Archive for 7月 8th, 2015

取手署がコンビニ店員らに感謝状

水曜日, 7月 8th, 2015

ニセ電話詐欺防止で運転手と店員に感謝状 
常陽新聞 2015年07月08日

取手署がコンビニ店員らに感謝状
ニセ電話詐欺被害防止の感謝状を手にする浅田正三さん、小島公男さん、関紀子さん(左から)

 取手警察署(吉村毅署長)は6日、ニセ電話詐欺被害を未然に防止した取手市内のタクシー運転手浅田正三さん(68)とセブンイレブン藤代駅南口店店長の小島公男さん(41)、同店のアルバイト店員の関紀子さん(47)の3人に感謝状を贈呈した。

 同署によると、5月29日に同市内在住の女性(83)が、自宅から浅田さん運転のタクシーに乗り、市内の郵便局に向かい現金200万円を預金口座から引き出した。郵便局からコンビニ店を経て女性の自宅に向かう車内での会話で女性が「東日本大震災の支援金名目の名義貸し」の件に触れ「相手から『名義貸しは犯罪』と言われて、『200万円送れ』と言われた。お金を送らないと警察沙汰になってしまう」と話した。

 会話を聞いた浅田さんはニセ電話詐欺と直感し、タクシーが女性の自宅に到着した際に同署に110番通報した。小島さんらは、店内で女性が現金送付に使う茶封筒を買いに来た際に、女性が「200万円を送るので茶封筒を買いたい」と関さんに尋ねたので不審に思い、関さんが「ニセ電話詐欺じゃないですか」と声を掛け、110番通報。署員が女性から事情を聞いたところ、詐欺と分かり、送金を未然に防いだ。

 浅田さんは「お年寄りがタクシーをよく利用し、行先はスーパーや銀行が多い。銀行に行くときは努めて声を掛けるようにしている」と話した。

リーダー育む授業公開に500人 江戸川学園取手小

水曜日, 7月 8th, 2015

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リーダー育む授業公開に500人 江戸川学園取手小
常陽新聞 2015年07月08日

江戸川学園取手小オープンスクール
リーダーシッププログラムを取り入れた1年1組の道徳の授業=取手市野々井の江戸川学園取手小学校

 心豊かなリーダーの育成を教育理念に掲げる江戸川学園取手小学校(取手市野々井、若林富男校長)のオープンスクールが4日、同校で開かれた。入学を検討する親子や児童の保護者ら約500人が参加、リーダーシッププログラムを取り入れた道徳の授業などを見学したり、放課後開講しているアフタースクールを実際に体験したりした。

 2014年に開校した同校は4月から、ベストセラー書籍『7つの習慣』に基づいた学校改革プログラム「リーダー・イン・ミー」を取り入れ、子どもたちのリーダーシップ育成を図っている。今回はふだんの児童の学校生活を見てもらうとともに、児童のリーダーシップ強化イベントとして実施した。

 1年1組の道徳の授業「まいにちのせいかつ」では、良い習慣と悪い習慣がテーマ。子どもたちは「前の日にしたくをする」「なんでも食べる」といった良い習慣ができているかどうかを自分でチェック。「悪い習慣を良い習慣に変えるには、小さなできることを続けること」という先生の言葉に元気よくうなずいていた。

 4歳の女の子と見学に訪れた母親は、「子どもたちがとてもしっかりして、先生の話を聞けていることに感心した。日々の指導が行き届いていると思った」と話していた。

 アフタースクール体験では、同校で行っている18講座のうち英語や理科実験、ダンスなど5講座を開講。参加者は親子でスライム作りに取り組んだり、子どもが英語の歌やマット運動に挑戦したりと、体験を楽しんだ。

 校内では3年生の児童が、進んで案内を担う姿も見られた。松浦大都くんは生活科室を案内、「ここには茶釜があり、アフタースクールの時に使います」などとはきはきした声で説明した。

 若林校長は「子どもたちが生き生きと進んで行動している姿をご覧いただけたと思う。今後も教員が後押しし、子どもたちがより前面に出て活動していくようサポートしたい」と話していた。

水海道有料道と若草大橋が期間限定無料化

水曜日, 7月 8th, 2015

水海道有料道と若草大橋、18日から夏の無料化
常陽新聞 2015年07月07日

 水海道有料道路(常総市豊岡町―小山戸町間2・4キロ)と若草大橋有料道路(利根町加納新田―千葉県栄町北間1・7キロ)が18日から8月31日までの45日間、通行無料になる。

 夏の観光客を増やし地域活性化と新たな利用者の掘り起こしを図ろうと、国の地方創生交付金を活用して県と県道路公社が無料化を実施する。事業費は計約2588万円。

 水海道有料道路は鬼怒川をはさむ国道354号バイパスで、1日当たりの通行量は2014年度実績で2250台、若草大橋は利根川に架かる橋で、通行量は970台と、いずれも計画当初の想定を下回っている。

 県道路維持課によると、過去に無料化した実績から、今回の無料化により水海道は4・5倍、若草大橋は2・9倍の通行量を想定している。いずれも千葉県方面などからの観光客誘客が期待されるという。

つくばと名古屋間に深夜高速バス運行

水曜日, 7月 8th, 2015

つくばと名古屋間に深夜高速バス 18日から茨交運行
常陽新聞 2015年07月07日

 茨城交通(本社水戸市)は、つくば駅前のつくばセンターなどと名古屋駅を結ぶ深夜高速路線バスを18日から運行する。

 トヨタグループや航空宇宙機器企業群、名古屋大学など、企業や教育研究機関が集積する名古屋と、つくば、日立市、東海村など研究施設や企業が集積する茨城県を結ぶ便で、ビジネスや学術の交流促進のほか、観光誘客増が期待される。

 運行ダイヤは、名古屋行きが、つくばセンターを午後11時58分発、翌朝6時39分名古屋駅着。つくば・水戸・日立行きは、名古屋駅を午後11時30分発、翌朝午前6時5分つくばセンター着。料金はつくばセンター―名古屋間が4000円~8000円(大人、片道)で曜日などによって変動する。

 車両の座席は38席、予約制。女性専用席(8席)やトイレなどもある。乗車券は乗車日の1カ月前からインターネット(ハイウェイバスドットコム)やコンビニ、茨城交通高速バス予約センター(電話029・309・5381)などで販売する。

県南市町村初?取手市主導で側溝清掃へ

水曜日, 7月 8th, 2015

取手市主導で側溝清掃へ  高齢住民が要望、市長公約
常陽新聞 20150708

取手市は地域住民が高齢化し町内会や自治会で道路側溝の清掃を続けることができなくなっているため、住民に代わって市内全域の市道側溝の清掃や補修を引き受けようと、市道側溝の一斉点検を始めた。市ではこれまで、市道を管理する市が、町内会や自治会などに協力を求め、住民自身が側溝の清掃をしてきた。市によると、市主導で清掃を実施するのは県南市町村で例がないという。

 市職員延べ204人が今月末までに、側溝がある市道計約400キロを点検し、側溝やふたの破損、たわみのほか、泥の堆積量などを点検。9月から泥の除去と清掃、破損箇所の補修などを実施する。

 市は2011年の福島第1原発事故後、市全域で除染作業を実施した。側溝の清掃で出る泥の放射能濃度が比較的高く、捨てることができなくなったため、住民に側溝の清掃をしないよう要請し、代わって市の委託業者が清掃を実施した。当時除去した側溝の泥は、現在も仮置き場に保管してあるという。

 昨年9月に住宅地の放射能除染がすべて終了。再び町内会や自治会に側溝の清掃を依頼したところ、市政懇談会などで「高齢化し側溝の清掃をすることが難しくなっている」などの声が相次いだ。住民の要望を受け、今年4月の市長選で3選を果たした現職の藤井信吾市長が市主導による側溝清掃を公約に掲げ、当選後の6月議会で2800万円の清掃・補修費用を計上し実施が決まった。

 一方予算が限られていることから、破損がひどい場所や泥の堆積が多い場所から優先して補修や清掃を実施していく。

 一斉点検がスタートした2日は、担当の建設部管理課のほか各課から職員が出て、6班に分かれて市内各地の住宅地などの側溝を点検。今月中は毎日10人以上が現場に出て点検を続けるという。