が表明している。

猛暑や大型台風、集中豪雨などが各地で猛威を振るう中、取手市でも昨年秋の台風15、19号で浸水や倒木被害などが相次いだ。これを機に宣言の素案を作り、今年3月には市民意見公募を実施。4月に市長から市環境審議会へ諮問し7月に答申を受けていた。

宣言では、取手市でも利根川や小貝川の流域を抱えており、気候変動による気象災害は極めて深刻な脅威と指摘。対策として、再生可能エネルギーの推進▽2050年までに二酸化炭素の実質的な排出量ゼロ▽風水害に強いまちづくり▽気候変動対策について積極的に呼びかけ、同じ志を持つ人と手を結び連携する-などを掲げた。

取手市はこれらを実現するため、生ごみ処理機などの購入補助や公共施設への「緑のカーテン」の設置、防災訓練、市民や団体が環境学習講座を開く際に講師派遣の支援などを既に行っている。今後は市教育委員会と連携して小中学校での環境教育や同宣言に関する街頭での普及啓発キャンペーンなどを実施するとしている。

筑波大名誉教授(環境政策、地域経済学)で市環境審議会の氷鉋(ひがの)揚四郎会長は「一つの自治体であっても、宣言しないと世界に広がっていかない。そういう意味で大きな意義がある。宣言することで自治体が環境問題へのより強い意志を表明することになる」と強調する。

藤井信吾市長は「私たちのちょっとした行動の変革が地球単位で積み重なっていけば、どれだけ大きなことになるかということを考えてほしい」と呼びかけている。


取手市、気候非常事態を宣言 茨城県内初 CO2排出ゼロ目指す

茨城新聞2020年8月4日

記録的な大雨などによる自然災害が近年頻発していることを受け、取手市は3日、要因とされる地球温暖化への対策強化の決意を示す「気候非常事態宣言」を表明した。2050年の二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにするため、市が率先し削減に取り組んでいく。茨城県内自治体で同宣言の表明は初。

市によると、気候非常事態宣言は世界中で1700以上の国や地域が行っており、国内では昨年、長崎県壱岐市が初めて表明。その後、神奈川県や東京都多摩市などが続き、現在、共同宣言を含めて26自治体が表明している。

同市はこれまで環境保全として、公共施設への太陽光発電の導入、生ごみ処理機の購入補助などの取り組みを行ってきた。同市は利根川や小貝川の流域に位置することから、近年の状況を受け、自然災害を市民生活に多大な被害をもたらす深刻な脅威と認識し、今回の宣言となった。

宣言を受け市は、今後、地球温暖化防止実行計画を来年3月までに策定する。そのための庁内プロジェクトチームを誕生させ検討していく。また、市民に対しては、ごみの削減や再生利用の必要性など、環境保全意識の向上をさらに呼び掛ける。

同日は、藤井信吾市長と筑波大名誉教授で市環境審議会の氷鉋揚四郎会長が会見。藤井市長は「気候はすでに非常事態。危機感を共有していきたい」と話し、氷鉋会長は「市民に周知し温暖化に対する取り組みを進めてほしい」と話した。

男の気持ち やっとわかった 

日曜日, 8月 2nd, 2020

男の気持ち やっとわかった 

毎日新聞2020年8月2日

 昔の人が言ったことは正しいことが多い。

 「若いうちに読書を。なかでも大作に挑め」と、よく聞かされていた。柔軟性のある若い心には名作が効くのかな、と能天気に解釈していたが、そんな甘いものではなかった。実際には目がショボショボして読み続けることができなくなるのだ。この年齢になって初めて、納得できた。

 「老眼になったら読みたい本も読めなくなるぞ」とストレートに脅かしてくれればよかったのに。夕方になると誤読を連発し、1文字違いでとんでもないストーリーになる。「えっ、まさか」と読み返して誤読に気付き、1人でツッコんで笑う。はたから見たら不気味なおじいさんだ。

 約束のある店をインターネットで検索するが、住所も連絡先の電話番号も小さくて見えない。途方に暮れ、半べそをかきながら画面に見入っているうちに簡単に拡大できることに気付き、ホッとする。父が昔、よく賞味期限切れのものを冷蔵庫に放置していたが、あれは見えなかったのかと合点した。あのとき、邪険にしてごめんなさい。

 初めての体験は、私を謙虚にしてくれる。

取手市の10代男子大学生 新型コロナウイルス感染症

土曜日, 8月 1st, 2020

茨城新聞 20200731

茨城県と水戸市は30日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計12人確認されたと発表した。水戸市泉町3丁目のキャバクラ「CLUB Wayne(クラブウェイン)」の関連では、従業員の20代女性1人の感染が新たに判明し、同店関係の感染者は計5人となった。高橋靖市長は「クラスター(感染者集団)の発生と認識している」とし、県と協力して対策を進める方針。県内の累計感染者は280人となった。

新規感染者の増加に伴い、県独自の判断指標のうち「1日当たりの陽性者数」と「陽性率」の県内感染状況に関する2項目が同日、警戒度が2番目に高い「ステージ3」に上がった。

同店について、市は感染が確認された従業員らの行動歴などを調べている。これまで従業員14人にPCR検査を実施した。同日までに利用客ら約30人から相談を受けており、順次、検査や健康観察を行っていく。疫学的観点から7月1日以降に同店を利用した人に連絡を呼び掛けている。

ほかに、いずれも水戸市の20代無職男性2人と30代無職男性は、28、29日に感染が確認された同市の30代無職男性2人の友人。県や市によると、5人は7月中旬、10人ほどで市外でバーベキューをしていた。残りの4~5人は市のPCR検査で全員陰性だった。

茨城町の70代農業男性は、27日に感染判明した水戸市の70代男性の知人。農業男性は茨城町下土師のカラオケハウス「みや」の従業員で、同町小堤の喫茶店「窓」をよく利用していた。本人の意向もあり県は店名を公表、県中央保健所で利用客の相談を受け付ける。

つくばみらい市の40代男性は、29日に感染が報告されたつくば市の50代男性と今月下旬に仕事で接触があった。取手市の10代男子大学生は、今月11日に土浦市のライブハウス「土浦Club GOLD」を利用。

つくば市の20代会社員男性は今月下旬に都内で友人と会食。守谷市の40代会社員男性は今月中旬以降、仕事で千葉県内を複数回訪れていた。

ほかに東海村の50代と60代の無職男性2人、行方市の50代自営業男性。

県によると、新型コロナ感染者5人が30日までに回復し、退院や宿泊療養施設から退所するなどした。県内の退院・退所などは計206人となった。

また、ニトリは30日、水戸店の従業員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日に水戸市の検査で陽性が判明している。27日まで出勤していたが、他の従業員や客との濃厚接触はないという。

■県内感染確認者
280人(前日比+12人)
うち死者 10人
退院・退所等  206人
(県発表、30日午後10時現在)

東京地検特捜部長就任 取手市出身

土曜日, 8月 1st, 2020

「誠実に地道に」 特捜部長が抱負 東京地検

毎日新聞 2020年8月1日

 東京地検特捜部長に31日付で就任した新河隆志氏(55)が報道各社の取材に応じ、「派手な所作はいらない。ひたすら誠実に地道に真相解明したい」と抱負を述べた。

 新河氏は茨城県取手市出身で早大卒。1994年に検事に任官し、東京地検特捜部副部長や特別公判部長などを務めた。特捜部には大阪地検を含めて通算10年近く在籍し、東京地検特捜部では、医療法人「徳洲会」グループを巡る公職選挙法違反事件などの捜査に携わった。

 検察と政治の関係を問われると、「検察の仕事が国民に信頼されるには、政治との間は相当な距離が必要だ」と述べた。

取手市議会ICT化巡り意見交換 上田市と

木曜日, 7月 30th, 2020

茨城新聞 20200730

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取手市ご当地ナンバー 初回限定で希望番号

水曜日, 7月 29th, 2020

茨城新聞 2020年7月29日

取手市ご当地ナンバー 初回限定で希望番号 8月から受け付け

取手市が市制施行50周年記念事業の一環として、9月1日から交付を始める原付き自転車などの「ご当地ナンバープレート」について、同市は8月3日から、希望ナンバーを受け付ける

女の気持ち お大切に 

火曜日, 7月 28th, 2020

女の気持ち お大切に 

毎日新聞2020年7月28日 

 コロナ禍でオープンカレッジもほかの講座も中止になった。高齢者が感染すると重症化しやすいという。ここは我慢するしかなく、おとなしく家にいる。

 しかし、事態は収まらずに長引き、街に人が戻っている。通勤通学や店舗の営業も再開、外食や買い物をする客でにぎわう地域がある。当たり前のように乗っていた電車に、もう4カ月以上乗っていない私は、街行く人々がちょっとうらやましい。

 そうしたなか、中断されていた講座の最終回を実施するという連絡がきた。大好きな「コラムを書いてみよう」講座である。課題をこなすのも、それを筆記するのも大変だけれど、T先生の講評がうれしく、誤字脱字や的外れなことも恐れず提出していた。

 講評で、自分の言いたかったことや、そのときの思いに気付かされた。T先生の新聞記者時代の話は面白く、社会へのまなざしや本、映画についての話も興味深かった。若いころ夢中になった本の世界がよみがえることもあり、とてもうれしかった。

 それなのに、私は電車に乗る勇気がなく講座を欠席してしまった。後で、先生の健康上の理由で担当はその日が最後だったと知った。出席すればよかったと後悔している。今は先生のご回復を願うばかりだ。

 お会いしたい。ぜひまた、お話を聴きたいです。どうぞお大切に。

古民家再生協会の茨城第三支部発足 取手で設立総会

月曜日, 7月 27th, 2020

茨城新聞 2020年7月26日

古民家を活用したまちづくりを目指し、全国古民家再生協会(東京都、山中美登樹理事長)の茨城第三支部(取手市、久保田好正支部長)が21日、発足した。主に取手や龍ケ崎、利根など、県南地域に残る古民家の活用を探っていく。