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「もっくり、しゃくり」と、五穀豊穣

火曜日, 1月 20th, 2015

「もっくり、しゃくり」 子孫繁栄を祈願 取手で神事 東京新聞20150119

取手市野々井の白山神社で十八日、子孫繁栄を願う新年の伝統行事

「もっくり、しゃくり」と、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「おびしゃ」の神事があった。

「もっくり、しゃくり」は拝殿で実施された。

介添え役の大人を従えた男児二人が、氏子たちの手拍子と、

「もっくり、しゃくり、ずーい」の掛け声とともに、神職の持つ二つのおわんにお神酒を注いだ。

神職は、お神酒を混ぜ合わせて飲み干し、氏子と一緒に子孫繁栄を祈願した。

境内では、カラスを描いた的と空を目がけ、旧集落を意味する四つの弓で八本の矢を放ち、

豊凶を占う「おびしゃ」が行われた。

神職が放った矢や、射抜かれた的を手にすると「豊作間違いなし」とあって、

氏子らは競うようにして矢や的を拾っていた。

「取手アート不動産」第1号がお披露目されました

月曜日, 12月 1st, 2014

「取手アート不動産」第1号お披露目 空き家をおしゃれな空間に 東京新聞20141130

取手市と市民、東京芸大で構成する「取手アートプロジェクト」(TAP)が、

市内の空き家をTAPの若手アーティストのアイデアで芸術的な空間にして貸し出す

「取手アート不動産」の第1号住宅が完成し、28日に披露された。

改修したのは、戸頭6にある築40年の木造2階建て住宅で、陶芸窯付きのアトリエ兼住宅に生まれ変わった。

借り主の陶芸家の希望で、階下の和室を板張りの天井と床のアトリエにし、

リビングはギャラリーに。アトリエ前の庭には、広さ約8平方メートルの窯小屋を設けた。

外観は平凡な住宅だが、渋い色の合板仕上げの階下天井にダウンライトを付けるなど、

内部はしゃれた空間。窯小屋は、外壁下部に透明な合成樹脂を張り、

夜間、窯に火を入れる陶芸家の姿が見られる工夫も施されている。

「取手アート不動産」は、TAPが民間企業と一緒に、

国土交通省の「住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業」の事業者になって進める事業。

空き家オーナーと若手アーティスト、借り主を結びつけ、空き家を新たな生活の場に再生する。

「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」2015.3.11「民謡の集い」

土曜日, 11月 15th, 2014

交流の集い 3周年 原発事故で取手に避難 東京新聞20141113

東京電力福島第一原発事故で福島県から取手市に避難してきた人の集まり

「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」が今月、結成三周年を迎える。

最盛期に約七十人いたメンバーは、転居するなどして現在は約三十人。

初代代表で、最長老の古内忠世さん(86)も来春、焼失した寺の再建のため南相馬市に戻る。

東日本大震災、原発事故から半年後、市内の戸頭団地の地域交流活動拠点

「戸頭おやすみ処」で、古内さんと地元町会の若松八郎さん(71)が出会ったのが「集い」発足のきっかけ。

古内さんから、見知らぬ土地で悩みを抱えて生活する避難者の話を聞いた若松さんが交流会を提案した。

食事の調理など、地域の人がボランティアで協力。

古内さんや、同郷の三浦邦夫さん(70)らを中心に、

二〇一一年十一月から毎月第三土曜日に集まり、

福島弁で世間話をして励まし合ってきた。

現在、代表を務めるのは若松さん。

三周年の節目、三十一回目となる十五日の集いは、市立老人福祉センターさくら荘で「芋煮会」を開く。

浪江町出身者が、市内の自分の畑で栽培したサト芋や白菜を提供。

ハーモニカ愛好グループの演奏もある。

市内の団地、アパートには原発周辺から約七十人が避難していたが、

すでに約半数が市外や、福島県内の仮設住宅などに転居した。

古内さんは来年四月、長男夫婦が住む南相馬市の仮設住宅に移る。

檀家(だんか)責任総代を務める寺の復興のためだ。

寺は古内さんの自宅と同様、避難指示解除準備区域にある。

指示解除は一六年四月の予定で、「それまでに再建できれば」と希望を語る。

震災、原発事故から丸四年の来年の三月十一日には、

取手市民会館で「民謡の集い」を開催する。

「浪江出身の原田直之(民謡歌手)の新相馬節を聞き、

戸頭公園の満開の桜を見てから福島へ帰る。そ

れには、元気でいなければなんねぇから」。

取手で出会った仲間との別れの春に向け、古内さんは毎日約二キロのウオーキングを続けている。

ヘイケボタルの灯消える 取手の米ノ井地区

火曜日, 9月 9th, 2014

東京新聞 20140908

休耕田などを畑にする民間の大規模埋め立て工事が進む取手市米ノ井地区で、

ヘイケボタルがほぼ全滅したことが5日、市民団体「利根川の水と自然を守る取手連絡会」の調べで分かった。

生息地の保全活動を続けてきた武藤千鶴子代表は「心配していたことが現実になり、残念」と肩を落としている。

連絡会によると、米ノ井地区は、三カ所のわき水を水源とする小川が谷津田の休耕田に流れ込んで湿地化し、

6月下旬から9月上旬のシーズン中、最盛期には千匹ほどのヘイケボタルが飛び交った。

しかし、今年は一匹も確認されなかったという。

2011年3月、市議会に小川の保全を陳情した。

本格的な埋め立て工事が開始された一三年には、市に生息地の保全を要望。

さらに今年3月、ホタルが生息する市管理の小川が大量の土砂で埋められたため、

6月に埋め立て中止と、昆虫やメダカなどの希少類が生存できる環境を保全するよう市に要望していた。

これを受け、市は民間業者を指導。三カ所の小川のうち、埋め立て地内の北側の小川

(幅約一メートル、長さ約二百メートル)を、手作業で掘り下げ、

拡幅して「ホタル生息地」として整備させた。

だが、連絡会によると、大雨のたびに盛り土から土砂が流れ込んでいたという。

武藤代表は「埋め立て工事で、ヨシやアシなど湿地帯の生態系全体が壊れてしまった。

ヘイケボタルは『生息地』に移ることなく、姿を消してしまった。

来年も姿を現すことはないでしょう」とみている。

特大絵本すっぽり 貸し出し袋手作り 取手 図書館ボランティアら

火曜日, 8月 19th, 2014

東京新聞 20140816

取手市藤代の市立ふじしろ図書館で活動するボランティア団体

「布絵本の会 いないいないばあ」(馬場晴子代表)が、

特大絵本の貸し出し用布袋を手作りし、図書館に寄贈した。

縦五十八センチ、横四十二センチの特大絵本は、ゼロ~五歳ぐらいの乳幼児を対象とした読み聞かせ用。

図書館では約七十冊を所蔵し、重いので布袋に入れて貸し出している。

布袋が不足しているとの話を聞いた会のメンバーらが、寄贈を計画。

持ち寄った布切れを使い二週間で六袋を製作、図書館が用意した持ち手のひもを取り付けて完成させた。

特大絵本は、広い場所で読み聞かせするケースが多く、持ち運びに布袋は欠かせない。

図書館の担当者は「一冊ごとに袋に入れているので助かる。

利用者にも大変喜ばれている」と感謝している。

会の主な活動は、乳幼児の手や脳の発達に有効とされる布絵本作り。

ボランティアの一環で、蔵書のソフトカバーや図書館ホームページのロゴを作ったり、布絵本講座を開催したりしている。

80歳の声楽家「わが道」歌う 取手の南畝幸子さん 26日に傘寿コンサート

金曜日, 7月 11th, 2014

東京新聞 20140709

9日に80歳の誕生日を迎える取手市在住の声楽家南畝幸子(のうねゆきこ)さんが26日、

千葉県柏市で「傘寿記念コンサート~仲間たちと共に~」を開く。

傘寿の節目を知った取手市少年少女合唱団の教え子や、地元の声楽家仲間たちが企画。

最後に合唱団出身の作曲家台信(だいのぶ)遼さんが、南畝さんのために作曲した「わが道」を披露する。 (坂入基之)
南畝さんは大阪府高槻市の出身。東京芸術大で声楽を学んだ後、フランスとイタリアに留学し、オペラやコンサートなどに出演。

三十代後半で帰国した後に、胃を全部摘出する大病を患って活動から退いた。

しかし、声楽への思いは断ち切れず、執刀医の「歌うことは体にいい」との勧めもあって、

こわごわながら再び歌い始めた。

牛久市内で開く恒例のクリスマスコンサートなどで、歌声を年数回披露している。

取手市少年少女合唱団を長年指導するなど、地域の音楽文化向上にも尽力。

現在も取手市音楽協会の名誉会長として活動を続けている。

「歌うことが健康法」という南畝さんは、毎日、二時間半のレッスンを欠かさない。

先月は市内でミニコンサートを開き、マイクを使わず伸びやかな歌声で、イタリアの歌曲などを披露した。

傘寿記念コンサートは午後二時から、千葉県柏市のアミュゼ柏クリスタルホールで。

一般二千五百円、小・中学生千円。問い合わせは、コンサート事務局「和(なごみ)の会」=電0297(72)1388=へ。

空き家を芸術的に取手アート不動産

木曜日, 4月 10th, 2014

東京新聞 20140410

空き家を再生 アートな住宅に TAPが取手で事業スタート

取手市を芸術の街にしようと活動する「取手アートプロジェクト」(TAP)が、

空き家を芸術的な空間にして貸し出す「取手アート不動産」事業を始めた。

民間企業と連携した取り組みで、若手アーティストがアイデアを出す。

TAPでは「日々を過ごす家にアートが取り入れられると、新たな暮らしが生まれ、

街の風景も変わってゆく」と波及効果を期待している。 (坂入基之)

TAPは1999年に市、市民、東京芸大で設立。

数多くの芸術に触れる場を演出しており、団地住民をつなぐ「アートのある団地」、

田園地帯で農業と芸術の融合を目指す「半農半芸」などの企画を仕掛けてきた。

活動の延長線が今回の「取手アート不動産」。

昨年、国土交通省が空き家対策で公募した「住宅ストック活用・リフォーム推進事業」に、

団地の改修などを手がける民間企業「オープン・エー」(本社・東京都)と一緒に応募し事業者になった。

空き家のオーナーと若手アーティスト、アートな暮らしを求める借り主を結び付け、

空き家を新たな生活の場に再生する。

対象地域は、いずれも都市再生機構(UR)の大型団地のある戸頭地区と井野地区。

TAPの調査では、両地区で一戸建て住宅約百戸が空き家状態で、取扱物件の増加が見込まれる。

入居者募集の第一号物件は戸頭の二階建て住宅(約九十二平方メートル)で、

家賃は月額六万五千円。TAP側は、和室の床をくりぬいて掘りごたつ風にするなどのプランを提案している。

「取手アート不動産」の運営は、国交省からの補助金でまかなわれるため、改修プラン提案料などは無料。

TAPのアート不動産担当者は「取手を自由な感性とともに暮らせる地域にしたい」としている。

ゆめあかり3.11義援金409412円 贈呈式

日曜日, 3月 16th, 2014

毎日新聞 20140317

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産経新聞 20140317

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東京新聞 20140317

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震災孤児支援 募金に託す 取手の写真家 平林さんに40万円 20140316
東日本大震災で父母を失った震災孤児を支援している取手市在住の写真家平林克己さん(40)に

十五日、キャンドルイベント「ゆめあかり3・11」に市民から寄せられた浄財約四十万円が寄託された。

「ゆめあかり3・11」は市内で八日、行われた。主催の主婦グループ「ゆめまっぷの会」(雨宮由利子代表)は、

このイベントに賛同し「東北に昇る希望の『陽(はる)』の写真展in取手」を開催した平林さんが、

震災孤児支援の募金を呼びかけていることを知り、浄財を寄託することにした。

平林さんは集めた寄付を、建築家安藤忠雄さんが実行委員長を務め、

岩手、宮城、福島県の震災孤児に育英資金を贈っている「桃・柿育英会」に寄託している。

この日、写真展が開かれている取手市役所藤代庁舎一階ロビーで、中国・上海で同時開催中の写真展のため、

不在の平林さんに代わり、同展実行委員会の宮島淳委員長(40)に、雨宮代表から浄財が渡された。

平林さんは電話を通じて「これまでの思いがようやく通じたようで本当にうれしい。

こうした動きが全国に広がるよう、これからもがんばります」と話していた。 (坂入基之)

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ゆめあかり3.11 すべての『ゆめあかりびと』に「ありがとう」

日曜日, 3月 9th, 2014

東京新聞 20140310

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読売新聞読売新聞 20140310

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朝日新聞 20140310


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産経新聞 20140309

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毎日新聞 20140309

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茨城新聞 20140309

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常陽新聞 20140310

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とりで広報 20140315

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融雪剤、大雪で在庫ゼロ 取手市、急きょ発注も1週間待ち

水曜日, 2月 12th, 2014

融雪剤、大雪で在庫ゼロ 取手市、急きょ発注も1週間待ち 東京新聞 2014021

取手市は、坂道などの凍結を防ぐために散布する融雪剤約三百袋(一袋二十五キロ)を、

ここ数日の大雪で使い切り、十日には在庫ゼロの状態になった。

急きょ約三百六十袋を発注したが、一週間待ち。

担当者には、天気図を見ながら一喜一憂する日が続きそうだ。

取手市は起伏のある地形で坂道が多い。

このため市は、年間約三百袋の融雪剤を備蓄。

雪が降ると職員を緊急招集し、深夜から未明にかけ坂道などに散布してきた。

例年なら、融雪剤の散布量は約百袋前後という。

しかし、五日の雪で約五十袋を使用。八日の大雪では、市職員ら六十一人で市内二十カ所に約二百袋を散布した。

「災害時業務協定」を結ぶ市建設業協会の協力で主要道路などを除雪。

十日も約五十袋を散布、在庫を使い切った。

市は、今後の大雪も想定して約三百六十袋を発注した。

しかし、各地の融雪材需要を反映した品薄状態に、現物の到着は早くても一週間後。

再び大雪に見舞われたら、市建設業協会各社の在庫に頼るしかないのが実情だ。

市は、降雪のたびに応急処理本部を設置し、市建設業協会に協力を要請するが、

八日から連続三日間もの協力要請は今回が初めて。

防災担当の野口龍一総務部長も「勤務して三十数年たつがこんな事態は初めて。

市民の安心安全のため、一日も早く融雪剤を入手したい」としている。