名主であった吉田家の豪農ぶりが分かる江戸時代末期の貴重な文化財が
平成21年11月3日、旧吉田家住宅は歴史公園として一般公開を開始しました
長屋門に植えられたさくらは春になるとこのように・・・写真
吉田邸 柏市によれば。。。
現在43代続く名家で、吉田家の家伝によれば、一族の祖は平安時代の当地域の領主であった
相馬氏一門に連なるものであったと言われています。
江戸時代の古文書には、吉田家は主に農業を営みながら名主として栄えたと記載されており、
幕府や領主の命に従い村内の諸事全般を取り仕切っていたことが分かります。
江戸時代中期頃からは金融や穀物売買等の事業を開始し、
地域の特産となる醤油醸造業も手がけるようになりました。
また、文政9年(1826)には、関東4か所にある幕府直轄の 牧の一つ「小金牧」の目付け
牧士<士分格の役職。世襲で代々勤め、名字帯刀、乗馬、鉄砲所持が認められた。>任命され、
以降4代にわたり牧の経営に関わりました。
明治から昭和にかけてはその財力を活かし事業家として活動しますが、
これだけにとどまらず,登山やスキーなどスポーツの振興に尽くしました。
現在でも、自然環境の保全や スポーツの振興に尽力されています。