桜川市がフェイスブック開設 イベントや観光物産PR ~茨城新聞20120126~
桜川市は、県内で初めてインターネットの交流サイト「フェイスブック」に市のページを開設した。当面はイベントや市のPR、物産・特産品、キャンペーンなどの情報発信に利用する方針だ。17日から運用し、すでに常時サイトを訪問するファンが108人(24日現在)になり、その中心が30〜40代の男性。同市情報政策課では「これまで市政に関心の薄い層にも情報を発信できる」と話していた。
フェイスブックは、ホームページやブログに比べると、実名によるリアルタイムの情報交換ができるのが特徴という。同市では、市の新鮮な情報をいち早く同市に興味を持った人たちに届けるため、市のフェイスブックページを立ち上げた。
トップページは、同市のホームページを使い、市のさまざまな情報にアクセスできる。ウォールと呼ばれる場所には、同市から新鮮な情報を提供していくという。
フェイスブックの閲覧者は、ウォール上の「いいね」ボタンを押すことでファンに登録され、意見を書き込むことができるようになる。同市情報政策課では「ファンを囲い込むことで、桜川市に興味を持つ人を増やしていくことができる」とする。2月4日から「真壁のひなまつり」も開幕し、ひなまつりに関する情報もリアルタイムで発信することで、さらにファンの増加を期待している。
昨年の東日本大震災では、電話などの通信網は寸断状態だったが、フェイスブックなどの交流サイトなどが被災地の情報発信に力を発揮した。同課では「外部情報をどう生かすかが課題。災害時の対応でフェイスブックを活用できるか、研究したい」と話している。