Archive for 10月 6th, 2011

守谷市 団地まるごと太陽光発電

木曜日, 10月 6th, 2011

低炭素型まちづくり始動 ~常陽新聞20111006~

団地まるごと太陽光発電

つくばエクスプレス(TX)沿線の守谷市松並、工場跡地など約41・8㌶で、低炭素型住宅団地の造成が始まる。住宅約1000戸すべてに太陽光発電装置を設置できるようにし、団地全体で発電し余剰電力を売電するほか、セカンドカー(2台目の自家用車)として電気自動車をカーシェアリングしたり充電する「エコ・ステーション」を整備したり、公園や街路樹の落ち葉を堆肥化して市民農園に供給するなどの構想がある。 

住宅団地すべてに太陽光発電システムを装備し、街まるごと発電する構想は、今年5月、神奈川県藤沢市とパナソニックなどが発表し、注目されている。

守谷市松並土地区画整理事業(同組合施行)は、TX守谷駅から北約1㌔に、計画人口約5000人の住宅団地を造成する計画だ。

研磨材製造メーカー「クレトイシ」守谷工場が2008年に撤退後、跡地を三井不動産レジデンシャル(本社・東京都中央区)が購入。同社が、約42㌶のほぼ7割を所有する最大地権者となる。三井不動産はパナソニックの藤沢市スマートタウン構想にも加わっている。

各住宅は、耐久性があり再生可能な部材を使ったり、各戸で削減できた二酸化炭素量を確認できるようにするなどの構想もある。太陽光発電での二酸化炭素排出削減を含めて、各家の建設時から解体までの二酸化炭素の排出・削減収支をマイナスにするLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅を導入する予定だ。

事業区域内には電柱を設置せず、電線をすべて地中に埋設して美しい景観を保持する。公園の照明や街路灯、防犯灯などもすべてLED(発光ダイオード)とする計画。

区域内のほぼ中央には、江戸時代の松並木約90本が、約400㍍にわたって当時のまま残っているのも特徴だ。守谷藩が1620年に植林した松で、現在は市道となっている。区画整理事業では、幅11㍍の松並木を保存し、公園として再整備する。

総事業費は約129億3000万円。公共減歩率は49・45%。今年2月に都市計画決定され、6月に県から組合設立の認可を受けた。事業期間は今年6月から2016年3月まで。造成工事は年末に着工する予定。入居開始時期などは現時点で未定という 。

ひたち海浜公園でインフィオラータ開催

木曜日, 10月 6th, 2011

インフィオラータ 花びらで道路に絵--ひたち海浜公園20周年 ~毎日新聞20111006~
 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡)が開園20周年を迎えた5日、道路に花びらで絵を描く「インフィオラータ」制作が行われた。笑顔が絶えることがないようにとの願いを込めて、絵のテーマは「スマイル」。市民ら約40人が参加して5枚の絵を描いた。

 インフィオラータはイタリア語で「花のじゅうたん」の意味。同国ジェンツァーノ市の6月の花祭りで毎年お目見えする。神戸市では97年から阪神大震災からの復興を願う観光客参加型イベントとして続けられている。

 同公園の敷地は、かつて旧日本軍の飛行場や米軍の射爆撃場として利用された。返還以降は平和利用が進められ、公園は91年10月に開園。花やアトラクションを楽しむ観光拠点として、延べ約1800万人が来園した。

 この日は記念式典の後、東日本大震災からの復興と今後の平和を願い、参加者らがインフィオラータに挑戦。カーネーション9000本の花びらを使用して描いた。展示は10日まで。8日の午後1時と3時、みはらしの広場特別ステージで、インフィオラータ・プロジェクトサポーターで歌手の白井貴子さんがライブを行う。

製作中インフィオラータ海浜公園

完成品はひたち海浜公園HPで

アジアから応援メッセージ 取手市役所で展示

木曜日, 10月 6th, 2011

 

海外から応援メッセージ 取手市役所 ~産経新聞20111012~

 取手市役所の玄関ロビーに、東日本大震災の被災者に対する海外からの応援メッセージが書かれた大きな布が飾られている。

 同市の会社役員、竹田定昭さん(69)が、5月15日~6月30日、中国・チベットやインド、マレーシアの寺院を回り、現地にいたアジアをはじめヨーロッパや南北アメリカなど25カ国の57人に自国語でメッセージを書いてもらった。

 メッセージは布に隙間なく書かれ、「私たちはいつも被害者とともにあり、あなた方のために支援し、お祈りいたします」(マレーシア人)、「この困難で難しいとき、多くの有志と友が日本を助けます」(オーストリア人)、「日本の皆さんが迅速に復興することを信じています」(英国人)などと日本や被災者への思いがつづられている。

 同市役所での展示は今月14日まで。11月3日~12月6日にはJR藤代駅で展示される予定。

 

アジアから応援メッセージ 取手市役所で展示  ~毎日新聞20111005~

 「頑張れ福島」--。取手市役所玄関ロビーで、アジアの人々などが書いた東日本大震災の被災者へ贈るメッセージを集めた展示会が開かれている。同市新町の菓子卸業、竹田定昭さん(69)が5、6月に中国やインドなど4カ国を巡礼した際集めた寄せ書きで、「頑張ってください」「苦しみや悲しみを乗り越えて」など、31カ所で57人が、それぞれの母国語で記帳したメッセージがパネル写真とともに展示されている。

 竹田さんは当初、アジア諸国を歴訪するつもりだったが、大震災に心を痛め「巡礼の旅」に気持ちを切り替えて日本を出発。46日間かけて中国-ネパール-マレーシアなどを巡り、メッセージを大きな布(縦1・5メートル、横2メートル)に書いてもらったという。同展示は14日までで、藤代駅にある市藤代ギャラリーでも11月30日~12月6日まで展示する予定だ。

 

震災復興25カ国57人が応援文  ~常陽新聞20111104~

取手市新町6丁目の竹田さんが巡礼先で受け取る

東日本大震災後、アジア4カ国を旅行し、寺院など15カ所を巡礼した取手市の竹田定昭さん(69)が、巡礼先で受け取った25カ国57人の震災復興応援メッセージが3日から14日まで、同市寺田、取手市役所1階ロビーに展示されている。

縦横2㍍の白い布に「苦しいときも私たちはあなたと共にあります」「太陽は沈むだけではありません。必ず日は昇ります」「将来の子どもたちのために頑張ってください」などのメッセージが、英語や中国語などさまざまな言語で書かれている。巡礼先の中国・チベット寺院の僧侶や、インド・コルカタ、マザーテレサの家の司教などが寄せてくれたほか、巡礼先で出会った世界各国の旅行者から受け取ったという。

竹田さんは5月15日から6月30日まで45日間、大阪の友人と2人で、航空機や列車、バス、乗用車などを乗り継ぎながら、中国、ネパール、インド、マレーシアの4カ国を巡礼旅行した。

もともとチベット寺院を旅行する計画を立てていたが、3月11日の大震災を経験し、単なる旅行ではなく、2万人に及ぶ東北の死者・行方不明者を弔い、復興を祈願しようと旅立った。

中国・チベット自治州やネパールの仏教寺院、インドのヒンズー教寺院やカトリック教会、マレーシアのイスラム教モスクなどを訪れ、震災の被害者を弔い、復興を祈願した。その際に「日本の被災者に応援メッセージを書いて欲しい」と頼んだところ、多くの人が寄せてくれたという。

帰国後、8月23日から1週間、県庁2階ロビーで展示されたのに続いて、今回、取手市役所での展示となった。

メッセージが書かれた布地のほか、日本語に翻訳された言葉や、巡礼先で竹田さんが撮影した写真なども合わせて展示されている。11月30日から12月6日は同市の藤代ギャラリーにも展示される予定。

竹田さんは「外国の人も皆、日本の津波や原発事故のことを知っていて、巡礼先では多くの人から『希望を持って欲しい』というメッセージをもらった。日本人に寄せる外国人の気持ちを受け取ってほしい」と話している。